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「人工」知能と知能を考えるための61冊 「生物の国」「哲学の国」 解説

「人工知能のための哲学塾」(BNN新社)さんから発刊させて頂きました。 全国の書店で知能を考える61冊のフェアを自分が選び開催させて頂いています。ここでは。その一冊一冊を順番に解説して行きます。今回は生物と哲学の分野から14冊を解説します。 三宅陽一郎 人工知能のための哲学塾 続きを読む
生物
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三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 「人工知能のための哲学塾」 bnn.co.jp/books/8210/ 現在、「「人工」知能と知能を考えるための61冊」ということで、全国の書店でフェアを実施して頂いております。
ジュンク堂書店 池袋本店/PC書 @junkudo_ike_pc
【再掲】フェア情報:6Fエスカレータ前にて、BNN新社『人工知能のための哲学塾』刊行記念フェア「 「人工」知能と知能を考えるための61冊」を開催しております。続く pic.twitter.com/dDCDvteORP
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ジュンク堂書店 池袋本店/PC書 @junkudo_ike_pc
続き 『人工知能のための哲学塾』著者、三宅陽一郎さん選書による、人工知能から哲学、小説までの幅広いジャンルの書籍を取り揃えました。フェア書籍を掲載した小冊子もお配りしておりますのでご自由にお持ちいただけます。ぜひ店頭でご覧ください!
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 「「人工」知能と知能を考えるための61冊」は、こちらのPDFで公開しています。 bnn.co.jp/wp-bnn/wp-cont… ぜひ、ご覧ください。書店では小冊子と置いて頂いています。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 「「人工」知能と知能を考えるための61冊」フェアは、ジュンク堂池袋店6F PCコーナー(エスカレーター前)@junkudo_ike_pcさん、六本木青山ブックセンター@ABCROPPONGI さんで開催中。小冊子の方も配布して頂いております。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 「「人工」知能と知能を考えるための61冊」フェアは予定としては、@maruzeninfo 丸の内本店さん(九月中旬)、ブックファースト新宿さん(間もなく)で開催予定です。よろしくお立ち寄りください。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 「人工」知能と知能を考えるための61冊解説(前篇) - Togetterまとめ togetter.com/li/1019830 と題して、最初の「人工知能の国」の8冊を解説させて頂きました。今日は続いて「生物の国」「哲学の国」の14冊を解説します。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 「生物から見た世界」 著:ユクスキュル、クリサート 翻訳:日高敏隆、羽田節子/岩波文庫 @Iwanamishoten ですね。この本は世界的名著と誉れ高い本で、かつ学問的にも重要な本です。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 「人工知能のための哲学塾」でもまるまる第二章を使って解説しています。生物は主観的に見ている世界というのは、いったい、どうやって決まっているのだろう、という問に対して、見事な理論が提示されています。これは20世紀前半のユクスキュルの研究の成果なのです。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 ユクスキュルはドイツの生物学者ですが、最初は解剖を使った生物の生態の研究をしていました。しかし戦争などもあり実験がままならず、理論的に生物を研究するようになります。そこで生物の見ている世界をどうにか探究できないか、ということで、機能環という概念を提案します
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 環境は無限の情報の世界です。生物の目や感覚はカメラでも機械センサーでもなく、その無限から自分の生存活動に必要な情報だけを切り取ります。人間だった可視光の領域しか見ませんし、耳は自然音が聞こえる範囲だけです。つまり生物はそのように世界を切り取っています。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 それだけでなく、そのような情報と、生物が環境で為す行動は対応しており、特定の情報に対して特定の運動を形成して実行するようになっています。つまり受け取り行う、この感覚と行動の輪を機能環と呼び、この環の集合全体が生物の主観世界を作ると述べました。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 この本はそれを平易に書いた本です。イラストも有名なイラストレーターが書いています。ドイツ語版を見たことがありますが、これは部分翻訳じゃないかと思います。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 生命の劇場 著:ユクスキュル 翻訳:入江重吉、寺井俊正/講談社学術文庫 @kodansha_g さんです。この本は「生物から見た世界」の思想を軸に、よりエッセイ風にまとめたものです。理屈っぽい側面を薄く、短編からなりますので、読みやすいです。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 動物と人間の世界認識 著:日高敏隆/筑摩書房 @chikumashoboさんです。日高先生は高名な生物学者でユクスキュルを日本に紹介された方でもありますが、その思想を取り込み、より平易に深く解説されています。ただこれもエッセイ風ですのでとても読みやすいです
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 生命を捉えなおす 増補版-生きている状態とは何か- 著:清水博 中公新書 @chuko_bunko さんです。これは東大教授であった清水先生が長年の経験から新しい生命観を打ち立てようとする本です。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 清水先生の視点は生物を個としてではなく、環境全体の一部として捉えようとするビジョンです。複雑系でもありますが個と全体が相互さようしながら、全体への作用がまた個として返って来る。そんな個の存在を「ホロン」と名付けられ、シミュレーションを通して研究されています
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 チンパンジーから見た世界 (コレクション認知科学) 著:松沢哲男/東京大学出版会 @UT_Press さんです。チンパンジーを通して動物の知性を探求されて来た松沢先生の名著です。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 「チンパンジーから見た世界 」科学者としての冷静な目で見ながら、親しみをもってチンパンジーを視るまなざしが込められています。さまざまな実験(餌を与える、隠すなど)がわかりやすく説明され、結果もとても平易に書かれています。知能とは何か、を考え始める名著です。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 生きものの建築学 著:長谷川堯/講談社学術文庫 @kodansha_g さんです。蟻の巣、蜂の巣、ビーバーの巣、みなさんは生物が自分たちの体の大きさを遥かに超えて作る建築物に驚かれたことはありますか?
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 生きものの建築学 彼らは大学の建築学科を出たわけではありませんが、見事に造形します。建築は文明の象徴として描かれますが、しかし、昆虫もビーバーもクモも、立派な建築を作ります。高名な建築家が建築と生物の視点から、生物たちの作る建造物を語ります。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 進化とはなにか 著:今西錦司/講談社学術文庫 @kodansha_g さんです。世界的な生物学者が、ダーウィン以来の進化論に対して真っ向から変更を迫ります。単なる解説ではなく、今西先生の研究者としての主張が貫かれた名著。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 進化とはなにか 環境に適応したものが生き残る。しかし自然界を視ると、さまざまな場所があります。そしてさまざまな時期があります。場所と時期を分けて生物たちは競争を回避しながら生きることができる、というのが今西先生が提唱された「棲み分け」理論です。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#ai哲学塾 #61冊 生物は自ら進化するのではなく、環境の適応で進化する。という考えにも異を唱えます。確かに生物が自分で自分を進化させる、という目的論はおかしいかもしれないが、適者生存による進化論も、環境の側に進化を目的とするという意図を移しただけで、おかしいのではないか。
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コメント

トゥギャッターまとめ編集部 @tg_editor 2016年9月10日
幅広い本が紹介されており、読んでみたくなりました!
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