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【戦国と地名】「佐竹」とは何か?「節が一つしかない竹」は何故「佐竹」と呼ばれた!?「しろ(城)」の意外な語源

日本史の研究の方法の一つとしての地名研究の視点の紹介。
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巫俊(ふしゅん) @fushunia

佐賀県滋賀県春日斑鳩飛鳥など、日本語の地名「か」(が)地名につく語尾で、あそこ、何処、其処の「こ」と同じです

2016-02-20 22:22:25
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@fushunia 飛鳥川は洪水が多いことで知られ、「飛ぶ鳥のあすか」の地名は「洲処(すか)」に由来するとされます。甘樫の地名も「アマガセ」に由来し、洪水のたびに曲がる飛鳥川の特徴を捉えたものとか。四分町の地名も「渋」(しぶ、水たまり、台所の水滴みたいなイメージ)由来でしょうか?

2016-05-15 00:02:02
まとめ管理人 @1059kanri

古代日本には「」という神があり、の花である”サ”クラの元で”サ”ケを飲み”サ”イワイを得る神事が花見の由来であり、またその””神に献じられたのがサ神(相模)の国である。 とは全部つくり話である #有益なことをつぶやこう

2016-03-12 22:36:50
元ゐ@本館 @tsukimaru_jh

@1059kanri それが本当だったら長年の疑問が解決したかもしれないのに!何をどう展開したら節が一つしかない竹」から「佐竹」という言葉が導き出されるのか謎で謎で

2016-03-13 00:27:39
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@tsukimaru_jh @1059kanri 奈良県の地名学者の池田末則先生は、地名の「さくら」は小さな「くら」(地形の鞍部)、「さ」は接頭語と言っていました。「のる」と「宣(の)る」の関係のように、頭にとか一杯つけたくなるのが上古日本語で、廃れて地名に残るとか

2016-03-13 00:33:59
元ゐ@本館 @tsukimaru_jh

@fushunia 特に深い意味はなく、声に出したとき何となくリズムが良かったから…ということでしょうか?

2016-03-13 00:46:22
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@tsukimaru_jh いえ、何かの意味はあったようです。色々と使い分けられていたようですね。「」については、接頭語であること自体が忘れられて斎(い)という神事用語になってしまいましたイ・ツク→漢字で斎(いつ)く)。佐竹の一つしかない節のお話も気になっています^^

2016-03-13 01:07:21

「さ」は、「小さい」のようです。

早織、
早乙女、

など、可愛らしい名前に「さ」が付くことが多く、
地名の「佐倉」(小さい鞍部)にも合うとのこと。

元ゐ@本館 @tsukimaru_jh

@fushunia ありがとうございます!勉強になります。 「」と「節が一つ(あるいは通常複数あるべきものが一つ)しかない状態」の関係…分からないなりに楽しい謎です。

2016-03-13 01:20:10
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@saemonhiguchi 地名研究をしていると、「代(しろ)」という地名を見かけることが多いです。農地関係もあるかもしれませんが「場所」を意味し、依代(これは大正の造語ですが)、やしろとかは籠る場所のことですし、他とは区別される戦いのための「しろ」が城なのかもしれないですね。

2016-06-27 23:57:33
shs_kz @s_hskz

依り代が大正時代生まれの単語とは知らなんだ…… それはともかく、ミタマシロ:御霊代という概念は昔からあった。

2016-09-15 01:27:50
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ムラの語源は、人が群がる場所という意味だから、過疎のムラという言葉は矛盾していたりします。古代の地名を調べると、地方の郡の役所が置かれていた場所に「大村」などの地名が多く、まだマチは今の「町」という意味では無かったので、ムラに対するマチという概念は成立していませんでした。

2016-06-29 22:36:47

中世になると、

「町」(元は農地や市街地の区画の単位)

に商業地区や都会という意味が生まれます。
それまで何も無かった市街地の外れの
マチ(一区画)に、

商売をする人が集まるようになり、いつしかそれが市街地を指す名前になったのでした。

新しい事業は「何も無いところから」荒地からはじまるんですと、
ある市街地活性化の専門家の方が言っているのを見かけたこともあります。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

平凡社新書の新刊の、伊勢と韓神の本は何か違和感がありました。金達寿とか、ちょっと参考にならないような人のことを真に受けて書いてる。金達寿の奈良=朝鮮語説は、地名学者の池田末則先生が用例を上げて否定しました。ナラ地名傾斜地の地名で、転じて「ならす→平坦にした」場所にもなります。

2016-08-20 21:32:02

「邪馬台国」か?の話題によく出てくる
纏向(まきむく)がある
奈良県桜井市は、

桜部→桜井

と変化したもので、
この地にいたと伝わっていた履中天皇が池で遊んでいたところ、季節外れの桜の花びらが飛んできたからとの説話を持つ

「若桜部」(わかさくらべ)

という人たちが居住したことに由来するとされます。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

@s_hskz 地名だと、物部が物井になってるところが見られるとか、池田末則先生が書いていました。

2016-08-27 14:16:53
shs_kz @s_hskz

@fushunia 栃木県真岡市物井に 物部小学校があり、千葉県四街道の物井は 平安時代まで 物部郷だったらしいですし、面白いですね

2016-08-27 14:38:29
shs_kz @s_hskz

@fushunia 下野国芳賀郡物井村が、現在日本にいる物井さんたちのルーツだそうです

2016-08-27 14:44:31
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@s_hskz 「変化しやすい地名」の例として重宝しそうです。天香久山のふもとに「畝尾都多本神社」がありますが、橿原市木之本町に所在します。「多本」は実は「木本」の誤写だとされ、「木本→太本→多本」と変化したようです。

2016-08-27 14:53:43
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@fushunia 言葉は生き物だから、どんなテーマの事柄でも、取り違えとか誤記によって生まれた言葉はあります。地名や苗字などにも、誤記由来だけど習慣の一部になって使用されているものがあります。

2016-07-02 16:37:34
巫俊(ふしゅん) @fushunia

>RT 「前と後ろ」は、栃木県では「前とうら」になるらしいですね。奈良県キトラ古墳は、「北裏」(きたうら)の地名が縮まったものだとされ、「まえ」「うら」の対義語は地名の中では近畿地方でも生きているようです。

2016-06-16 14:12:39
bottomzlife@東京砂漠 @bottomzlife

ええええええ! ホントに!?>キトラ ひさしぶりに日本語語源ネタで感心した!! こりゃ父にいってやらにゃ。 授業中、ふつうに「じゃ、うらの黒板見て」って言うんですよ。栃木県人。 twitter.com/fushunia/statu…

2016-06-16 15:38:30
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@bottomzlife 少し検索すると、「度会郡紀勢町柏野字浅間山前、字浅間山裏」(三重県)とか、「字湯殿山裏 字湯殿山前」(宮城県白石市)と、前・裏対応する地名が見つかりました。 www3.e-reikinet.jp/mie-ken/d1w_re…  sneko2.kuronekoyamato.co.jp/sneko2/Address…

2016-06-16 21:11:33
bottomzlife@東京砂漠 @bottomzlife

あー・・・そうか。史跡類に用例が残ってるのか。あんまり深く考えたことなかったなー。 @fushunia

2016-06-16 21:26:24