所得税の分析3題(@ropcb08氏の抜き書きまとめ)

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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

[PDF] 三菱東京UFJ銀行 平成22年 所得税の最高税率引き上げを巡る議論について / bk.mufg.jp/report/ecoinf2…

2016-10-01 19:19:26
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

1987年以前の最高ブラケットは8,000万円以上(超過累進税率75%)であったが、現在の最高ブラケットは1,800万円以上(超過累進税率40%)となっている。一方、1000万円より下のブラケットについては税率の引き下げは小幅であったため、所得税の累進性は緩和されてきた。

2016-10-01 19:20:08
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

所得税収は1990年代以降、減少傾向を辿っており、2010年度の見込み額は12.6兆円とピーク(1991年度の26.7兆円)の半分以下に落ち込む見通しである(次貢第1図)。消費税の導入(1989年)や税率引き上げ(1997年)に伴って、

2016-10-01 19:20:40
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

所得税率の引き下げが行なわれてきた経緯はあるものの、消費税と所得税を合算しても減少傾向に変わりはない。また、景気低迷も税収減の一因だが、名目GDPの推移と比べても所得+消費税収は減少しており、所得税率の引き下げが税収減に一定の影響を及ぼしていることが伺われる。

2016-10-01 19:20:57
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

所得2000万円超層の所得に対する所得税の比率は、80年台以降、最高税率引き下げに伴って低下基調を辿ってきた。一方、同所得階層の所得が申告所得額全体に占める割合は、バブル崩壊後、ほぼ横這いで推移していたが、2004年頃からの景気拡大期において再び上昇している

2016-10-01 19:21:30
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

試算①は、1995年~1999年の税率構造を目安に「3000万円以上:50%」のブラケットを追加するとの前提を置いた場合で、税収増額は約3300億円と試算された

2016-10-01 19:22:25
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

試算②は、試算①からさらに最高税率を引き上げて1988年の税率構造に近付け、「5000万円以上:60%」のブラケットを追加すると仮定した場合で、税収増額は約5400億円となった。

2016-10-01 19:22:56
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

先進国の所得税の最高税率は地方税を含めたベースでみると、40~50%のレンジに収束しており、わが国でのみ最高税率が引き上げられることによるデメリットも無視できない

2016-10-01 19:23:28

Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

[PDF]所得税の税収構造の要因分解による実証分析-所得控除の税収ロスと税率変更による増収額の試算- / apir.or.jp/ja/research/fi…

2016-10-01 19:24:12
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

いくつかの所得控除がもつ税収ロスを試算した。「社会保険料控除」、「一般扶養控除」、「一般配偶者控除」、「特定扶養控除(上乗せ分)」の順番で税収ロスが大きい。

2016-10-01 19:25:12
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

給与所得者1人あたりの税収ロスは、高所得層ほど所得控除による補助金が大きくなるという、逆の所得再分配効果がみられた。

2016-10-01 19:25:25
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

6段階ある所得税の限界税率を1%ポイント引き上げたときの増収額を試算した。第1限界税率は、もっとも税収調達能力が高いが、ほとんどの給与階級に負担増を強いる。高所得層に負担増を限定するならば、高い限界税率の引き上げが妥当だが、税収調達能力が低くなるジレンマがある。

2016-10-01 19:25:40