脾摘出患者の肺炎球菌ワクチン接種について(11/11追記あり)
- eripicayune
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【脾摘出患者の肺炎球菌ワクチン接種について】 脾摘出患者は、肺炎などの感染症にかかって重症化した場合、死亡率は50~70%。脾摘出後重症感染症(OPSI)と呼ばれていますが認知度は低く、患者本人・医療従事者でも知らないことが多いです。
2016-11-07 19:15:50私は2012年に膵臓の手術を受けた際に脾臓を全て摘出しました。肺炎球菌ワクチンは接種しておらず、保健の為に接種を考えた…のが、先週。長き戦いの始まりでした。今も戦っています。病気とではありません。地域医療を支える病院と、です。
2016-11-07 19:16:03脾摘出患者は免疫力が弱くなるため、基本全額自己負担の肺炎球菌ワクチンに保険が使えます。3割負担です。これはワクチンの添付文書にも記載されています。e-pharma.jp/druginfo/tempb…
2016-11-07 19:16:38ですが、現時点で「保険使えますよ」と言ってくれた病院は1件だけです。全額自己負担となると高額になる(というか使えるものを使わないのはもったいないし後から手続き増えそうで怖い)ので、予防接種が受けられないのです。
2016-11-07 19:17:09余談ですが、保険適用になる病院とならない病院があるのか?という疑問が浮上しました。専門外なので詳しくはわかりませんが、もし保険適用にならない病院があるとしたら、私なら行きたくないです。詳しい人誰か教えて。
2016-11-07 19:17:58保険適用になる、と言ってくれた病院は私が手術を受けた病院で、大学病院なので初診料がアホみたいに高い。自己負担でワクチン打ったほうが安くなるくらい高い。だからそこで受けても意味がない。これが非常にネック。
2016-11-07 19:18:12ワクチン接種にあたってまず一番最初に問い合わせしたのは、近くの消化器専門病院でした。消化器標榜してるならOPSIも知ってるだろう、と思ったからです。しかし結果はNO。「ワクチンは自費です」の一点張りでした。
2016-11-07 19:18:23ここでもう少し押せば、あるいはその時の自分にワクチンの添付文書を確認してくださいと言うことができていれば、今頃は心穏やかだったのかもしれない、と今でも思います。知らないって怖い。
2016-11-07 19:18:50もしかしたら事情が変わったのかもしれない、自分の記憶違いだったのかもしれない、と思い、手術を受けた大学病院に問い合わせてみました。結果はOK。「添付文書にも確実に記載があります」と太鼓判をいただきました。
2016-11-07 19:19:02もう一度同じ病院に問い合わせるのも気が引けたので、最寄の内科に本日問い合わせたんですが…。 まず「肺炎球菌ワクチンは自費です」と返ってきたのですかさず「添付文書に記載があるし、手術を受けた病院でも確実に保険適用になると説明された」と押します。押したんです。その後がひどかった。
2016-11-07 19:20:18「添付文書は手元にない、肺炎球菌ワクチンは自費です」 「確認してください」 「手術受けた病院で打ってもらったらどうですか」 「大学病院なので初診料かかります、自費より高くなります」 「…はぁ。ちょっと待っててください」 待たされること1分。
2016-11-07 19:20:41「今引っ張り出してきたけどそんなのどこに書いてある?」 「下の方に保険給付上の注意という項目があります」 「2歳以上の脾摘患者における肺炎球菌による感染症の発症予防の目的で使用した場合にのみ保険給付される、ここですか?」 「それです」 「…少々お待ちください」
2016-11-07 19:20:52なぜか事務の女性から男性に電話が代わりまして… 「確かに保険適用って書いてあったけどうちじゃ詳しいことわからないから、手術受けた病院か保健所に相談してくれる?」
2016-11-07 19:21:08医師法19条では「正当な理由なしに診察治療を拒んではならない」と定められていますが、この場合は正当な理由にあたるのでしょうか。詳しいことがわかんない、に正当な理由を見出せませんでした。
2016-11-07 19:21:22仕事の合間を縫っての電話だったので、それ以上押せず、言われるままに保健所に連絡をしました。声を大にして言いたい。旭川市保健所は親身になって対応してくれる素晴らしい人がいます!事情を説明しすでに2件断られていることを伝えたところ、「それは心配でしょう」と寄り添ってくださったのです。
2016-11-07 19:22:06しかし担当の方も脾摘出患者のワクチン接種についてはご存じなかった…。 ほんと情報行き渡ってないんだなぁ、としみじみ。ただ、担当の方が「すぐ調べて折り返しご連絡いたします」と言ってくださったのがありがたかったです。そして本当にすぐに折り返し電話がきました。
2016-11-07 19:22:17「製薬会社と国保に問い合わせたけど、確実に保険適用になるケースだし、国保も請求来たらちゃんと出すって言ってます!」なんと、この短時間でがっつり言質とってくれてたんです。ありがとうSさん!!
2016-11-07 19:22:28しかしそれは既知の情報なんです…私が知りたいのは「保険で接種してくれる病院」の情報なんです…。保健所の管轄外なんですよね、知ってます…。ここでふりだしに戻りました。 やむにやまれず、先ほど旭川医師会のメールフォームから問い合わせをしてみました。メールフォームなので望み薄ですが。
2016-11-07 19:22:50これをご覧になった医療従事者の方にお願いがあります。2歳以上の脾摘出患者の肺炎球菌ワクチン接種は保険適用になります。なので、脾摘出患者が肺炎球菌ワクチンの接種を希望した場合はさくっと打ってやってください。
2016-11-07 19:23:00あとついでに、旭川市内のいわゆる「町医者」で、脾摘出患者の肺炎球菌ワクチン接種に保険適用してくれる病院をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。 同僚の家族がマイコプラズマに罹り身の危険を感じながらせっせと働く36歳からのお願いでした。
2016-11-07 19:23:07本日無事、肺炎球菌ワクチンの予防接種を受けてくることができました。友人が脾臓摘出患者が保険適用になることを記載した病院のwebページをみつけてくれました。感謝しても感謝しても足りないです。
2016-11-11 19:53:39ただ、webページに記載があるにもかかわらず、電話対応してくださった窓口の方はやはり、脾臓摘出患者は肺炎球菌ワクチンに健康保険が使えることをご存じなかったようでした…。毎回聞かれるんですよね、高齢者ですか、って。
2016-11-11 19:55:07ただ、そこの病院は、窓口の方がすぐ院長に確認してくださって、院長が間違いなく保険適用になるとおっしゃったので通ったんです。 診療報酬請求に携わる方には是非、この件をさらっとでいいので記憶にとどめて置いてくださると幸いです
2016-11-11 19:57:12