- Keiryo_tan
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メートル法のおこり
- 北極南極方向に伸びている(扁長)
- 赤道方向に膨れている(扁平)
【クイズ】フランス革命当時、新しい単位メートルを、人ごとに違う体の部分などではなく、すべての人が共有する地球から合理的に定めるよう、議会で主張した人を選んでください!
2016-09-07 08:28:49- ラボアジエ
- コンドルセ
- ロベスピエール
- ナポレオン
遅くなりました…。答え合わせです! 1問目の正解は「赤道方向に膨れている(扁平)」でした。 twitter.com/keiryo_tan/sta…
2016-09-07 23:02:55ニュートンは、地球を作る粒子が重心に向かって引き寄せられほぼ球形になると説明しました。また、自転による遠心力を考慮すれば、赤道付近が膨らんだ回転楕円体であると予想しました。
2016-09-07 23:03:45パリ天文台長のカッシーニは、当時の測量データから、緯度差1度あたりの子午線長は高緯度ほど短くなるため、北極南極方向に伸びた回転楕円体であると主張しました。理論とデータと対立ですね!
2016-09-07 23:05:44タイプミス
(誤)データと
(正)データの
天文観測で得られる天文緯度は、ジオイドの法線が赤道面と交わる角度です。単に「緯度」と言った場合、地理緯度のことを意味し、準拠楕円体の法線が赤道面と交わる角度です。
この二つの緯度には、地域により数秒程度の差があります。(鉛直線偏差)
その後、フランス政府の派遣により、ペルー・フランス・フィンランド北部で緯度差1度あたりの子午線長を測量。高緯度ほど長いことが分かり、結論としてニュートンの予想に軍配が上がりました。
2016-09-07 23:07:09地球の扁平率「(長半径 − 短半径) ÷ 長半径」は、約1/300と小さいので、外から見てもほぼ球形です。(外から見れるようになったのは20世紀!)
2016-09-07 23:15:24地球の形論争から半世紀下って18世紀末。フランスでは、革命を契機に、長さや重さの基準を統一することが提案されました。政治家タレーランによる提唱を受けて、科学者たちの委員会が検討し、メートル法の骨格ができあがりました!
2016-09-08 07:27:27コンドルセは委員会のメンバーで、数学者・思想家・政治家(議員)です。昔の人は何でもできたのか…。コンドルセは、すべての人が納得して受け入れられるように、自然物を基準にして新単位を定めることを訴えました。
2016-09-08 07:31:44メートルの長さは地球の北極から赤道までの子午線長の1000万分の1となり、体積・重さの単位もメートルに関連づけて決められました。(リットルは一辺1デシメートルの立方体の体積、キログラムは最大密度温度の水1リットルの重さ)
2016-09-08 07:34:05決めただけではメートルとキログラムの大きさが分かりません。スペイン南海岸バルセロナからパリを通ってフランス北海岸ダンケルクまでを測量することになりました。この使命を任されたのは二人の天文学者、ドゥランブルとメシェン!
2016-09-08 07:35:58二人は6年の歳月をかけてこの仕事を成し遂げます。1799年、測量結果をもとにメートルとキログラムを実現する白金製の標準器、(初代)メートル原器とキログラム原器が承認されました。
2016-09-08 07:41:08最終集計。1問目は、回答27票で正解率100パーセント!(初めて) 2問目は、回答54票で正解率11パーセント。コンドルセって知名度低いのかな…。
2016-09-08 07:56:16メートル法、世界の舞台へ
- 円柱
- 立方体
- 正六角柱
- 円錐台(プリン形)