ファンタジー系与太話まとめ

ファンタジー系クソツイートが溜まってきたので自己まとめにしました。
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ネコノシンワ

さんかく @File_Snake

神はまず最良の素材を用いて猫チャンを造り、それから様々な材料でその他の生き物を造った。残った劣悪な材料を手遊びに弄んでいたところ、その中から自然に人が生まれてきた。神はこの不完全な生き物の運命を哀れみ、最良の生き物である猫の世話をさせてやることで慰めを与えた。

2016-09-30 20:52:38
さんかく @File_Snake

最初の時代、火は猫チャンのためのもので、人は火の番をしたが暖まることは許されていなかった。狼はその頃人の番を任されていたが、この不完全なものを哀れんで火を与えてやろうと考えた。狼は歌で神を眠らせ、火を盗み出すと人に言った。「さあ、これは汝のものである」すると火は人に従った。

2016-09-30 20:58:04
さんかく @File_Snake

神は怒り、竈から炭と灰を取って投げた。すると狼は灰に喉を痛め、まだらになって犬になった。神は言った。「犬よ、おまえは歌わず、山野を駆けず、野の兄弟から憎まれるものとなれ。己の愛する人に従うがいい」こうして犬は人に従い、狼や狐を追い払い、己を狼でなくした猫を敵とするようになった。

2016-09-30 21:05:10
さんかく @File_Snake

犬は狼のようには歌わず、兄弟より人に親しみ、山に拒まれるものとなったが、その最初の友愛と忠誠を人に愛され、猫チャンの他に唯一火の側に座ることを許される獣となった。このため、人に従う犬と、人を従える猫チャンは、あらゆる生き物のうちで最も人に親しみ人に愛されるのである。

2016-09-30 21:16:00

ドラゴンカーセックスと真実の愛について

さんかく @File_Snake

やっぱシーサーペントが船を沈めタラスクが渡し船を襲いワイバーンが馬をさらって行くのは「そういう」目的のためなんすかね……?

2015-09-28 20:52:33
さんかく @File_Snake

人々を襲い追い散らし、野に燃える糞を撒き散らして攫ってきた船と日々愛のないドラゴンシップセックスに勤しんでいたタラスクは、聖女に縛られて捕らえられた時めでたくSMの快感に目覚めたのでした。

2015-09-28 20:56:13
さんかく @File_Snake

ドラゴンが絶滅の道を辿ったのは竜殺し達の殺戮によるものではなく、宗教者たちの狂熱によるものでもなければ、穢れなき乙女の愛によるものでも無論なく、ドラゴンカーセックスに興じ同族を顧みなくなり、子孫を残せなくなった為というのはどうか

2015-12-13 15:57:43
さんかく @File_Snake

「何故魂持たぬ鉄塊に愛を傾けるかとな。確かに車は魂を持たぬやもしれぬ。しかし儂に贄を捧げた人族共、戯れに啖うてやった獣族共、彼奴等魂持つ者のうちに儂の孤独をほどいた者はおらなんだ。思うに相手に愛されるか否かは、相手を愛するか否かを定めはせぬのだろう」――炎竜カーボルス

2015-12-13 18:02:41
さんかく @File_Snake

竜たちはむしろ粛々と滅びを受け入れた。それが果てしない長命の中で培われた諦念の為であるのか、単に狂熱とカーセックスの日々に彼ら自身疲れ果てていたのか誰も知らない。

2015-12-13 16:28:45
さんかく @File_Snake

「大叔父は城と番い、姉は船を愛して添い遂げたという。おれは車に生を捧げた。かくて我が種族は滅ぶ。まこと、文明というものは精神を侵す毒に相違ない」ーー最後の竜ウルムドネフェル

2015-12-13 16:00:12
さんかく @File_Snake

それから数千年、人類はオートマトンとまぐわい続けて滅び、エルフはその長命を木の又に捧げ、ドワーフは黄金ニーによって腎虚で死に絶え、オークは並みいる知的種族達の退行に怯え文明を捨てたところなんか豚的なモノに退行した。これから始まるのは肉の体を持たぬ者、機族達の時代……

2015-12-13 16:06:26

「水槽の中に象」

さんかく @File_Snake

水槽の中に象を買うことにしたって一文、なんかSFみたいだねえ

2016-06-27 20:05:38
さんかく @File_Snake

地球を模したペイントが施されたガラス球の中には、小さなサバンナがそっくり封じ込められている。生命球【BON-SAI】シリーズは宇宙船居住者(ボートピープル)や異星人たちに人気の地球土産だ。ルーペを使って覗き込むと、小さな象が鼻を掲げて吼えた。

2016-06-27 20:10:34
さんかく @File_Snake

生命球の中の象に僕は、人類が地球から離れられなかった頃、祖父祖父のそのまた祖父が、その目で見たという象の名をつけた。「インディラ」がサバンナにはいないと知ったのは彼女もまたいなくなった頃、一日は生命球の中で一年に引き伸ばされている。彼女の娘の娘のそのまた娘が偽のサバンナを生きる。

2016-06-27 20:32:58
さんかく @File_Snake

偽のサバンナを偽の太陽が照りつけ、偽の雲が流れる。今は乾季。人工の干魃が象たちを襲う。7代目のインディラが、乾燥と飢えに死にかけた娘を鼻で支えて歩かせようとしている。偽の環境が象に与える苦しみはそれだけが本物で、僕は息を詰めて見つめる。宇宙船の中で生きる僕の味わうことのない痛み。

2016-06-27 20:43:05
さんかく @File_Snake

「面白いかい、それ」マコデス星系人のエディーが7つの単眼を向ける。「エディーは自分の星のことを考えたりする?」異星人は偽顎を緩慢に動かす。「考えないこともないがね。マコデス星系、見たこともないからねえ」僕も彼も生まれつき、この宇宙船という生命球の中に封じ込められている身なのだ。

2016-06-27 20:56:48

異世界妄想

さんかく @File_Snake

ドラゴンってデザイン色々あるし、翼と嘴を持つものが烏天狗のモデルに、有角直立二足歩行のものが鬼のモデルになったとかでも面白いかもしれない

2016-02-14 14:48:42
さんかく @File_Snake

烏天狗と天狗は同じ生き物で外見の違いは性的二型だというのはどうだろう。四肢以外に翼があるので、嘴と羽毛のあるドラゴン類から進化した種族。メスは全身真っ黒だけど、オスは成熟すると嘴が細長く伸長し、顔と首周りの毛が抜けて赤い地肌が剥き出しになるの。遠くから見ると嘴が鼻に見えるという。

2016-02-14 22:30:52
さんかく @File_Snake

多脚のドラゴン類を祖先に持ち翼ではなく複腕を進化させて阿修羅のモデルになったドラゴニュート

2016-02-14 14:45:11
さんかく @File_Snake

稲荷信仰は元を辿れば大陸由来の荼枳尼信仰だったわけだが、本来の信仰ではジャッカルの獣人が神官を勤めていたものが日本に来る際に変質し、狐の獣人が神官として祀られてるとかだとアツい。熊襲だの土蜘蛛だの異種族に対して排他的だった日本だが、狐だけは限定的ながら政に関わる地位を得たとか

2016-02-14 14:58:48
さんかく @File_Snake

ファンタジー世界にやたら様々な種族が棲息しているのは地理とか魔法とか気候の影響もさることながら、外洋棲のシーサーペントが大型船を襲うため航海技術の発展が遅れ、地域隔離の影響が地球よりも強く現れたからというのはどうか

2016-02-14 19:33:06