数学が出てくる漫画、小説、CD、ドラマなどの紹介

サイエンスアゴラというイベントで紹介した作品たちをまとめました。
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キグロ@カクヨム @kiguro_masanao

今からこのツイートへのリプライで、サイエンスアゴラにて紹介した数学漫画や数学小説などの再紹介をしていきます。書き溜めてない上に、スマホでポチポチ打って行くのでたぶん時間かかります。順番は、POPカードを袋から取り出した順(つまりランダム)です。 #日曜数学会

2016-11-08 17:10:00
キグロ@カクヨム @kiguro_masanao

『七三値ぱすかはダイスを振らない!』MOSAIC.WAV 確率の用語や法則が散りばめられている電波ソング。例えばコンプガチャで、全種類揃えるために必要な回数の期待値は、9割揃えるために必要な回数の期待値のちょうど倍になることなどが歌われている。初回限定盤には解説書がついてきた。 pic.twitter.com/mzv9jTwyUc

2016-11-08 17:14:23
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『Q.E.D.証明終了』加藤元浩 数学や物理の小ネタが大量に出てくる理系ミステリ。小ネタだけでなく、事件そのものや犯人の動機に数学や物理が絡むことも多い。POPは、第38巻の「十七」の煽り。江戸時代の和算家が何を発見したのかを、残された史料から読み解く話。 pic.twitter.com/tSLNlpNvfF

2016-11-08 17:20:10
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『算法少女』遠藤寛子 江戸時代の同名の和算書を書いた少女あきを主人公にした児童文学。江戸時代に和算がどのように扱われていたのかが、史実に基づいて描かれている。和算を巡る騒動に巻き込まれたあきが、和算に対して様々な思いを抱き、成長していく物語。 pic.twitter.com/65H8YEoAWD

2016-11-08 17:27:00
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『ホワイト・ライト』ルーディ・ラッカー 現役の数学者が書いた数学SF。幽体離脱を繰り返すうち、無限が実在する世界に迷い混んだ数学者が、連続体仮説の証明に挑む話。ぶっちゃけストーリーはない。奇妙奇天烈な無限の世界を楽しむ作品。ヒルベルトホテルなどももちろん出てくる。 pic.twitter.com/csR1XKPIpB

2016-11-08 17:30:51
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『アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)』兎月山羊 厨二的異能力バトルアクション。中学~高校レベルの数学の定理や物理の法則を《異能力》として操る数秘術師達の戦いを描いた作品。敵の能力を把握するために数学の知識が必要になるので、毎回ヒロインが数学の解説をするシーンが出てくる。 pic.twitter.com/FWqettZpTa

2016-11-08 17:37:39
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『青の数学』王城夕紀 数学の問題を互いに解き合い勝負する「数学決闘」を主軸にした青春物語。数学に対してそれぞれ異なる思いを抱いている少年少女達が、その思いとプライドを賭けてぶつかり合う。数学が好きな人同士でも、数学のどこが好きなのかは違うということを見事に描いている作品。 pic.twitter.com/QZavpNuMU0

2016-11-08 17:44:25
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『論理少女』つじ要 その場にある物で、その場でゲームを作り、勝負する、という遊びの流行っている町に転校してきた主人公の日々を描いた作品。基本的に出題した側が有利なので、出題された側は「いかに相手の裏をかくか?」に執心することになる。不利な状況からの逆転劇が見物。 pic.twitter.com/4e3mI3Avtm

2016-11-08 17:50:44
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『NUMB3RS』CBSパラマウント FBIが抱える難事件を、数学者が数学を使って解決する刑事ドラマ。連続銀行強盗の次の犯行場所を推測したり、バイオテロの感染源を特定したりする。作中に登場する数式はすべて本物の数学者が監修しており、作中の状況で実際に使えるものになっているらしい。 pic.twitter.com/G2WKGtuaEw

