『進撃の巨人』エントリ投稿後のやりとり
ちょっと流行へのカウンターのつもりで書いたけど、おかげで世代論や漫画史研究の分野にもつっこんだ内容にもしてしまった。適宜のツッコミもお願いしますね。 / 本当に読みたい『進撃の巨人』レビューとは? - ピアノ・ファイア http://htn.to/awF2Fs
2011-02-22 23:28:03感想を拝借してるところもあるので、礼儀として @y2k000 さんにも投げておかなければ。6日のオフで語ってた内容で更新しておきました。 http://d.hatena.ne.jp/izumino/20110222/p1
2011-02-22 23:53:40考え中。身体論のスキームとして考えた場合、ミカるんXや超弩級少女4946なんかとの差異が面白いと最近考えてるんですよね。進撃の巨人を含めて、いずれも人間が巨大化してロボット化しているわけなんだけど。http://bit.ly/fMHcSy
2011-02-22 23:54:30@izumino 過去編に意味があるとしたら「身体の操作」について熱心に書いてたなー、と思ってたります<進撃の巨人 基本的に、フルメタルジャケット前半のような閉鎖的コミュニティの話や、人間対巨人戦の非対称戦の訓練話なんだけど、もしかして巨人の身体論とも通じるのかしらーとか。
2011-02-23 00:00:59あと進撃については、コロッサスさんだったかな?が言っていた「シュールなギャグ」っていう面にも触れたかったけどノイズだったので排除。進撃のシュールさについては @yamakamu さんがネウロに絡めて語ってくれる予定らしいので待っておきます http://bit.ly/fKjuEa
2011-02-23 01:04:40あとそういえば、レスターさんのちょおま劇場実況をまとめながら感じたことだが、「まるで少年漫画」というフレーズが「まるで劇画!(by岸辺露伴)」と同じくらいに実体を無くしていることが少し気になった。「上昇志向と若さによる勝利」というキーワードをその言葉に込めてるのは解るけど、(続く
2011-02-23 01:14:19それは「漫画」とは関係ないよね? というかアニメやポップスのテーマだったりするよねという。それでも「少年漫画」というフレーズへの引力は理解できるだけに(「熱血」では通じないとか)難しい問題なのだが、いずれ言葉の一人歩きが問題になることもあろうと思う。考えたら負けな気もしますが
2011-02-23 01:18:31@izumino .ニュアンスに特化して使ってますからね、さっきのポストだと。ただ、僕の中のイメージで一番合った言葉が少年漫画だったという感じで。一方で、進撃の巨人のエントリがまさにそうでしたけど、また改めて考え直す時期にあるのかもしれないなあとは思います
2011-02-23 01:21:20@LeicesterP ぼくもそれ意外にいいようがなさそうだから困るんですけどねw 昔「スポ根」って言われてたのは、ドラマも漫画もリアルもいっしょくただったのになあと顧みるところもありますね
2011-02-23 01:24:15@izumino そうですね。むしろ90年代tジャンプ的とか言った方がいいのかも。それだと漫画だけじゃなくてアニメも範疇に入りそう
2011-02-23 01:25:46つまり、それだけ日本人(「アラサーの日本人オタク」かな?)にとっての「少年漫画」が他にはないイメージの集合として機能していることがわかると。「青春」というと「うす汚れてるのも青春」だし「夢破れるのも青春」になっちゃいますしね。スポ根、熱血も日本人的な「敗けの美学」を含んでいるし
2011-02-23 01:27:24スポ根と少年漫画的で違うのは、スポ根は実際のスポーツの現場と結構結びつくけど、少年漫画的はもっとメタな表現レベルだよなあとか考えた。ちょっと考えたい
2011-02-23 01:28:32「少年漫画」に比べれば、「少女漫画」って表現の方が、対象は広そうだけど一致した見解はえられそうなんだろうか?そこらへんは少女漫画をそこまで読んでないからよくわからんが
2011-02-23 01:37:10@LeicesterP もちろん安易に実体化はできませんが、「少女マンガらしさ」についての方が議論の蓄積があって一定の見解あるでしょうね。少年マンガ≒マンガ一般と区別される形でジャンルとして認識されたわけで。
2011-02-23 01:45:34岸辺露伴の「まるで劇画!ってやつが好きなんだっ!」と同じ感覚で「劇画ですね」と喋ったら、その場にいた夏目先生が「へ?」みたいな反応で首を傾げていたので、アラーキー先生の「劇画」イメージも世代的な偏りがあるんだろう。というか、荒木先生的にはあしたのジョーのことなんだと思う
2011-02-23 01:36:15……ということを考えていた、また別の酒の席で夏目先生から「僕らの世代の感覚だと、ちばてつやは劇画じゃなくて漫画だから、あしたのジョーが劇画って言われてもピンとこないんだよね」みたいなことを言われて「えっ(笑)」となったり。「じゃあ川崎のぼるはどっちなんですか?」「あれは劇画!」
2011-02-23 01:38:42@izumino ちばはマガジンが劇画路線を開拓する前から同誌の看板だったし、その前は少女クラブ専属ですからね。劇画人脈に属してない。デビュー作は貸本ですけど。
2011-02-23 01:57:47@iwa_jose それ以前に「あしたのジョー=ちば>梶原」っていうイメージの違いもありそうです。「梶原原作とは知らずに読んでた」っていう人の感覚はいまやぼくには想像つかないですし
2011-02-23 02:00:33@izumino 隠すというほどではないにしろ、途中までは明示してませんでしたからね。高森=梶原。梶原にとっても最高傑作なだけに、心中複雑だったろうな、とか想像しちゃいます。
2011-02-23 02:14:03こうした精緻なイラストにしてみると良く伝わってくるけど、まるでゴッド・オブ・ウォーをプレイしているような、3Dアクションゲームのような快感も魅力のひとつですよね。それも現代的な娯楽の影響を感じるファクターだよなあ 進撃の巨人 | 村瀬 http://t.co/mPQcviH
2011-02-23 02:31:12@miyamo_7 まさに当時の王道だと思います。ただ、当時は「少年漫画」というよりも「こども漫画」という言い方が有力だったのではないかと。
2011-02-23 02:35:45