2016年9月26日

「新海誠はど変態」 Nababa氏による『君の名は。』批評。

Nababa氏は、一回目の鑑賞では否定的な評価をしていました。 ですが、2回目の鑑賞後には評価が大きく変わり、「ど変態」という言葉をもって新海誠監督を称賛しました。
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NaBaBa @NaBaBa

君の名は。鑑賞。全然入り込めなかった。テーマそのものは理解できる部分もあるが、兎に角クリスチャン・ラッセン的としか言い様がない、佗寂皆無の全てにおいて過剰な作風が肌に合わなかったのか。でも秒速5センチメートルは作風は合わなくても感動出来たし、この心のつっかえが自分にも良くわからん

2016-09-11 13:06:48
NaBaBa @NaBaBa

コンセプトの根底には、みちびき地蔵に代表される東北大震災における心霊体験談があると思う。亡くなってしまった人達が残響の様に見えてしまう、でももう彼らを助けられないという悲痛。そこに男女の身体の入れ替わりというポップでフィクショナルな設定を加えて、娯楽作品化した狙いは凄く良い。

2016-09-11 13:13:59
NaBaBa @NaBaBa

ただこの身体の入れ替わりが現実なのか夢なのかが分からない。どっちとも取れると言うより、それぞれ片方の解釈を補強する演出が錯綜していて、互いに矛盾する状態。例えば互いのメールとか入れ替わりの物的証拠があるはずなのに、中盤良く分からない原理で消えちゃって、もう名前思い出せないって何?

2016-09-11 13:23:49
NaBaBa @NaBaBa

秒速5センチメートルの場合、主役の男が初恋の相手をずっと想っていて、その思い出に生きる人になっちゃった様が良く描けていて、あれは男の主観の描写に徹底していた。ただ本作は入れ替わった男女のそれぞれの立場が描かれるから、主観による思い込みという解釈で通すには難が出てきている。

2016-09-11 13:34:13
NaBaBa @NaBaBa

本作もラストは完全に男側のみの視点にする事で、あれは夢だったのかなぁって感じを出そうとしているがちょっと苦しい。何故ならそうではないという事が彼の視点外で描かれているし、最後の最後でそれがより自明の物になるから。余談だが最後の全てを偶然の出会いのみに頼る話の進め方もどうなのかしら

2016-09-11 13:40:05
NaBaBa @NaBaBa

完全に主観的思い込みの話として描くか、若しくは客観的事実を全面に出すのか。きっと片方に寄って作るのは今よりも簡単な事だろうが、敢えてその真ん中を狙う心意気は分かる。分かるけど、自分は乗れませんでした。

2016-09-11 13:44:48
NaBaBa @NaBaBa

君の名は。の全てにおけるクリスチャン・ラッセン感はもう言っても仕方が無いのだけれど、ミュージックビデオ的に大した意味もなく挟まれる背景画の数々だけは許せない。絵として格好いいから入れているだけというか、背景がそれ単独で物語を語ってはいないんだよね、大抵の場合。

2016-09-11 14:21:28
NaBaBa @NaBaBa

逆に聞きたいけど、君の名は。の何処を皆は感動しているのでしょうか。劇場でも鼻すする音が今までに無く沢山聞こえてきていて、白けている自分が異常なのか。秒速5センチメートルはボロ泣きだったのにおかしいねぇ。思い出のマーニーは8回劇場で観て8回ともボロ泣きだったんだよ。

2016-09-11 14:42:48
NaBaBa @NaBaBa

君の名は。もそういう間接的な悲劇を目の当たりにする感じはもっとあっても良かったんじゃない。例えば瀧が報道映像として観た様子を、三葉側は当事者的にその場に居たみたいな。距離感も時間も隔てたシンクロみたいな描写があれば、もっと当事者的に見れたかもしれない。

2016-09-11 15:34:57
NaBaBa @NaBaBa

.@turu_nikoniko 彗星は美しさが際立っていたので恐怖の対象として感情移入出来なかったですね。確かにゴジラの様な大勢を巻き込む終末感は不要かもしれませんが、二人だけが共有している絶望はもっとあって良かった様な。あったのかもしれないけどあの程度では乗れなかったというか

2016-09-11 16:23:08
NaBaBa @NaBaBa

.@miyasato_s 有難うございます。でも割と批判的ですね。確かに全ての繋がりは喪失しても、お互いの愛情で再び相見えるという解釈は良いですね。そこまで慮れなかったなぁ・・・

2016-09-11 16:39:41
NaBaBa @NaBaBa

あれこれ何故楽しめなかったかを理屈付けて言う事は出来るけど、でもハッキリ言って楽しめる作品って理屈無しで入ってくるものなんだよね。寧ろ入ってきちゃったら多少の綻びなんて気にならないし。自分の場合マーニーがそうだった。風立ちぬは論理的に見ても完璧。でもマーニーの方が好き。

2016-09-11 16:43:23
NaBaBa @NaBaBa

@Kusare_gamer そうなんですかねぇ。3.11の後にこの内容だと、結び付けて見てしまうのは自然な事だと思ったのですが。

2016-09-11 16:46:15
NaBaBa @NaBaBa

映画の楽しみ方は2種類あって、1つはあるあると自分との同一性で感情移入するタイプ。こういう作品は多少リアリティ無くても、あるあるに入れさえすれば良い。それとは逆に理解出来ない世界観を突きつける作品もあって、その場合リアリティの積み重ねと迫力や勢いがより重要になってくる。

2016-09-11 16:57:53
NaBaBa @NaBaBa

前者は思い出のマーニーであり、惡の華であり、秒速5センチメートルであり。後者はマッドマックスが典型的だし、サウルの息子もそうだった。風立ちぬは両方の要素があって、同じクリエイター職として感情移入できる部分がありつつも、天才過ぎてついてけないけどスゲェって感動があった。

