いじめ防止対策推進法について個人的な考察

色文字だけ読んでも、主旨は掴めます。
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暖簾⋈日常用 @noren_tweet

新聞なう。 …朝日新聞、やっぱり文化・福祉面は良い仕事してくれる。 文部科学省による、いじめ対応の有識者会議の結果を一面記事で字数多めに掲載。 こういうこと、特に産経新聞は絶対に書かない。 なんでや。

2016-10-25 07:04:26
暖簾⋈趣味アカウント @noren_RT

【訂正】 この日の産経新聞、3面に書いておりました。 お詫びして訂正致します。 (一面記事があまりにも強烈すぎた…汗)

2016-10-29 12:09:54
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

以前、書いたかもしれませんが。 要約すると。 2013年に、いじめ防止対策推進法ができました。 けど、いじめの定義が不鮮明。 いじめ情報の共有が法律に明記してあるにも関わらず、共有できてない例が第三者委員会で出てきた。 さぁ2016年。3年後に改正するとしてる法律。何をする

2016-10-25 07:09:47
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

せっかくなので、いじめの定義の変遷について少し詳しく掲載します。

2016-10-29 11:31:08
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

1985年に文部省が、いじめの定義をこう示しました。 「①自分より弱い者に対して一方的に、②身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、③相手が深刻な苦痛を感じているもの、④学校としてその事実を確認しているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない」。

2016-10-29 11:33:02
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

…ふざけた内容だと思いませんか? ④学校としてその事実を確認しているもの。って。   つまり「学校は認知していないので、いじめではありません」の理屈が通用していました。 愛知県西尾市でのいじめ自殺事件後に、文部省は定義を変更します。

2016-10-29 11:35:17
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

1994年に、文部省が「①自分より弱い者に対して一方的に、②身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、③相手が深刻な苦痛を感じているもの。なお、 起こった場所は学校の内外を問わない」 ④が削除され、更に「いじめられた児童生徒の立場に立って行うこと」という文章が追加されます。

2016-10-29 11:37:12
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

これでも、悲惨な事件はなくならない。 だって「弱い者いじめじゃないから、いじめじゃない」の理屈をまかり通せば、どんな大きな事件もいじめにならない。   文部科学省は、北海道滝川市の事件を教訓に2007年に、さらに定義を変更します。

2016-10-29 11:39:56
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

「①当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。 ②個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うもの」

2016-10-29 11:42:09
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

つまり「自分より弱いもの~」を削除し、行為が「継続的」かどうかも基準から外し、「深刻な苦痛」も「苦痛」としました。 基準が緩くなった。 すると、口が強いほうが勝つようになる。 いじめる側が「先生~いじめられた~」と、先生を盾にも矛にもすることができるようになる。

2016-10-29 11:43:42
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

で、現在施行されてる「いじめ防止対策推進法」における、いじめの定義はコチラ。

2016-10-29 11:47:54
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該 行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。」

2016-10-29 11:49:13
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

結局、何がいじめ!? 「いじめ」と「わるふざけ」等の線引きがわかんねぇよ!! いじめの定義をハッキリさせようぜ。←イマココ 緩くすべきか固くすべきか、偉い爺様方は頭を悩ませてるところ。

2016-10-29 11:51:47
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

正直、まがりなりにも現場の人間からすると、これは法律の問題。 教育の問題ではない。

2016-10-29 11:54:48
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

いじめ問題には、「いいわけ」の特徴があるとされます。 「相手にも悪いところがある」「一方的ではない」「悪意はない」「ひどいことじゃない」。 「いじめだろ」と指摘されたときに「そんなことない」と否定する理由は、口の強い立場であれば、いくらでも挙げられる。

2016-10-29 11:55:24
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

こうした、行為者相互の意図や行為に配慮していくと、傷付いている子供は置き去りにされる。 結果、取り返しのつかない事態になる。 だから「いいわけ」を抜きにした、1994年の文部省からの「いじめられた生徒の立場に立って行うこと」が大切だとされます。

2016-10-29 11:57:01
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

恋愛事情のもつれや、友人関係のいざこざ。 子供が成長するうえで、絶対に必要な関係性。 「相手が傷ついた」から「いじめ」だと定義するには、あまりにも軽率。 『これって、いじめ?』ではなく、『これで○○さんは傷付いてるかな?』が重要。 どちらが悪い論ではない。

2016-10-29 11:59:59
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

極力、いじめという言葉を使わずに「傷付いてる側の配慮をしよう」と促していくのが、大人の役割だと思う。   傷付いてる側を放置した結果が、いじめであって、事件化にも教育の腐敗にも繋がる。 いじめの定義? 違う。これは法的な、罰則の定義だと思う。

2016-10-29 12:02:46
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

もちろん、罰則の定義だけではありませんけどね。 ここから、予防といった対策もできるようになる。   さて、どうなるか。

2016-10-29 12:06:07
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

こういっちゃなんですけど、いじめ防止対策推進法は、大津いじめ自殺事件からできました。 けど、ちゃんと和解してない時期から作られた。 確かおとどしに、正式に和解した。 遺族と市の和解文が、行政対応や法律の目安にもなった。 そこを法律に落とし込むのが、今。 ちゃんとやらねば。

2016-10-25 07:13:27
暖簾⋈趣味アカウント @noren_RT

【訂正】 おとどしではなく、去年の9月でした。 意外と最近、といっては失礼かもしれませんが。 事件から和解まで、遺族はえらく長い協議をさせられましたね…(汗)

2016-10-29 12:18:32
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

"文科省は今後、提言に沿って具体策を詰める。" その通り。 お偉いさんがゴネゴネとお有難いお言葉を言って、大枠はできた。 具体論は、現場から陳情する。 ウチの施設からも、会長に向けて論と証拠を詰めねば。 教育福祉と政治は繋がってる。

2016-10-25 07:17:23
暖簾⋈日常用 @noren_tweet

……。 ただ、個人的には頭を抱えてる問題がありまして。 決めるのはクソジジイばっかり。 『おまえらの世代のものさしで計るな!(怒)』って話が、かなり多くある。 そこを打開できるかが、僕にとっての課題。 あいつら見えない敵と闘ってますからね。馬鹿じゃないの。

2016-10-25 07:24:04