2016-11-08 17:59:15
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『和算に恋した少女』風狸けん、中川真 江戸の町で起こる事件を算術で解決していく捕物帖。事件を追ううちに失踪した父の影が見え隠れし、父が残した謎の言葉の意味を探ることになる。和算と言っているが、登場するのはほとんどパズル。有名なパズルがそこそこ無理なく現実的な状況で登場する。 pic.twitter.com/NoUZbIn8AJ

2016-11-08 18:09:25
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『浜村渚の計算ノート』青柳碧人 義務教育における数学の復活を望む数学テロ組織と、それに対抗する天才少女の戦いを描いたミステリ。数学を使ったトリックと、それを数学を使って破る攻防が見物。毎度、犯人を数学的に諭すのがお決まりのパターンだが、数学好きにはグッとくる。 pic.twitter.com/3L8Sey289W

2016-11-08 18:15:31
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『お任せ!数学屋さん』向井湘吾 身の回りのトラブルを、数学で解決する児童文学。初めはいかにも数学で解けそうな悩み相談から始まるが、最終的に恋愛相談を数学で解決する。比喩ではなく、本当に数式を用いて解決する。その数式を一捻りするラストの展開が素晴らしい。 pic.twitter.com/Ta9HWq16rY

2016-11-08 18:19:46
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『Yの箱船』石蕗永地、天樹征丸 いわゆるCUBEもの。出題される問題に正解し続けなければ死んでしまう異次元空間に閉じ込められた男女が、脱出を目指し奮闘するサスペンス。出てくる問題はどれも、思考力よりも発想力を問う数学パズル。 pic.twitter.com/wJo6t8xmfg

2016-11-08 18:29:02
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『数学ガール』結城浩 高校生の主人公と3人の少女達が、中学~大学レベルの数学に挑む青春物。主人公達の進路や恋の悩みなども描かれるが、メインは数学の解説で、作中には大量の数式が使われる。地の文が主人公の一人称のため、数学の得意な人が数学の問題をどう考えているのかがとてもよくわかる。 pic.twitter.com/hzxPn4ENjE

2016-11-08 18:39:09
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『数学小説 確固たる曖昧さ』ガウラヴ・スリ、ハートシュ・シン・バル ユークリッドの『原論』がいかに素晴らしい本であるかが延々と語られる作品。1919年のアメリカで、神を侮辱した罪で逮捕された青年が、信仰心の篤い判事とともに、神と数学のどちらがより信じるに値するかを議論する。 pic.twitter.com/fZRvKoh6si

2016-11-08 18:43:40
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『数学女子』安田まさえ 大学の数学科を舞台に、4人の女子大生の日常を描いた四コマ漫画。暗算が得意な天然のまな。ギャンブル大好きな姉御肌のさえこ。巨乳でしっかりもののゆみ。本とパソコンと暗号がすきなとも。バラバラな性格の四人が織り成す萌え系漫画。 pic.twitter.com/vwRbmsxFTR

2016-11-08 18:51:14
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『トリプル・ゼロの算数事件簿』向井湘吾 算数の得意な主人公が、困っている人達を助ける児童文学。いじめられっ子を助けたり、お祖母ちゃんを亡くして落ち込んでいる子を慰めたりする。算数の知識を、発想の転換で使う展開が見物。算数そのものより、「間違った正義」の話などに重点が置かれている。 pic.twitter.com/itd1D1afDW

2016-11-08 19:03:21
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『4D』汐里、橘尚毅 超能力者達のバトルを描いたサスペンス。瞬間移動や念力などの超能力が、実は四次元空間を介して行われているというストーリー。主人公の数学教師が四次元空間について解説するのだが、その説明がとてもうまい。四次元空間の知識を応用して超能力バトルを繰り広げる展開が見物。 pic.twitter.com/acIc5n8HHg

2016-11-08 19:11:07
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キグロ@カクヨム @kiguro_masanao

以上、17作品を今回は紹介しました。140字足らずではすべての魅力を伝えきれないのですが、どれも本当にオススメなので、少しでも面白そうだと思ったら探して買って頂けたら嬉しいです。 #日曜数学会

2016-11-08 19:15:28