2016-09-11 17:00:53
NaBaBa @NaBaBa

.@Kusare_gamer それはあるかもしれないですね。男女の心の機微やすれ違い、そこにフェティッシュな物を持っている人だと思う。ただ今まで男性視点に寄り過ぎていたのを、女性側の視点も入れて間口が広くなった。その結果今までの繊細さが記号的表現に貶められている気もしました。

2016-09-11 17:09:16
NaBaBa @NaBaBa

まぁ敢えて極端に決めつければ、セカチュー的な感動を劇場アニメで達成した結果、ジブリ的な路線とは全く違うところで大成功したという事なのか。あの花とかここ叫とか、そういう傾向はTVアニメ発であったけど、それがここで花開いたという事なのか。自分はそこに乗れないけど…

2016-09-11 17:16:48
NaBaBa @NaBaBa

.@usinousino 決定的な所で運命としか言いようがない展開なのが、全く乗れませんでした。

2016-09-11 17:28:26
NaBaBa @NaBaBa

今日はへこんだ。かなり期待して観に行ったのだが、ここまで世間とのギャップを感じさせられるとは。

2016-09-11 19:29:45
NaBaBa @NaBaBa

.@sizuyamato お約束というか記号的演出が目に余るんですよね。過去の監督の作品を知っていると特に。アニメの記号的演出は否定的な立場なのでそんな記号並べられても此方はパブロフの犬じゃないんだから条件反射できない。後は自分は恋愛体験一切ないのも無条件に共感できなかったのかも

2016-09-11 21:16:43
NaBaBa @NaBaBa

.@idea_ruin 設定は惹かれる物が随所にあります。大人になっていく過程で夢の様に薄れていくかつての友とか恋人への思い、それをかけがえのない物として描く視点は凄く良い。でもそれなら二人の物語の主観性をもっと高めるべきで、客観的事実も綯交ぜになっているので混乱しましたね。

2016-09-11 21:19:40
NaBaBa @NaBaBa

思い返せば思い返すほど、恋愛がらみで自分が楽しめた作品って男が女性と接触して、その思いが堂々巡りになってこじれていき一人身を焦がすって話が多い。秒速5センチメートルはその典型だし、惡の華もそういう部分があったし。或いはその後の恋愛の崩壊話。恋が美しく成就する話で好きな物ないわ。

2016-09-11 21:31:33
NaBaBa @NaBaBa

もうこれは二回目、三回目に行くしかないのか。自分も物づくりの人間として、周りが大絶賛なのにそれが理解できないって状況は、顧客に対して適切なコンテンツを提供できない事に繋がるので恐怖心があるんだよね。

2016-09-11 21:42:23
NaBaBa @NaBaBa

君の名は。が新時代の感性によるオタク文化が脱オタク化した最先端だ、って言われると自分がロートルに思えてきて一層凹むな。自分の感性もねぶってきたと言うか、結局自分も10代の頃見た体験のアンコールを渇望しているだけなのか。

2016-09-11 22:23:09
NaBaBa @NaBaBa

.@fukuyaman 君の名は。に話を戻すと、そういう運命共同体としての関係があの尺で築けていたかと言うと、自分には不足に思えて、設定のギミックを転がす事に性急過ぎる気がしました。繊細な心の機微を描くからこそ、もっと腰を据えたキャラと観客の関係性の構築を自分は欲しますね。

2016-09-11 23:06:52
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コメント

小川靖浩 @olfey0506 2016年9月26日
あの日記の消去のシーンは理屈を組み立てれば「今まで観測していた三葉や糸守が現実とは違う」事を観測してしまったがために事実が「本来あり得ないもの」を修正していった、といったところじゃないかな。ただ、作劇上「間接的な記憶」を残すために直接的記録、直接的記憶、そして間接的な記憶を消去していったといった感じで。で、ラストにおいては「記憶を失った」事に対する感覚だけを頼りにしていたといったところだぬ。
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緑川⋈だむ モデルナフルチン @Dam_midorikawa 2016年9月26日
徹底して「入り込めなかった」てのは確かに感じた。ヒットしてる作品だからと冷静に見てたけど感動は全く感じなかった
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mikumiku_aloha @mikumiku_aloha 2016年9月26日
> 「ミュージックビデオ的に大した意味もなく挟まれる背景画の数々だけは許せない。」 と感じる人もいるのだなぁ。 情景が重ねられていることでそこで生きる人達の感触に入り込める大事な表現だと自分は感じた。
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烏丸 北神@水銀党員 @KARASUMA_BLUE 2016年9月27日
初見大絶賛だった私でもモヤモヤ した 部分はあって2回目でより感動したのでそれの極端なパターンだと思いますが、この方には是非3回目前に小説版とAnother読んでもらいたいと思う。
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天源寺@さかつうといさ @sbjrt777 2016年9月28日
この議論に参加したかったなあ……私も初見大絶賛したクチですが。2回めの後、小説版とサイドストーリーを見て3回目に臨みました。1回目見た時にはわからなかった部分は、「こういうつながりだったのね」と納得できたところはホントその通りだと思います。
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ゆきかぜまる(24) @ykkzmr 2016年10月1日
一々議論しないと映画を楽しめない人は難儀だな
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どこにもいない人 @nowhereman17 2016年10月1日
ただ普通に観るだけでいいのに何言ってんだろこの人は。
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虚無担当大臣 @0kmti 2016年10月2日
瀧と三葉の記憶の薄れ方に差があるのは、単に瀧が忘れっぽいんじゃないかと解釈してるww。未曾有の大災害や、組紐を誰から貰ったかなんて普通忘れないでしょw。
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