- Uroak_Miku
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1)ずいぶん前になりますが小泉純一郎ブームのとき、自民党がこんなキャラクター商品を開発して売り出していました。シシローといいます。 pic.twitter.com/8SG8fVaiOX
2016-09-09 09:11:052)実在の著名人をキャラクター商品にするのはごくありふれた手法だと思ってきましたが、あるアメリカ人学者は驚いていました。
2016-09-09 09:11:593)「小泉が主体なのかシシローが主体なのかわからなくなるから」と論じていました。アニメの『攻殻機動隊』で、有機脳からしか生まれないはずの「ゴースト」(「魂」と同義らしい)がネット上のAIに芽生えて人間たちが衝撃を受ける感じかな。 pic.twitter.com/Y91PrG9QJm
2016-09-09 09:16:184)そんなこといってたら、いしいひさいちのまんがはどうなるのかな。彼が描く「タブチくん」は実在の野球選手・田淵幸一をモデルにしています。 pic.twitter.com/aS5jsHWFc7
2016-09-09 09:21:125)新聞の一コマまんがで政治家が戯画化されるように、実在の野球選手が戯画化されていました。 pic.twitter.com/hcVGwVOlGS
2016-09-09 09:23:466)朝日新聞で連載中の『ののちゃん』から。このタブチは出版社の編集さんをやっています。野球とはもともと無縁な人生を歩んでいるようです。 pic.twitter.com/fDKQtlPtjf
2016-09-09 09:26:248)「キャラクターが自律する」という現象については伊藤剛とかがすでに論じていますが、どれを読んでも腑に落ちませんでした。キャラクターの自律化は、背後にお仲間がたくさんいて自分はそこに帰属しているという感覚にこそ裏付けられていることがどういうわけか論じられない。
2016-09-09 09:31:0910)先に論じた、サイバーパンク映画では理由もなく日本語が画面に氾濫する(した)のは「ここは現実のしがらみやモラルがあいまいになる異空間だよん」というウィンクだというのと似ている気がする。 pic.twitter.com/PymBa3gnCp
2016-09-09 09:35:1011)初音ミクとおぼしいボーカロイド歌曲の動画投稿を介して、ひきこもり高校生が人との絆を取り戻していく物語がこれ。原作者は『ロウきゅーぶ!』と同じ方です。 pic.twitter.com/7h7ffbm7AD
2016-09-09 09:39:4212)ファンシフル(ファンシーではなく)キャラクターは「わかるひとにはわかるんだよね」的な仮想共同体を生み出し、そしてそういう共同体によって支えられる。 pic.twitter.com/Y9LZoF6djB
2016-09-09 09:43:0313)映画の『小公女』から。超大富豪の娘セーラは没落後もこのフランス人形を手放さない。父の形見であるし、それに世界にこれひとつしかない大切な品だから。 pic.twitter.com/u5mFVU8KYd
2016-09-09 09:53:3515)それが20世紀アメリカで変わった。こんな安っぽい人形でも女の子は目を輝かせた。なぜならこのぼろい大量生産品は「皆が知ってるあのミッキー」だから。 pic.twitter.com/yRkLFbZ3nJ
2016-09-09 09:55:5918)これは違う。ロボットではなく「鉄腕アトム」なのです。 pic.twitter.com/x5Y2GzsrWX
2016-09-09 10:00:0419)今から53年前、アトムのテレビアニメが始まるとアトムは日本中で知らぬものはいないほどの人気者となった。おそるおそるアトムのおもちゃを売り出してみたら売れた。ロボットおもちゃではなく「アトム」として。
2016-09-09 10:02:0220)当時のおもちゃ業界誌を読んでいくと、「アトム」という固有名詞ひとつでおもちゃが売れまくる現象に当のおもちゃ関係者が驚いていたことがうかがえます。
2016-09-09 10:03:2921)高価なフランス人形より、粗末なネズミ人形に女の子たちが胸ときめかして大切に抱いていたのと同じ不可思議な現象が、アトムによって日本でも起きたことになります。 pic.twitter.com/DYHJfhs0oK
2016-09-09 10:05:2223)T型フォードと同じ大量生産品なのに、映画スターのブロマイドのように価値が認められるという、従来の著作権法や特許法やほかの知財関係の法では対処できない、アメリカならではの大発明、それが「キャラクター」でした。 pic.twitter.com/GnfgfMhf7o
2016-09-09 10:08:5124)これまで何度も論じてきたテーマです。しかしそのさらに先を今探っています。これまで先行研究のない領域に向かって。
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