ファスト&スロー

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GMBO2008 @GMBO2008

そこで貧しい人は喜んで保険料を払い、リスクを金持ちに転嫁する。これが保険の基本原理である。 「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン

2016-09-08 23:47:30
GMBO2008 @GMBO2008

神経経済学(経済学と脳研究を組み合わせた学問)の分野では、AがBに不公正なふるまいをしたとき、Aへの報復に参加した人々の脳をスキャンする研究が行われた。このような「利他的なな報復」では、驚いたことに、脳の中の快楽に関わる部位が活性化するという。 「ファスト&スロー」 カーネマン

2016-09-29 19:36:46
GMBO2008 @GMBO2008

どうやら社会の秩序や公正の原則を維持すること自体が、人間にとって心地よさという見返りをもたらすらしい。利他的な報復は、社会をうまくまとめる接着剤の役割を果たすと言えよう。 「ファスト&スロー」 ダニエル=カーネマン

2016-09-29 19:40:44
GMBO2008 @GMBO2008

その一方で、人類の脳は他人への寛大なふるまいが快楽をもたらすようには設計されていない。ここでもまた、損失と利得は非対称であることがわかる。 「ファスト&スロー」 ダニエル=カーネマン

2016-09-29 19:43:08
GMBO2008 @GMBO2008

論理的一貫性という理想は、私たちの限られた思考力ではとうてい実現できない。そもそも私たちは「見たものがすべて」と考えやすく、頭を使うことを面倒くさがる傾向がある。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-03 23:58:07
GMBO2008 @GMBO2008

このため、問題が持ち上がるたびに場当たり的に決定を下すというやり方をしがちだ。たとえ問題をまとめて総合的に判断するように指示されても、である。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-03 23:59:25
GMBO2008 @GMBO2008

私たちは、自分の選好をつねに首尾一貫したものにしたいと思っていないし、そのための知的資源も持ち合わせていない、私たちの選好は、合理的経済主体モデルで想定されているような美しい整合性にはほど遠いのである。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-04 00:02:23
GMBO2008 @GMBO2008

「見たものがすべて」 イデグチノコトガカイテアルノカトオモタ

2016-10-04 19:34:12
GMBO2008 @GMBO2008

ソウ、イデグチハワタシデアル

2016-10-04 23:14:23
GMBO2008 @GMBO2008

サンクコストが存在する場合、プロジェクト責任者のインセンティブは会社や株主の利害とは一致しない。(中略)こうした利益の不一致をよく承知している取締役会が、以前の決定にこだわって損切りをいやがるCEOを更迭することはめずらしくない。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-08 23:06:26
GMBO2008 @GMBO2008

取締役会は、新しいCEOのほうが有能だと必ずしも確信しているわけではない。だが新任者のメンタル・アカウントは前任者とちがうので、今後の決定に際して過去のサンクコストを容易に無視できることは、わかっている。 「ファスト&スロー ダニエル・カーネマン

2016-10-08 23:10:34
GMBO2008 @GMBO2008

経験する自己には発言権がない。だから記憶する自己はときには間違いを犯すが、しかし、経験したことを記録し取捨選択して意思決定を行う唯一の存在である。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-10 00:05:02
GMBO2008 @GMBO2008

よって、過去から学んだことは将来の記憶の質を最大限に高めるために使われ、必ずしも将来の質を高めるためとは限らない。記憶する自己は独裁者である、 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-10 00:06:19
GMBO2008 @GMBO2008

このように、物語とは重大な出来事や記憶に残る瞬間を紡ぐものであって、時間の経過を追うものではない。物語においては持続時間の無視はごくふつうのことで、多くの場合エンディングが物語の性格を決定づける。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-10 00:11:52
GMBO2008 @GMBO2008

物語だけではなく内視鏡検査や旅行や映画の記憶にも、この同じ特徴が認められる。記憶する自己には、このように物語を組み立て、それを未来の参照のために保存しておく働きがある。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-10 00:14:53
GMBO2008 @GMBO2008

極度の貧困は、生活における他の不運の影響を増幅して経験させる働きをする。とりわけ病気や体調不良は、非常に貧しい人にとって、それほどでもない人よりはるかに重要な影響をおよぼす。(中略)元々の基準値が高いうえに、増え方も大きい。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-13 23:20:27
GMBO2008 @GMBO2008

もうそれ以上は幸福感を味わえないという所得の閾値は、物価の高い地域では、年間世帯所得ベースで約7万5000ドルだった(中略)。この閾値を超えると、所得に伴う幸福感の増え方は、平均してなんとゼロになる。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-13 23:26:42
GMBO2008 @GMBO2008

なぜこうした追加的な快楽は、感情経験を高められないのだろうか。考えられる一つの解釈は、所得が増えるほど生活の小さな楽しみを味わう能力が減ってくるのではないか、ということである。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-13 23:30:03
GMBO2008 @GMBO2008

あなたがあることを考えているとき、人生においてそのこと以上に重要なことは存在しない。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-13 23:32:13
GMBO2008 @GMBO2008

善かれ悪しかれ新しい状況に順応するということは、その状況についてだんだん考えなくなることである。この意味で、麻痺や結婚など長期的に持続する生活環境の多くは、それに遭遇したときにだけ一時的に実感する状態であるとも言える。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-13 23:40:36
GMBO2008 @GMBO2008

脳は物語を扱うことには長けているが、時間をうまく処理できるようには設計されていないらしい。 「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン

2016-10-13 23:43:19
GMBO2008 @GMBO2008

「ファスト&スロー」読了 ノーベル経済学賞受賞者の著作なんて初めて読んだが、「失敗の本質」よりも実用的かも知れないと思った

2016-10-19 20:31:06