2016年10月2日

雀の唄声

140字小説のまとめ
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クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

つるさん(@asagimanaturu ) はらり。はらり。舞い散る柔らかな羽根。思わず見とれる中、1枚の羽根が自分に触れる。「!?」途端に焼石を当てられたかのような激痛が肌を襲う。拙いと思うも遅し。羽根は次々に己へと降り注ぐ──捕まえた!どこか楽しげな幼い声が聞こえた気がした。

2016-10-08 23:45:42
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

つるさん(@asagimanaturu ) はらり。はらり。舞い散る柔らかな羽根。思わず見とれる中、1枚の羽根が自分に触れる。「!?」途端に焼石を当てられたかのような激痛が肌を襲う。拙いと思うも遅し。羽根は次々に己へと降り注ぐ──捕まえた!どこか楽しげな幼い声が聞こえた気がした。

2016-10-08 23:45:42
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

ゆうちゃん(@idxhacker ) 霞む視界に映る影。こつこつと軽い足跡は徐々に近づき自分の目の前で止まる。見える赤い靴は小さい子供のもの。「あそぼうよ」ノイズ混じりの幼い声に背筋が凍る。──賭けるのは貴女の魂ね。少女の楽しそうな声が鼓膜から離れない。死は今、目前で牙を向いた。

2016-10-08 23:26:26
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

ゆうちゃん(@idxhacker ) 霞む視界に映る影。こつこつと軽い足跡は徐々に近づき自分の目の前で止まる。見える赤い靴は小さい子供のもの。「あそぼうよ」ノイズ混じりの幼い声に背筋が凍る。──賭けるのは貴女の魂ね。少女の楽しそうな声が鼓膜から離れない。死は今、目前で牙を向いた。

2016-10-08 23:26:26
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

ゆずちゃ(@yzspica ) ふと駆け抜ける恐怖に肌が粟立つ。微笑みかける少女に、己の第六感が告げる。早く逃げろ、と。「ねぇ」気づけば目の前にある顔。驚くまもなく走る激痛。「紅はすき?」狂気に染まった瞳と歪んだ口元が瞼から焼き付いて離れない───真っ赤なお花を咲かせましょう?

2016-10-08 23:18:04
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

ゆずちゃ(@yzspica ) ふと駆け抜ける恐怖に肌が粟立つ。微笑みかける少女に、己の第六感が告げる。早く逃げろ、と。「ねぇ」気づけば目の前にある顔。驚くまもなく走る激痛。「紅はすき?」狂気に染まった瞳と歪んだ口元が瞼から焼き付いて離れない───真っ赤なお花を咲かせましょう?

2016-10-08 23:18:04
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

かぐちゃん(@geeeeeeechs88 ) するり、と首筋を優しく撫で、不思議そうに見つめるは瞳に優しく微笑みかける。大丈夫、すぐに何もわからなくなるよ。甘く噛み付いた首筋から伝う紅。その傷を塞ぐように当てた布からじわりじわりと毒は回り、彼女の意識は闇へ葬られる。──おやすみ

2016-10-08 23:09:20
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

広がる青。耳に届く自然の音色。髪を踊らせる秋の風にふ、と柔らかな笑みが浮かぶ。「都会なんかくそくらええ!」遠くの山に向かって肺がカラになるまで言葉と共に吐き出すと、ふと身体が軽くなった気がした。満足した少女は足を駅へと向ける。あした、東京行きに乗るための切符のために─ #創作荘

2016-10-06 15:58:08
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

───どろり。 それはゆったりと、粘度をもって底に溜まる。どす黒いそれは少しずつ質量を増していき、徐々に視界を覆いはじめる。ああ、ほら、また…。 視界に映る光景にまたどろり、と嫉妬にまみれた液体は視界を黒く染めていく── #140字小説 #創作荘

2016-10-06 15:47:29
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

新たな門出。小さな羽を大きく広げ勢いよく空へと飛び出す。「ここが新しいわたしの巣」たくさんの人の気配と息吹の匂い。楽しい世界と新しい世界を織り交ぜた不思議な別荘に、雀の鳴く声が静かに響く──はじめまして、お友達になりませんか? #創作荘

2016-10-06 10:53:32
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

ぼくがいて君がいて。ふたりで歩いた道を今度はべつべつに歩き出す。近くて遠いその距離に、ぼくは静かに涙こぼしたよ。でもきっと君はもっと泣いたんだね。だってほら、こんなに胸が痛いんだ「明日、この街をでて遠くにいくの」君の笑った顔が涙にぬれていた。 #140字小説

2016-10-05 20:43:14
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

きらきら、ふわふわ。自分にない才能がそれぞれ光の粒のように漂い魅了する。手を伸ばしてもすり抜ける粒に、ああ、やっぱり、と小さく笑みを浮かべる。それでも空を欠いた手のひらには一つの光。それは自分には微かでも周りには同じ光の粒にみえる、わたしの光。──みんなちがってみんないいんだ。

