国立遺伝学研究所公開講演会2016「出張!!遺伝研」実況ログ
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総研大は授業がすべて英語 #公開講演会2016 バイオロジーの世界は横文字多用というより和訳が間に合わない部分もあるので合理的だったりする
2016-10-29 12:37:16顕微鏡観察をもってして細胞切片を観察するとナシは鉱物めいた細胞が、ブドウは柔らかそうな細胞の構造を見ることが可能であるように植物の構造は細胞レベルでもある程度分かる #公開講演会2016
2016-10-29 12:44:07植物の表皮細胞観察において共焦点レーザー顕微鏡を使うメリットはサンプルを切断しなくても断面を見ることができる点である #公開講演会2016
2016-10-29 12:47:22タバコの葉の表皮細胞では細胞壁の内部を液胞膜が覆っており細胞内の大多数を占めている。液胞は分裂初期段階では細胞壁の半分程度であるが成長により細胞壁が大きくなると細胞壁を充填する形で液胞と液胞を覆う膜も大きくなる #公開講演会2016
2016-10-29 12:50:28細胞壁の主成分はセルロース微繊維(我々が食べるとき食物繊維と呼ぶ)であるが、硬い繊維のため進路を制御するための組織が必要となりそれが表層微小管 #公開講演会2016
2016-10-29 12:53:08静的なセルロース微繊維と異なり表層微小管は動的であり伸びたり縮んだりする。その動きは自己組織化か? #公開講演会2016
2016-10-29 12:54:44自己組織化については演者曰くフライパンの上に乾いたパスタをぶちまけて適当に降ると勝手に並ぶ(ロバストである)が、パスタの数が少ないと整列化が再現されないとのこと #公開講演会2016
2016-10-29 12:57:02何故植物は陸上動物よりも高い背丈を出来るのか。キリンが5m程度なのに対してセコイア(ヒノキ科)が100m超えを維持出来るのは道管にその秘密があるとのこと #公開講演会2016
2016-10-29 12:58:53陸上動物は心臓を使って血液を送り込む必要があるが限界があるが植物は道管を使って地表から水を根を通して全身に送りこむことが可能となる #公開講演会2016
2016-10-29 13:00:17道管は原生木部道管と後生木部道管の2つに大別され、前者は若い組織であり螺旋状、環状を取り形成途中のため「伸びる」。後者は水を漏らさないが完成された道管のため「伸びない」 #公開講演会2016
2016-10-29 13:05:16道管は植物の深部で形成されるため成長過程の観察が困難であることから、シロイヌナズナの培養細胞から道管を作る手法を確立した。その結果、蛍光標識と組み合わせることにより形成途中を観察出来ただけでなく邪魔な微小管を壊すシステムの存在まで示唆された #公開講演会2016
2016-10-29 13:09:00MIDD1、表層微小管を壊すタンパク質の発見。同タンパク質を抑制すると道管の壁孔が作られなくなってしまう #公開講演会2016
2016-10-29 13:10:35更にROPファミリーに属する3つの遺伝子が表層微小管から発見された。これらの因子はMIDD1を制御すると考えられる #公開講演会2016
2016-10-29 13:11:30道管ではない表層微小管でこれら4遺伝子を発現させた結果、道管になったことから表層微小管による自己組織化のコントロールを司ることが示唆された #公開講演会2016
2016-10-29 13:12:35宇宙の構成数よりも^7程度多いのに細菌のイメージはバイオフィルムや感染症など悪いイメージが付き纏う #公開講演会2016
2016-10-29 13:19:15