マーク・テ『Baling(バリン)』@ロームシアター京都
マーク・テ『Baling(バリン)』 マレーシアのバリン会談にかかる作品。英語。誰かを何かの役割に仕立て上げないと、均衡は保たれないのか。そうやって何かを切り捨てていくことを是としているのは、一握りじゃなくて大多数なんじゃって気が拭えません。傍観も含めて。
2016-10-22 20:07:03マーク・テ『Baling/バリン』。KYOTO EXPERIMENT秋会期のオープニング作品は、マレーシアの戦後処理に関わる会談をパフォーマンス化した人気作。前回のTPAMに続いて2度目の観劇ながら、本当に完成度高い…! テキストベースではアジアの近代性に意識が行くけれど(続
2016-10-22 20:52:11虚構らしさ。その「らしさ」は、記憶の本質でもあると同時に、我々が生きる近代国家の「国体」の実質ともイコールである。『Baling』は明日明後日で計3公演あるので関西圏の方はぜひ!京都で共産主義について考えるのも楽しい。 kyoto-ex.jp/2016-autumn/pr…
2016-10-22 20:58:52マーク・テの「バリン」会場に入るとコーヒーが振る舞われ、座布団を手渡されて「お好きな場所にどうぞ」場面ごとにぐるぐる回りながら見ました。1955年暮れのバリン会談(マラヤ政権とマラヤ共産党が闘争終結のため初めて交渉に臨んだ画期的な会談)を再現。民主主義について考えさせられた、、
2016-10-22 21:48:18マーク・テ『バリン』。マレーシアの歴史を良くも悪くも動かしたチン・ペイという怪人の存在が、バリン会議の再現に加え、出演者たちのチン・ペイにまつわるエピソードを絡めていくことで鮮烈に浮かび上がる。政敵に作られたイメージや偏向的な報道に隠された彼の素顔が見えるラストが何とも印象的。
2016-10-23 00:53:49マーク・テ『バリン』。観客はノースホールの地べたに座る上、シーンごとにパフォーマンススペースが移動するという特殊な舞台なので、これから観に行かれる方は地べたに座りやすい格好で荷物もコンパクトにした方が良いです。コーヒーのサービスがあって、上演中でも好きに飲めます(実際飲んだ)。
2016-10-23 00:56:03京都国際舞台芸術祭開幕。初日はマーク・テ「Baling」。政治的というより政治そのもので、同時に純粋な舞台芸術でもあるということに、何の違和感も感じさせない。政治との距離の感覚の差異に、刺激を感じる。アジア、マレーシアへの興味が深まる。
2016-10-23 13:05:04マーク・テ。いい面悪い面あると思うけど、シンプルというか普通すぎたな。チン・ペンのイメージの構築性を暴くというのも、何というか、意図と効果が過不足なく一致しすぎていてスリリングでない。国内的には切実な意味があるのだろうけれど。
2016-10-23 22:17:50京都ロームシアターでマーク・テのBaling。マレーシアのことについては全く知らなかったので、本当に勉強になった。けどこれで知った気になったらあかんのやろな。チン・ペンについてはもっと知りたくなった。 pic.twitter.com/JPSYDxug2D
2016-10-25 00:17:50マーク・テの『Baling』。マレーシアで観たらまるで違う感想だったろうなとおもった。マレーシアの歴史政治に無知な自分について、考えつづけた100分だった
2016-10-25 00:31:37マーク・テ「Baling」面白かった。二重の戦後処理の話。イギリスから独立したい、という意志は同じだけれど、争うマラヤ連邦政府とマラヤ共産党。会議最終日になっての「自由主義と共産主義がある国は分割されてしまうのを知ってるでしょ?」や「扇風機持ってく?」という台詞がとてもエモかった
2016-10-25 08:24:30