なんかすっげえ切ない夢を見た。なんか、切ない系のACのCMみたいで、淡々としてるんだけど、悲しい物語。自分は出ないです。
2016-11-01 05:56:49最初の描写としては、仲良しの小学生ぐらいの女の子二人が遊んでいて、だんだん大きくなって・・・というのがモノローグ的に流れてくる。自分は登場人物ではなく、拒否できないドラマを見ているような感じです。
「仲良し女子の二人は、お互いの家にしょっちゅうお泊まりする。ある日、その一人が、夕方、遊び疲れて部屋で横になり そのまま眠ったように亡くなってしまう」
2016-11-01 06:20:19けっこう端折っていますが、友達が死んだ描写ははっきりしてました。
「ふざけて寝ていると思って少しゆすったけど、その揺れ方が不自然だった。体全体が揺れているようで、触れた手には、無機質な何かをつかんでいるような感じがした。本当に眠っているのかとも思い、少しだけ強く揺すった。声もかけた。それでも、彼女は起きなかった」と、文章にするとこんな感じ。
「残されたもう一人の女子は、突然死を受け入れられず、その子の父親(父子家庭だった)に「あの子がとても寒がっている」と伝える。そのあと、大混乱になるが、覚えていない」
2016-11-01 06:23:13「現場検証や事情聴取、葬儀などが気がついたら終わっていた。なんだか、自分が悪いような気がして、家にもあまりいられなくて、あの子のお墓の前や、いつも遊んでいたところをうろうろしていた。いつの間にか、あの子の家にも上がり込んでいた」
2016-11-01 06:26:29「私が仏壇の前に座り込んでぼーっとしているのを見ても、あの子のお父さんは何も言わなかった。いつの間にか、夕方過ぎにはあの子の仏壇の前に座り込むのが、私の居場所になっていた」
2016-11-01 06:29:17「夜8時過ぎ。いつもなら帰る時間。あの子のお父さんがTVを見ながらビールを飲む背中が見えた。遊んでいて、遅くなると叱りながらも家まで送ってくれていた、あの背中が、とても小さく見えた」
2016-11-01 06:31:44「気がついたら、隣に座っていた。あの子のお父さんは、何も言わなかった。私が居ることには気付いているけど、顔は向けてくれなかった。」
2016-11-01 06:33:14「TVの内容に反応はする。でも、私にはなにも言わないし、なにもしてくれなかった。突然娘を失った人と、親友を失った私。似ているけど、たぶんまったく違う」
2016-11-01 06:36:09年齢的には高校生ぐらいです。心理描写的には、失った彼女の代わりに寄り添うことをほんの少しだけ望んで、そっと寄り添うような感じがありましたが、彼女のお父さんはやんわりと、そしてきっぱりと拒絶します。一言もしゃべりませんが。
「うとうとして、そのまま眠ってしまったらしい。気がついたら、あの子のお父さんに背負われて、家に向かっていた。小さな声で「ごめんなさい」と言った」
2016-11-01 06:38:19「あの子のお父さんは、なにも言わなかった。私は、家について、両親に叱られた。それでも私は、次の日も、また次の日も、あの子の家の、あの場所にいた」
2016-11-01 06:40:51「「すまなかったな」どのくらい過ぎたころだろう、あの子のお父さんは、消え入りそうな声で、背中越しに私に言った。ほんの少しだけ許されたような気がした」
2016-11-01 06:45:21