「ソ連ではいくら働いても給料が上がらないのでみんなやる気を失って崩壊しました」などという資本主義者のデマには我慢ならない。
「ソ連ではいくら働いても給料が上がらないのでみんなやる気を失って崩壊しました」などという資本主義者のデマには我慢ならない。ソ連にも昇給制度はあり、より働けばよりよい待遇を得られた。誰もが充分な給料をもらっていた。ただ単に、物不足でその金を使う機会がなかっただけのことである。
2016-09-10 15:50:34社会主義国では行列が名物であることは知っているだろう。あの行列に並んでいる人たちは、つまり当然ながら、皆品物を買うための金は持っている。しかし品物がないのである。 twitter.com/Swing_Sleep/st…
2016-09-10 18:09:26ソ連ではなぜ物不足なのか。無論アメリカの経済封鎖で根本的に貧しいのはある。だがそれに加えて富が偏在しているのが大きい。ソ連では計画経済で物資の配給先が決められるので、まず軍隊がごっそり持っていき、次に党の高官が持っていき、その調子で民衆のところまでくるのはごくわずかになっている。
2016-09-10 18:15:49資本主義者は金さえあれば何でも買えると思っているが、ソ連ではそうはいかない。ソ連には党員専用デパートや作家同盟専用レストランといった特権階級専用の店があり、そこでは一般の店よりよい品物が、一般より安い価格で売っている。つまり特権階級の1ルーブルと一般人の1ルーブルは価値が違う。
2016-09-10 18:21:24一般人の入れる店ではカロリーだけしか考えてない大変おいしくない料理が出たり、あるいは商品が何もなかったりする。外貨専門店には品物が豊富にあるが、事実上党員と外国人観光客しか入れない。なぜなら一般人が外貨を持っているとスパイ容疑で逮捕されてしまうからである。
2016-09-10 18:26:00つまりソ連は平等社会とは名ばかりの、実質的な階級社会なのである。大学の入学者も9割は党員枠なので、底辺からのし上がるには、スポーツ選手になるか、マジで超秀才であるか、ゴマをすりまくって党員にしてもらうしかない。仕事など頑張っても意味はない。ソ連とは、希望のない社会なのだ。
2016-09-10 18:31:17そういう夢のない社会では、人々はまじめに働くのをやめて倉庫から公共物を盗み出すようになる。さらに管理が杜撰でなけなしの物資が流通せずどんどん失われていく。これが、階級的流動性のない社会である。日本は、ソ連に近づいているように見える。 pic.twitter.com/VzAA15EKf0
2016-09-10 18:40:48無論、今のところは、日本はソ連よりはマシである。しかし、自民党の憲法草案がソ連憲法にそっくりだったり、あやしい兆候はところどころに見られる。こころを入れ替えるなら今のうちですよ。 pic.twitter.com/h6LpqRWMFu
2016-09-10 18:49:46ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』には、さっき書いた作家同盟専用レストランや外貨専門店の描写や、作家のキリスト描写をつるし上げる戦闘的無神論者同盟の論文などが出てきて、ソ連の生活感を体験できるのでおすすめである。
2016-09-10 19:11:14私が思うに資本主義と社会主義は理念としては車の両輪であり、両方なければ前に進むことができない。あるいは例えるなら酸素と窒素、または炭水化物と蛋白質、そういったものであって、どちらも必須であり、どちらか片方しか摂取できないと生物は死ぬ。
2016-09-11 01:16:56社会の生産力が総需要以上になるとか、あるいはコンピューターの計算能力が超上昇して完全な計画経済が達成になるとかした場合には完全な社会主義が実行可能になるが、それまではレーニンの言う通りモラトリアム期間としての資本主義経済もやむをえず受け入れなくてはなるまい。
2016-09-11 01:22:24
「ソ連ではいくら働いても給料が上がらないのでみんなやる気を失って崩壊しました」などという資本主義者のデマには我慢ならない。 - Togetterまとめ togetter.com/li/1022997 @togetter_jpさんから いや、この人のツイートにもデマが入ってるぞい
2016-09-11 13:49:47反論(?)が出ました。