傾聴に関して聞いて学んだこと

昨年の連続TWのまとめ
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Masahiro Hotta @hottaqu

去年流した傾聴関係のTWを再送。

2016-10-30 11:53:56
Masahiro Hotta @hottaqu

傾聴とは、基本的には相手のいう事を一切否定せず、ただ腹の底に澱のように溜まっているものを淡々と聞くことを指す。それによって話した相手には精神的なカタルシスが起こり、心に力が出てきて、自分で自分を客観視もができるようにもなると言われている。

2016-10-30 11:54:11
Masahiro Hotta @hottaqu

この傾聴は特別な精神状態に落ちいった人にだけでなく、不登校になりそうな子供達に家庭内で行うのも大変有用だとも言われている。教育やしつけがあるわけだから子供の我儘ばかり聞いていては道を外すが、子供をよく観察してトラブルを察知したら素早く対応を切り替えて傾聴をしてやるのもいいかも。

2016-10-30 11:54:26
Masahiro Hotta @hottaqu

ただ傾聴は1時間とか一定の時間をはっきり決めて行うのが、一般的な形態だそうだ。

2016-10-30 11:55:01
Masahiro Hotta @hottaqu

学校に行く行かないという問題になる前に家庭内傾聴を根付かせるのも1つの方法だと、臨床心理学の専門家が言っていた。子供なので支離滅裂で何を言いたいのか最初は全く分からないが、子供も自分で話していく過程で自分の心が整理されて、自分でも気づかなかった気持ちがはっきりしていくらしい。

2016-10-30 11:55:28
Masahiro Hotta @hottaqu

しかし子供に対する傾聴には、親の多大な忍耐力が必要。それでも子供達が抱える様々なトラブルに対する本質的な前進を子供自ら見つけることも増えるらしいので、その価値はあるのだろう。

2016-10-30 11:55:41
Masahiro Hotta @hottaqu

ただ親側には早急な結果を期待しないで長く腰を据えて子供達の成長を見守る姿勢も重要らしいので、親は本来の「親としての覚悟」を取り戻しておく必要はある。

2016-10-30 11:55:56
Masahiro Hotta @hottaqu

子供なので自分でも何が言いたいのかよく分からず、話もあちこちに飛ぶが、自分で話すことによって問題の原因となった場面で自分が何を感じていたのか、自分の気持ちはこうだったのかと子供達自身で悟ることも出てくるらしいので、親はただひたすら忍耐力の修行として口を出して遮らないことが、傾聴。

2016-10-30 11:56:11
Masahiro Hotta @hottaqu

親子の間での傾聴の話の補足。親には忍耐力が必要だと言ったが、それは傾聴であるが故に決して否定したり、ましてや怒ってはいけないため。ずっと話を聞いていると例えば「お前のものはぼくのもの」「ぼくのものはぼくのもの」とか言い出すかもしれない。普通だったらここで叱りたくなるだろう。

2016-10-30 11:57:00
Masahiro Hotta @hottaqu

でもその時間は傾聴すると決めて子供にもそう伝えたら、叱ってはいけない。子供は微妙に親の表情が曇るのを見たり、相槌の声のトーンが落ちるのをしっかり感じるので、それで叱られなくても、自分で気付く機会になることがあるらしい。子供が言葉に出すことで子供自身が感じ、考えることへ誘導される。

2016-10-30 11:57:16
Masahiro Hotta @hottaqu

傾聴の時間が終わった直後に「待ってました」と親の意見やお小言を言うのも駄目らしい。子供達の心には傾聴の余韻の時間も大切だから。何かあれば日や機会を改めて、そして淡々と。いろいろ家庭内傾聴には親の忍耐が求められる。

2016-10-30 11:57:30
Masahiro Hotta @hottaqu

それから子供と言わずとも高校生大学生にも傾聴はもちろん有効だが、問題は反抗的なところもあって親に心を開いて話し出すかどうか。高校生大学生でも誰か傾聴してもらえる友人や先輩がいる人は幸せ。でも本当に誰かに話を聞いてもらいたいのに、傾聴してくれる相手のいない人も沢山いるだろう。

2016-10-30 11:57:44
Masahiro Hotta @hottaqu

そういう場合は人間相手でなくても傾聴の効果はあるらしい。例えば1人で部屋にいるときに、親しみを感じるぬいぐるみとかに延々と語ることでも効果がある。ただし必ず声に出して語ること。(声は小さくてもいいらしい。)声に出して語ることで頭の中をぐるぐる回っていた混乱が整理されていくらしい。

2016-10-30 11:58:00
Masahiro Hotta @hottaqu

老人にも傾聴はもちろん有効。ただ傾聴する相手が確保できない場合ロボットでも効果はあるとの報告も。ある老人介護施設で試験的に、話しかけると反応する子供アザラシタイプのロボットを導入してみると、老人にとってそのロボットに"人格"が芽生えて、相談相手として成立するケースがあったそうだ。

2016-10-30 11:58:13
Masahiro Hotta @hottaqu

ただ傾聴は本来「人間対人間」が最も有効であるのは間違いないらしい。

2016-10-30 11:58:26
Masahiro Hotta @hottaqu

朝台所で料理をする忙しいお母さんへ食卓に座って話し続ける中学生の場合も「お母さんの意識」次第で傾聴になるらしい。子供にはお母さんの背中しか見えなくても、ちゃんと話を聞いてくれているという信頼感を感じて、子供にとっては傾聴になるとのこと。

2016-10-30 11:58:39
Masahiro Hotta @hottaqu

当たり前と言えば当たり前だけど、忘れていたり、軽視してやらないと、もったいないこと。ただ親にとっては大変な忍耐力の修行ではあるので、親がしっかり意識しないと続かないのだろう。

2016-10-30 11:58:54
Masahiro Hotta @hottaqu

世の中いろんな環境の家庭や人間関係があるから、傾聴も社会の様々な人達で支え合うのがいい。

2016-10-30 11:59:11
Masahiro Hotta @hottaqu

もちろん子供の教育には傾聴だけではだめで、メリハリが必要だろう。子育ては、親の人間性も同時に磨く、抜き差しならぬ真剣勝負という側面が強いのだな。やっぱり。

2016-10-30 11:59:24
Masahiro Hotta @hottaqu

そうそう。仏壇とかに延々と話りかける人もいるけど、それも立派な傾聴の効果があると聞いた。また信仰のある人は、自分の信ずる神に延々と話しかけるのも傾聴だとか。(小さくても声を出して語る場合に)

2016-10-30 11:59:50
Masahiro Hotta @hottaqu

傾聴で必要なこの意識とは「共感」。共感は傾聴において最も大切なキーワードとのこと。ただ安易に「分かる、分かるよ!」と言ってしまう相槌は、傾聴において一般にはNGらしい。

2016-10-30 12:00:21
Masahiro Hotta @hottaqu

聞いた相手は理解してもらえたと喜ぶこともあるだろう。だが分かると言ってくれた相手にも個人的な過去の似た経験があって、それが自分の語りで想起されてしまい、傾聴しているはずの相手の人間が、逆に話している自分に対して無意識に共感を求めていることを感じさせる。これを敏感に察知するためNG

2016-10-30 12:00:35
Masahiro Hotta @hottaqu

傾聴をする場合、一般的にはホストとゲストの分離をきちんと保つことが大切らしい。聞き役はスポンジのように聞き役に徹するのが原則。ただ友人関係でのおしゃべり等では杓子定規に分けるのもうまくない。いろいろな質、レベルの傾聴があり、相手の状況やTPOに応じてその設定を定めるのがいいらしい

2016-10-30 12:00:51