日本癌学会学術総会「高額医療費時代の次世代がん医療開発」の会場から
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7日午後に横浜で開催される日本癌学会学術総会パネルディスカッション「高額医療費時代の次世代がん医療開発」にパネラーとして招かれました。皆さんが当たり前と思っていること、実は騙されていませんか、というような問題提起をしたいと思います。
2016-10-03 18:14:52横浜で開催されている第75回日本癌学会学術総会2日目。昨日に続き「サバイバー・科学者プログラム」で、日本癌学会協働委員会外部委員として運営のお手伝いをいたします。また、総会でのパネルディスカッション「高額医療費時代の次世代がん医療開発」にて、パネリストとしてお話しいたします。
2016-10-07 08:51:02メラノーマと肺癌では当初のドーズが違っている。薬価収載してから2年後に肺癌に適用追加してその数ヶ月後にメラノーマで一部の用法追加したという申請の仕方が、肺癌への適応拡大のときの薬価を下げるルールのスキをついた形になっている。
2016-10-07 15:47:17オプジーボ以外でも多くの薬価で、日本は(米国を除けば)多くの先進国よりはかなり薬価が高い。日本は海外ですでに発売された薬の薬価算定は海外薬価に引っ張られるので、米国薬価に引っ張られて高くなっている(そういう風に日本の値付けルールの穴が利用されている)
2016-10-07 15:52:42産学連携はいいことのように思われているが、→産学連携が進めば→アカデミアではなく企業の投資が増える→企業がリスクを取るので→回収のためにリターン(薬価)は高くなる。
2016-10-07 15:55:06小野薬品の事前試算では、もっと投与される患者数も少なく、症例あたりの投与期間も短いという見込みだった。(小野側も今の盛り上がりに驚いているかもしれない)
2016-10-07 16:10:35医療費が増えてるのはそれぞれの薬価が高騰しているということもあるが、そもそも高齢者があまりにも増えすぎているので医療費が高騰するのはどうしようもない。。。という話
2016-10-07 16:24:49次は製薬側の話。製薬の自前開発・自前特許主義から、M&A主義、ベンチャー買収、シーズ公募、、、、めぼしい基礎研究(会社も人も特許も)を金で買う時代へ
2016-10-07 16:39:34研究コスト高騰でアカデミアは死にそう、競争激化で企業も死にそう、回収のため薬価高騰で国民と国家財政も死にそう、つまりもうすぐみんな死ぬという話。身も蓋もない。
2016-10-07 16:44:04国内でもがん新薬開発競争はリスクが高すぎるということでがん新薬研究から手を引いている会社はかなりある。がんを継続しているのは武田、アステラス、中外、エーザイなど大手。田辺三菱、大正、塩野義、キョーリンなどの国内中堅はもうがんから手を引いているが、そのなかでは小野は異例の存在。
2016-10-07 16:48:18患者側代表は産学連携クソといい、行政代表は産学連携いい加減にしろといい、アカデミアは産学連携でカネをくれと言い、企業は産学連携やろうぜと言い、シンポジウム壇上が混乱しています。
2016-10-07 16:54:05いきなり過激だーー! 「白衣を着た詐欺師が自由診療クリニックでエビデンスのない治療を弱者に売りつけている日本の現状を見逃して良いのか」
2016-10-07 16:58:57医学が進んできたのは資本主義の良い面でもある。薬価が取れるからこそ製薬会社は投資をして新薬を作ってきた。メラノーマの患者側大きな恩恵を受けたのは、オプジーボの高い薬価のおかげとも言える。
2016-10-07 17:01:24オプジーボの薬価が高すぎると小野薬品を叩くだけでは医学の進歩を否定することにしかならない。パンを買うにも行列しなければならない社会主義国を望むのか?という話。
2016-10-07 17:03:59