- motidukinoyoru
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健康を害する習慣を防ぐための政策として「健康ゴールド免許」が不適な理由は、あらゆる疾病に遺伝子的リスク(遺伝的なもの或いは突然変異的なもの)がかなり強く関与してくる点にある。それらの要因は事後的には抑制不可能なので、不健康習慣に直接課税する(例えば煙草増税)方が理にかなっている。
2016-10-28 16:26:33もし遺伝子的なものも含めて不健康を抑制しようとする枠組みなら、健康ゴールド免許はある程度妥当な枠組みなのだが、それは所謂優生学的な枠組みなものなので、その本質が理解されたときに共同体的国家的に許容されるかどうか怪しいものがある。今のところ、そもそもその側面はあまり強調されていない
2016-10-28 16:28:57国民全体の遺伝的疾病リスク因子を、経済的インセンティブ(もっと直截的な言い方をすると経済制裁)による再生産抑制を以て除去しようとする枠組みは、今の国民感情的には受け入れられないだろう。(逆に、もし国民同士の連関が極めて弱く、疾病リスク因子保持国民への庇護意識がない場合は…)
2016-10-28 16:36:40健康の遺伝子的リスクが十分に可視化・周知された場合に、国民健康保険のような無差別的相互扶助制度に対する国民認識がどうなるかは興味がある。 「不健康リスクが高くても、同じ国民なのだからお互い様」となるのが理想だが、「不健康リスクが異なる者まで扶助するのは不服」という勢力も現れ得る。
2016-10-28 16:55:35#ニッポンのジレンマ 浦野幸「生活保護は良くない。社会貢献をしたひとだけに分配する仕組みがよい」。 9割は「高齢者」「母子家庭」「障害者や傷病者」。5割は医療費。この人たちが「社会貢献」しないと支給しないというのか?生存権とは? pic.twitter.com/aViAr8BdgY
2016-01-01 23:38:29>RT 実はこれ、さっきの私の一連のツイートに関連する話ではある。twitter.com/motidukinoyoru…
2016-10-28 18:56:29共通するのは、「相互扶助の対象をどう設定するか」という問題。 相互扶助の対象を延々と拡大するというのは原理的に不可能だから、「国民」といった何らかの枠組みが用意される。問題は、それでは「広すぎる」と非難され、より強い「区別」が要求されるパターン。
2016-10-28 18:58:29「社会貢献しなければ相互扶助の仕組みがない」、言い換えれば「社会貢献しなければ非国民」という枠組みは、それが道義的問題を孕むということはもちろんのこと、「国家と国民」という枠組みそのものへの挑戦でもある。(であるが故に、道義的問題となり得るとも言えるわけだが)
2016-10-28 19:01:45社会貢献しようがしまいが、同胞(国民)であれば助けるという論理で成立するのが共同体(国家)なので、その大原則を犯すのは国家の破綻に近い。(その意味でオールドナチズムは、国家の強化に一見見えるがその実むしろ既存国家の破綻(国家内新国家の形成)とも捉えられる)
2016-10-28 19:05:24尤も、グローバリズムが進行するにあたって、国家の多層分裂や、超国家的な利益集団が形成していく中で、相互扶助の区別化推進のような「国家破壊的」な思想が強化されるのはごく自然であるとも言え、それに対抗する形で反動主義(含む国民主義的平等主義)が強化されるのもまた自然と言える。
2016-10-28 19:08:21繰り返すようだが、マイノリティあるいは弱者の保護というのは、(国民)国家の強化を通じて達成されるものであって、その逆ではない。 マイノリティや弱者への庇護を破壊するのは、彼らを「国民」という枠組みから排除する働きであり、それは国家の破綻、国家内国家の形成である。
2016-10-28 19:31:08国民国家という庇護システムから唯一排除されてしまうのが「外国人」。彼らの扱いは、徹頭徹尾国民国家の都合、ないし国家同士の関係性で決定してくる。これは庇護システムが超国家的になる場合しか解消されないが、その唯一の方法は国家併合であり、国民意識の範囲問題とかち合うことになる。
2016-10-28 19:34:03