脳科学者・茂木健一郎氏(@kenichiromogi)のNHK・プロフェッシナル仕事の流儀の演出の実況解説ツイート

脳科学者・茂木健一郎氏がNHK・プロフェッショナル仕事の流儀の演出を実況解説ツイートしたものをまとめました。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

プロフェッショナル 始まったあ! @nhk_proff

2011-02-21 22:00:51
茂木健一郎 @kenichiromogi

内山晋、デパ地下のプロフェッショナルだ。今までにないようなもの、それは、つまり脳に対するサプライズやね。 @nhk_proff

2011-02-21 22:01:28
茂木健一郎 @kenichiromogi

ぼくがキャスターをしていた頃、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の忘年会などは、いつもスガシカオprogressで締めていたのでした。

2011-02-21 22:02:18
茂木健一郎 @kenichiromogi

NHKのfire bird、有吉伸人は、演出をいろいろと考えていて、最初、progressの時には一切コメントを入れなかった。途中で、橋本さとしさんのコメントを入れ始めた。ぼくは打ち合わせの時に見ていて、最初は違和感を覚えた。 @nhk_proff

2011-02-21 22:03:44
茂木健一郎 @kenichiromogi

出だしのVTRは、その人の人物像を描く。内山さんが掃除と床磨きから始めるということを捉えることで、その人物像をいきいきと立ち上げようとしているわけである。 @nhk_proff

2011-02-21 22:04:56
茂木健一郎 @kenichiromogi

最初の方のVTRのProgressの途中でコメントが入ることについて、fire bird有吉伸人は、明確な演出方針を持っていた。それで、最初は違和感があったぼくも、次第に納得していった。 @nhk_proff

2011-02-21 22:05:56
茂木健一郎 @kenichiromogi

fire bird有吉伸人は言った。「progressの途中でコメントが入ることに違和感を覚える人は、楽曲としてのprogressが好きなんですよ。」 @nhk_proff

2011-02-21 22:07:00
茂木健一郎 @kenichiromogi

あ〜ぼくはですね、今日の横浜美術館の打ち上げの席で、SonyのBraviaのワンセグテレビで『プロフェッショナル 仕事の流儀』を見ながらツイートしているのです。今日は間に合わないと、新橋で現品19800円で買って、横浜に向かったのであります。 @nhk_proff

2011-02-21 22:08:22
茂木健一郎 @kenichiromogi

ワンセグで『プロフェッショナル』を見ながら、右耳にイヤフォンを入れて音声を聞きながら、左耳では横浜美術館の打ち上げの会話を聞いている。キュレーターの木村さんがとなりに座っていて、ぼくはツイートしながら時々会話に入っている。 @nhk_proff

2011-02-21 22:09:46
茂木健一郎 @kenichiromogi

「心のバーを、上げ続ける」。最初の「黒ポン」、来ました〜。この黒ポン、最初はピアノしかなかったのに、それがヴァリエーションを持ち始めたとき、「おお〜多様性!」と思った。 @nhk_proff

2011-02-21 22:10:50
茂木健一郎 @kenichiromogi

内山さんは、専門家でも気付かないような点を指摘するというのが凄いなあ。人と人をつなぐ。今、「通常の業務の時にはでてこないですよ、こういう発想は」とはっきり聞こえたけど、ああいう音声が、ドキュメントのリアリティを創っているんだよなあ。 @nhk_proff

2011-02-21 22:12:40
茂木健一郎 @kenichiromogi

今、東京渋谷のスクランブル交差点の映像がありましたが、ディレクターは、編集時にこのような映像が必要だろう、とあらかじめ現場で読んで、撮りだめをしていくわけであります。 @nhk_proff

2011-02-21 22:13:57
茂木健一郎 @kenichiromogi

今、内山さんの表情を後ろからとって、それから商品写真にズームインした。あのようなカメラワークが気持ち良く感じられる、というのがスゴイところ。 @nhk_proff

2011-02-21 22:14:47
茂木健一郎 @kenichiromogi

パティシエの本橋雅人さん。このように、取材対象と一緒のフレームにうつりこんだ方が、『プロフェッショナル』の別の回に登場することがしばしばある。まさに、プロフェッショナルのリレー。 @nhk_proff

2011-02-21 22:16:05
茂木健一郎 @kenichiromogi

今、数秒映った、ビルを下からなめて撮った映像。このような場面のインサートが、独特の呼吸をつくっている。 @nhk_proff

2011-02-21 22:17:12
茂木健一郎 @kenichiromogi

「惚れる」という黒ポンが提示されるちょっと前から、音楽が入った。音が最初に聞こえることで、気分が変化し、そのことが準備となって、黒ポンがストンと心に入っていく。 @nhk_proff

2011-02-21 22:18:11
茂木健一郎 @kenichiromogi

NHKのfire bird、有吉伸人が言っていたこと。映像が切り替わる少し前に、次の場面の背景音などを流す手法がある。そのことによって、気分が準備される。 @nhk_proff

2011-02-21 22:19:04
茂木健一郎 @kenichiromogi

今、「有難う御座います」といった内山さんに、カメラが、自然にスィングした。ああいう時に、「あっ、こっちがしゃべった」とあわてている様子がなくいくところが熟練したカメラマンのすごいところ。 @nhk_proff

2011-02-21 22:21:12
茂木健一郎 @kenichiromogi

今、ロックっぽい音楽がかかっているが、このような音楽の仕様は、一つのかけでもある。NHKの「お客さん」の中心である、高齢者の方が「逃げる」可能性もあるからだ。 @nhk_proff

2011-02-21 22:22:20
茂木健一郎 @kenichiromogi

しかし、NHKの最大の課題の一つは、若い層の「接触率」(一週間に一度でも、NHKを見る率)を上げることにある。だから、世帯視聴率とともに、若年層の視聴率も重要になる。 @nhk_proff

2011-02-21 22:23:20
茂木健一郎 @kenichiromogi

今、内山さんの内面の描写の画面になっていますが、このような時に、「再現ドラマ」をつかわない『プロフェッショナル』において、どのような映像をつかうか、ということは演出論上きわめて面白い。 @nhk_proff

2011-02-21 22:24:26
茂木健一郎 @kenichiromogi

ゲストの内面を描くときに、『プロフェッショナル』が使う手法の一つは、今そうであったように、一人街を歩くシーンあるいは、車に乗っているシーン。その時、目の表情が強調される。バックミラーに映る目が使われることも多い。 @nhk_proff

2011-02-21 22:25:35
茂木健一郎 @kenichiromogi

今は、内山さんの内面を描くために、階段を上る足の表情が使われていた。番組制作は「ものづくり」。想像できないほどの多くの「配慮」のかたまりとして、一つの番組が送り出される。 @nhk_proff

2011-02-21 22:26:39
茂木健一郎 @kenichiromogi

カメラワークですごいと思うのは、必ずしも固定しているわけではなくて、心地良いぶれがあるということ。1/fゆらぎのようなもの。素人がぶれるのとはちがう、プロならではの生命の鼓動。 @nhk_proff

2011-02-21 22:27:52
茂木健一郎 @kenichiromogi

「デパ地下 活性化」という新聞記事がクローズアップされたが、当時の紙面が残っているとは思えないので、デジタル・アーカイブから印刷して、ブツドリしたのであろう。 @nhk_proff

2011-02-21 22:29:04