2016-10-05 13:11:26
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

ある月のない夜のこと、二つの影が闇夜に紛れて一つの遊具へと足を進める。不思議と光がともり怪しげにゆらりゆらりと木馬はまわり始める。まるで、ようこそ、と言っているような光景に二つの影は子供のように飛び込んだ。 その日、新たな木馬が二つ、くるくると廻って─── #140字小説

2016-10-04 20:47:07
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

「やぁ、また会ったね!」可笑しそうに笑う男の顔はどこか冷酷さを孕んでいた。──ゲームをしようか!唐突にそう告げた男が指を鳴らした瞬間に世界は暗転し知らない場所にいた。血なまぐさいその場所で、俺は人生の終わりと狂気の始まりを、背後から這い寄る暗闇から感じていた。 #140字小説

2016-10-04 20:19:54
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

───さよならだよ 別れを告げられたのは、二日前の事。君が告げた言葉より、その言葉を告げた君の表情にボクは言葉を失った。 「……どうして」 さよならを告げた君の方が僕よりずっと辛そうなんだ。どうしてそんなに綺麗に泣くんだ。 ───彼女がこの世界から消える、二日前の夕暮れだった。

2016-10-04 20:13:17
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

もぐもぐ、ごくん。 口の中でめちゃくちゃになった残骸は狭い道を通りやがてじわりじわりと溶かされ吸収されていく。 もぐもぐ、ごくん。 今日もまた、味のない塊を噛んで飲んで溶かして蓄えて。 僕は今日もモノクロの世界を生きていく。 #140字小説

2016-10-04 20:06:25
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

ずきり、ずきり。進むたびに痛みは増し、指先までを痺れさせる。自分でも気付かないうちにおった傷に、気づいた時には膿を孕んで全身を侵す。煩わしい痛みに舌を打つ。傷んだ場所など、切り落としてしまえたらいいのに──── #140字小説

2016-10-04 19:02:50
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

リリリリ、リリリリリリ。軽やかな虫の歌声が夜の世界を縫って飾っていく。肌にまとわりつくような暑さも感じさせない涼やかな音に、また一つ流れを体感した。「…そろそろ、カメラでも構えてみようか」アカが映える季節になったね。片手にもった何が鈍く月を反射させた─。 #140字小説

2016-10-03 20:37:21
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

僕の見る世界と君の見る世界は同じでいて同じじゃない。同じ建物、同じ空。そこから汲み取る印象が同じじゃなくて。きっとふたりでこの景色を描いたらもっときっと、素晴らしい世界が広がるのかな。 #140字小説

2016-10-03 20:00:21
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

ぴちゃん、ぴちゃん、ぴちゃん─── 耳に届くその音は、静かにあたりを震わせ温度を下げていく。駆り立てられる恐怖心は次第に広がり、深い闇に背を向け駆け出す。「もう…やめてくれ!!」蛇口もない狭い空間に、ただただ、響く、滴るナニカ─── #140字小説

2016-10-03 18:35:15
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

無口な彼はいつも、黙ってそこにいる。それがすこし不満で、私を見て欲しくて。「ねぇ!ねえってば!」聞こえないの?こんなに傍にいるのに。悲しくて、隣にあったコップを落とした。すると、彼がやっと目を向けた。なのに、視線は交差しない。悲しげな彼の瞳は何かを探してる。─そこに、いるのか…?

2016-10-03 11:07:27
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

横たえた身体は鈍く痛み、動く度に骨や筋肉が軋む。眠っていたはずなのに疲れは取れた様子もない事に大きくため息をこぼす。「…早く自分のベッドで寝たいな」眠たげにそうつぶやきくと、寝癖だらけの頭を掻き混ぜ、冷たい水をバシャバシャと浴びた。さ、仕事の続きと行きますか。 #140字小説

2016-10-03 10:03:16
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

うっとおしい程に、鈍い痛みが付き纏う。じっとりとした汗に眉を潜め拳に額を預け大きく息を吐く。「眠れねぇ…」鼓動に合わせた痛みと共に、夜は徐々に深く、深く─── それは毎日のように、少しずつ少しずつ、蝕みはじめる #140字小説

2016-10-02 22:48:41
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

なんで。どうして。そう自分に問うが答えはなく、ただただ溢れる涙が頬を伝う。何がそんなに哀しいんだい?何がそんなに辛いんだい?…その問いだけが頭の中を胸の奥をかき混ぜ感情は液体となりその瞳から外へと溢れ、流れて行くばかり。見ないふりをしてる答えはただ一つ─── #140字小説

2016-10-02 18:54:31
クラウス/狐のあこにと垢 @yuki_Aconite

身体を包む柔らかなベッドに疲れた身体は簡単に根を下ろした。じゃれる子供たちを軽く手でいなしながら意識はだんだんと微睡みはじめる。薄れた意識に聞こえる優しい音が耳を打つ。 ──お疲れさま、おやすみなさい。 うん、おやすみ。次起きたらめいいっぱい抱き締めよう。 #140字小説

2016-10-02 17:32:39
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