シルスカラビチャ感想殴り書き

でり子 @derikotessen

以下シルスカラビチャの感想です。浮穴さんへのお代金です。このラビチャ感想を浮穴さんに捧げます。

でり子 @derikotessen

【一話】なんで千こんな自立が出来ないの……？　この人アラサーなんじゃないの……？

でり子 @derikotessen

百と万は5年分の時間、ちゃんと何かを成し上げよう、作ろうと動いていたけど、千は「やれっていわれたことをやる」「僕にあげられるものがあるのであげる」ことしかやってこなかったから、5年前から時間が経っていないんじゃないですか？

でり子 @derikotessen

とにかく百は「ユキったらシャイボーイ」「面倒くさがり屋だからね」と「千を定義すること」を頑張っていて、千は「だから喋らない」「だから面倒くさがってる」ように見えました。あーうん、地獄。

でり子 @derikotessen

ホワイトアウト：理性を忘れて暴走するっていうか理性があっちゃ千を理解できないからじゃねーの……？

でり子 @derikotessen

アイドルは殴らないし殴られない、アイドルは血を流さない、アイドルは笑顔しか見せない、っていうのがまあメインストーリーでさんざん環や天の話題としてあげられてきたことでした。でもバンドならそうじゃない。血のイヴが起こる。そして「アイドルじゃない頃の百」は「血に塗れる」。

でり子 @derikotessen

「度胸があるというか恐怖心が薄い。軽く狂っている。だから大成功したんだ」 読んだ瞬間怖気が走りました。「大神万理は狂気じゃない」んですよ、つまり。 。

でり子 @derikotessen

アイナナ世界の中心的アイドルが陸、天、Re:valeな事をあげれば解りやすい。アイナナ世界においてアイドルは狂気です。渇望、欲望、その象徴。「愛したい」じゃない、「愛されたい」者がアイドルになる世界。それがアイナナです

でり子 @derikotessen

だから最初mezzoの二人が人気が出たんだろうなあ。アイドリッシュ7のメンバーの中でもわかりやすい狂人二人だから。

でり子 @derikotessen

これは三月が不人気の役を当てはめられたことにもつながる。三月は狂人になれない。司会者は「聴衆の代弁者」であり、「番組と言う世界の管理者」です。ゆえに「正気でなければ務まらない」。三月の役回りはそれです。

でり子 @derikotessen

体育会系のdon't think feelは「セロトニンと体力で痛みをやりすごして何とか問題を解決する」こと　アーティストのdon't think feelは「考えるべきことに蓋をして隠す」ことなんじゃないかな。どちらも「いずれできなくなる」やり方だけど。

でり子 @derikotessen

【二話】グレスケさんから最初に粗筋を聞いていてよかった。予防接種をしておいてよかった。免疫無しで見てたら吐いてた。グレスケさん本当にありがとうございました。

でり子 @derikotessen

千ほんとエゴグラムのAC髙そうなのに何で人の下で働けないの……？　FCも高いから……？　帰ったらニードルの話も自主性の出し方がわからなかった結果の凶行だよなあ……。そこでその状況の処理をしようと思ってある程度できてしまう百の自立スキル半端ないなとも思いました。

でり子 @derikotessen

だからあの処理は百にとっては「ラブリー」なんだよ。処理できたから。

でり子 @derikotessen

最後、百の独白と千の告白を聞いて「あれ、思ってたより百は頭使ってる？」と思いました。

でり子 @derikotessen

なんかもう百が思い出と千のビジュアルとスポットライトで自分の痛みと苦しみをキラキラ粉飾していて、千は百が自分にモルヒネ打ちまくってショッキングピンクのゲロ吐きながらやってるの解るけど、頭使わないからどっちも問題解決が出来ない、みたいなのがRe:valeだと思ってた。

でり子 @derikotessen

シルスカラビチャの百は自分の痛みを粉飾していない。痛いよ、つらいよ、妬むよ、そんな自分が嫌だよ。感情をきちんと出すことが出来ている。

でり子 @derikotessen

ずっと百の願いが解らなかった。百自身もわかってないと思っていた。「どうして隣にいたいの？」「百は千に何を求めているの？」「モモはユキさんに何を求めているの？」ラビチャで百はちゃんと答えてくれた。

でり子 @derikotessen

百は優しい。だから万も優しい。そしてその万の優しさを百は受け取れなかった。「自分の優しさは優しさではない」と百が思っているから。百の優しさは、百にとっては全部自分のわがままだから。

でり子 @derikotessen

百も蠍座なんですよ。「守りたいものがある」「そのために自らを焼く」『どうかこの次には誠にみんなの幸いの為に　私の身体をお使いください』転生して、二度目の機会を与えられた蠍です。

でり子 @derikotessen

シルスカラビチャはメインストーリー第二部のその後です。あのある種のバッドエンド、その先です。でもその先で百は自分の願いをちゃんとわかっていて、そうして最後、その願いは叶っている。よかったよ。百がハッピーエンドになってくれていて。アイナナは努力が多少でも報われる世界だ。

でり子 @derikotessen

【総括】コレ仕事用のラビチャだよね？　Re:valeの個人ラインじゃないよね？　いやむしろ個人ラインだとこんな話するきっかけがないからしないか？　話し合わなくても上手くいってたもんね。まあそれ多分「話し合いにならない」からだと思うんですけど。

でり子 @derikotessen

前述で「百が千を定義する、だから千がその通りにしてる」と言いましたが、千は「それでもコミュニケーションが取れてる」と思ってる。そして「それで満足してしまう」のが千なんだろうなーと思う。

でり子 @derikotessen

百の求めているコミュニケーションのレベル、百が行っているコミュニケーションのレベルに千は達さない。でも千も多少、時計の針が進み始めたんだとは思います。まだまだ五年分には足りないけれど。

でり子 @derikotessen

最後のユキの言葉に対する百の「ユキ無理しなくていいよ」と紡の「千さん頑張って」の対比性はいい。まだ百は千からの言葉を受け止められるだけの器の余裕がないから拒絶するけど、それでも「あなたにあげたいものがあります。頑張ってそれを作ります」と言うのを、百のために表せるようになったから。