茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1939回「他人との絆と自分の個性を安全基地として、挑戦すること」

脳科学者・茂木健一郎さんの11月6日の連続ツイート。 本日は、感想です。
4
茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート1939回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

2016-11-06 06:12:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

「挑戦」のためには、「安全基地」が必要である。つまり、脳の情動系の中で、「確実」なものがあると、その分、「不確実」なものを積み増すことができるのである。

2016-11-06 06:14:25
茂木健一郎 @kenichiromogi

「安全基地」になるのは、何よりも、他人との絆である。たとえば、子どもにとっては、親との絆が安全基地になる。過保護過干渉や、自由放任ではなく、愛情をもって見守ってもらうことが、子どもの安全基地になり、子どもは安心して挑戦できる。

2016-11-06 06:15:27
茂木健一郎 @kenichiromogi

大人になっても同じことで、他人との絆が安全基地となる。友人が多い人の方が、挑戦はしやすい。友人から、こんなことをやってみないか、という示唆を受けることも多いから、それが、自分を超えるきっかけとなる。

2016-11-06 06:16:21
茂木健一郎 @kenichiromogi

自分の「個性」も、挑戦のための安全基地になる。自分が自分になったのは偶然だが、なってしまえば必然でもある。偶然を必然とする「偶有性」の精神によって、自分の個性を受け入れ、それを安全基地として挑戦をすることで、人生を楽しむことができる。

2016-11-06 06:17:20
茂木健一郎 @kenichiromogi

個性は、欠点と長所から出来ており、両者は往々にして表裏一体である。だから、自分の欠点も含めて、それを客観的にメタ認知して、やわらかな心で許容できる人こそが、自分の個性を安全基地として、挑戦に結びつけることができる。

2016-11-06 06:18:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

自分の個性を知るには、他人という「鏡」が必要である。人によって映る自分の姿は違うから、できるだけ多様な他者と出会った方がいい。他人という鏡に映るさまざまな自分の姿をメタ認知し、その個性を安全基地とすることで、人は挑戦することができるのである。

2016-11-06 06:19:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1939回「他人との絆と自分の個性を安全基地として、挑戦すること」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

2016-11-06 06:20:13