- IngaSakimori
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ここで突然ですが 【なか卯コラボ記念SS】秋津洲牛丼専門店サンボ を投下します #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:03:07秋津洲牛丼専門サンボは以下のSSの続編のような……特に関係ないようなSSです 秋津洲バレンタイン togetter.com/li/943422 秋津洲ホワイトデー togetter.com/li/948747 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:04:42秋津洲ラーメン二郎 togetter.com/li/957187 秋津洲彼岸島 togetter.com/li/983348 それでは、はじまりはじまり~ #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:05:09「ぎ、牛丼屋さんとコラボ!? かも!?」 「ええ、その通りですよ、秋津洲さん!」 ここは内地のとある鎮守府。 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:07:42世界をまたにかけて深海棲艦を撃破したり、ラーメン二郎を食べに行ったり、彼岸島で暴れてきたり。 チート異世界転生なろう小説でもなかなか見られない、破天荒な俺TUEEEEEKAMOOOの果てに、秋津洲は艦娘としての経歴をリスタートしていた。 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:08:13「Lv155まで上がっていたけど、1からやり直しかも! 職歴に空白期間があると、評価がゼロになるのは困ったもんかも~」 「むしろ、秋津洲さんのような最弱無勝のゴミカス艦娘をLv155まで育てるような人が、1人でもいたことが驚きですが」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:08:56「そんなことないかも! 秋津洲のスーパー大艇ちゃんサーチによると、Lv155の秋津洲は各鎮守府にごろごろいるらしいかも!」 #秋津洲牛丼専門店サンボ pic.twitter.com/bnUVXrsOpj
2016-10-16 11:09:48「……まあ、そんな夢を見た、ということで話を本題に戻しますが」 メガネは知性の証とでもいうように、くいっと人差し指で位置を直しながらそう言ったのは、天下御免の毒婦艦娘として名を轟かせる軽巡・大淀である。 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:10:25「秋津洲さん、あなたにコラボの話が来ていますよ!」 「ブラックバイトで有名になった○○○しゃぶ○○○さんはお断りかも!」 「ちん○しゃぶ○秋津洲? そんな卑猥なしゃぶしゃぶ屋さんがあったなんて……この大淀、幻滅しました」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:11:28「秋津洲はそんなこと言ってないかも! ピー音がピー音になっていないのはひどいかも! かぐや消しはやめてくださいかも!」 「では、速吸さんに奪われたネタは蒸し返さないとして……コラボ先ですが、牛丼屋です!」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:12:25牛丼。 それはジャパニーズソウルフードとして、世界的にも有名である。 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:12:49たとえば、歩きポケモンGOで流れ弾にぶつかることでも定評ある、戦艦アイオワなどは『ネギが入っているから牛丼は野菜』などと、弾薬庫にデイビークロケット・戦術核無反動砲を撃ち込まれたとした思えない、クレイジーな認識を持っているほどだ。 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:13:32「でも、牛丼コラボなら去年もやっていたかも!」 「ええ、そうですね。すき……何とか、というお店で。 もっとも、その時、秋津洲さんはハブられていましたが」 「あれはみんなに出番を譲ってやっただけかも!」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:15:12「そして、今年の牛丼コラボに秋津洲を投入するということは……か~もかもかもかも! 秋津洲が人気を独占しちゃって大変なことになるかも!」 「この理由のない自信はどこからわいてくるんでしょうね……」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:15:53既にコレクションカードの撮影でもしているつもりなのか、二式大艇に腰掛けてどんぶりを持ったようなポーズを決めてみせる秋津洲に、大淀は冷や汗を禁じ得なかった。 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:16:24「とにかく秋津洲さん。このコラボ受けて頂けるんですね?」 「あったりまえかも! 秋津洲のおかげで売り上げ100倍は確実かも!」 「ありがとうございます。 鎮守府からは艦娘がそれぞれ各地のコラボ店へ応援に向かいます。秋津洲さんの担当は秋葉原店になります」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:17:29「お任せされましたかも!」 なかなか立派な胸部装甲をドヤ顔でぽんと叩くと、秋津洲は大淀から渡されたメモを元に、歩き出そうとして━━くるりと振り返った。 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:18:05「ん、あれっ? ちょっと待ってかも! 秋葉原って、結構近いかもだけど、大艇ちゃんで飛んでいけないかも?」 「こんな大都会で二式大艇なんて飛ばしたら、ドローンと間違えて撃墜されますよ……電車で行ってください。国電か地下鉄で行けますから」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:18:36「うう、秋津洲は自動改札使うのはじめてかも! 上野公園で中東の人から買った、度数が減らないオレンジカードをついに使う時が来たのかも…!」 ここで大淀が止めなかったせいで、秋津洲は駅の事務所で小一時間説教されることになるのだが、それはまた別の話である。 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:19:06何はともあれ、秋津洲は横須賀からJRを使って、秋葉原へたどり着くことに成功した! 「秋葉原って、でっかい街かも! 無線のショップばっかりだと思っていたけど……今は違うのかも? えーと、牛丼屋さん牛丼屋さん……」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:21:00ふらふらうろうろと秋津洲は大通りを渡って、秋葉原の中でもカオスな路地裏へと迷い込んでいく。 「見つけたかも! 看板に『牛丼専門店』って書いてあるかも!」 そして、秋津洲は遂に目指すコラボ先を発見した! #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:21:28「むむむ、去年も牛丼屋さんだったけど、今回は牛丼の専門店かも! でも、大淀さんからもらった資料には、コラボカードをもらえるのは牛丼とか親子丼を注文したときって書いてるかも……一体、どういうことかも?」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:22:07秋津洲が見上げる看板には、古風にも見える文字で『牛丼専門店サンボ』と書かれている。 そっと覗き込んでみると、その店内はお世辞にも明るく綺麗とは言えない。昭和時代の小さな食堂にも似た雰囲気がある。 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:23:07カウンターの奥では妙齢のマダムが目を光らせ、客の一挙手一投足を見つめている。 「サンボというからには、ロシア系かもしれないかも。 ひょっとして、ヴェールヌイと関係があったりするかも?」 #秋津洲牛丼専門店サンボ
2016-10-16 11:23:33