テードゥンあれこれ

竹富、八重山に関するあれこれ
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たけとみ @tktaketomi

そうか、今日は16日祭でしたね。 RT@sobanotakenoko きょうは16日祭。 旧暦の1月16日に行われるご先祖さまのお正月です。 お墓の前にはご馳走が並び賑わっています。(^^)v

2011-02-18 21:59:13
たけとみ @tktaketomi

16日祭は、お墓にご馳走を供え、昔はお墓のまえで、歌、三線や踊りなどをして盛り上がってました。今は、ご馳走を供えるだけか、供えて、お墓の前で食事するだけが、ほとんどのようです。ちなみに我が父と母は二人でお墓前で食事をしご先祖様と楽しんだようです。

2011-02-18 22:04:18
たけとみ @tktaketomi

沖縄では、「あの世」をグソー(後生)と言いますが、グソーの暮らしはこの世とほぼ同じだと考えられていました。それで、お墓も家のように大きく造り、庭もあります。そのお墓の庭で盛大に宴会をするのがジュウルクニチ(16日祭)です。ご先祖様のお正月でした。

2011-02-18 22:06:39
たけとみ @tktaketomi

nhk 「沖縄学のまなざし」みました。言葉といえば、西表島のイリを「西」と書くのは、琉球方言のイリに「西」の漢字に当てたからです。沖縄では、東は太陽が上がるのでアガリ、西は太陽が入るところなのでイリと言います。それで、西表はイリオモテと読みます。

2011-02-21 01:20:19
たけとみ @tktaketomi

ちなみ、北はニシ、南をハエです。沖縄本島の「西原町」は、首里城の北の方角にあるので、北原(ニシハラ)となったのですが、どういうわけか「西」の漢字を充ててしまったようです。ちなみに、ハエバル(南風原)町は首里城の南に位置しています。方言はおもしろいです。

2011-02-21 01:21:19
たけとみ @tktaketomi

おはようございます。竹富島の方言で「竹富」は、「タキドゥン」「テードゥン」と、二通りの言い方がありますが、タキドゥンとテードゥンの2つの方言名を持っている島は、めずらしいようです。

2011-02-22 09:30:15
たけとみ @tktaketomi

竹富島の人々は主として「テードゥン」と言いますが、石垣島などの島外の方は「タキドゥン」が多いようです。タキドゥンが古く、テードゥンは新しい言い方です。taketomi⇒takidun⇒taidun⇒te:dun竹富島の古謡や民謡はタキドゥン(takidun)と歌っています。

2011-02-22 09:31:58
たけとみ @tktaketomi

@marimo_has 戦後の竹富部落会では、各家庭で犬を飼わないようにしようとの申し合わせが行われ一時機犬は竹富島からいなくなった経緯もあり、猫の方が断然多いですね。

2011-02-23 01:11:09
栗干39 @mt4807_81

@tktaketomi ありがとうございます。民謡の「黒島口説」であっているかな、「猫がミヤウミヤウ♪」と歌に猫がでてきたりしていたのでめずらしい印象をうけました。私の三線の大底先生と鳩間チヨ子さんのお稽古で(20年前)歌われていた時に聴き、記憶に残る1曲です。

2011-02-23 01:33:16
たけとみ @tktaketomi

12年に1度の登野城の結願祭がnhkで映ったようですね。竹富島では、タナドゥイ(種子取祭)、キツガン(結願祭)などの祭りは毎年行います。沖縄では本来毎年行われていた祭りが、いろいろな理由で毎年行うことが困難になり、3年、5年、10年、12年に1度というふうに変わることがあります。

2011-02-23 02:40:04
たけとみ @tktaketomi

石垣島川平・小浜島・竹富島などの結願祭が毎年行われていることから、登野城の結願祭も、本来は毎年行われていたのではないかと思われます。

2011-02-23 02:41:22
たけとみ @tktaketomi

登野城・川平・小浜島の結願祭にミルク神が登場しますが、黒島では豊年祭、西表島租納・星立では節祭、波照間島ではムシャーマの祭り、竹富島では種子取祭で、ミルク神は登場します。また、多くのミルク神は野外を踊り歩きますが、竹富島のミルク神は舞台上にのみ登場する神で踊ったりはしません。

2011-02-23 02:42:54
たけとみ @tktaketomi

竹富島には「うつぐみ」という言葉があります。相互扶助・協力精神などと言われていますが、沖縄国際大学の狩俣恵一教授や鳥取大学の家中茂准教授の論文によりますと、「うつぐみ」は竹富島全体に関わる協力のことで、個々人や隣人同士の協力は「ユイ」であると述べています。

2011-02-23 03:10:49
たけとみ @tktaketomi

つまり、島全体の公に協力するのが「うつぐみ」であり、個人もしくは民間レベルの協力は「ユイ」だということです。

2011-02-23 03:12:53
たけとみ @tktaketomi

沖縄は全県的に「ユイ」もしくは「ユイマール」の相互扶助的な精神を重んじていますが、竹富島では、公的に協力する「うつぐみ」という言葉を大切にするだけでなく、民間や個人レベルの「ユイ」も大切にしています。公と民間レベルに分けて考えているところが面白いと思います。

2011-02-23 03:13:19
たけとみ @tktaketomi

公私の視点で考えますと、村共同体や国家の公のために祈るのがノロで、個人や民間のために祈るのがユタです。つまり、ノロは公共団体のために祈る公務員で、ユタは民間企業ですね。

2011-02-23 03:15:19
たけとみ @tktaketomi

琉球文化圏は、奄美諸島と沖縄諸島の北琉球文化圏と、宮古諸島と八重山諸島の南琉球文化圏に大別され、奄美諸島と沖縄諸島の北琉球文化圏では公に仕える神女のことをノロと言いますが、南琉球文化圏ではノロとは言わず、ツカサ(司)もしくはカンツカサ(神司)と言います。

2011-02-23 03:18:08
たけとみ @tktaketomi

また、北琉球文化圏では、8886形式の琉歌が根付いていますが、南琉球文化圏では8886の形式の琉歌はあまり歌われません。例えば、八重山の代表的な民謡の「鷲の鳥節」や「安里屋ユンタ」は、55形式ですね。

2011-02-23 03:19:14