読書週間だからrtされた数だけお勧め本プレゼンする(金子良事編)
- ryojikaneko
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古代から現代の都市計画を概観。社会改良主義と近かった19世紀から20世紀初頭の記述は、社会政策学徒は必読だろう。 都市計画の世界史 (講談社現代新書) 講談社 amazon.co.jp/dp/4062879328/…
2016-11-01 23:08:35対立的に捉えられがちな組織を含む制度と市場を同じ土俵で語ったことで、新制度学派を切り開いた。コース自身は身もふたもないといいながら、コモンズの影響もあったと思う。いずれにせよ一読の価値あり。 企業・市場・法 東洋経済新報社 amazon.co.jp/dp/4492312021/…
2016-11-01 23:15:17変化球投手稲葉さんの割とオーソドックスな経済成長概説書。一番オリジナルなのは5章の話で、今まてで最もまとまっている。社会政策学徒は読んで欲しい。 不平等との闘い ルソーからピケティまで ((文春新書)) 文藝春秋 amazon.co.jp/dp/4166610783/…
2016-11-01 23:24:06社会科学の重要な流れをいくつも生み出したランド研究所。ノンフィクションは読んでおくと、現場感がつかめるのでお勧め。使えないけど、予算確保にはいい、とか米空軍万死に値す。 ランド 世界を支配した研究所 (文春文庫) 文藝春秋 amazon.co.jp/dp/4167651742/…
2016-11-01 23:30:52カトリック信者でトマス・アクィナス研究者の稲垣先生が日本的霊性と向き合った信仰の書。この緊張感が神学の真骨頂。二階建てでない本物の思想に触れたい人にお勧めします。 カトリック入門: 日本文化からのアプローチ 筑摩書房 amazon.co.jp/dp/4480069143/…
2016-11-02 02:04:04谷沢永一の代表作。個人的には、学問の深さ、古書の世界の奥深さを学んだ本。今まで公に言ったことはないけど、私は多大な影響を受けた。いろんな版があるけど、愛着のあるものを。 紙つぶて(完全版) (PHP文庫) PHP研究所 amazon.co.jp/dp/4569572529/…
2016-11-02 02:11:54ゾンバルトの代表作の一つ。資本主義だけなら恋愛と贅沢の方を推すが、国民国家、組織の考察ということになると、断然、こちらを推す。 戦争と資本主義 (講談社学術文庫) 講談社 amazon.co.jp/dp/4062919974/…
2016-11-02 02:14:14稲葉剛さんの体験的貧困論。入門書としてお勧め。藤田孝典さんとの対談もいい。 貧困の現場から社会を変える (POSSE叢書) 堀之内出版 amazon.co.jp/dp/4906708617/…
2016-11-02 02:23:16苅谷大衆教育三部作のうちの二冊目。最後の一冊はまだでてない。面の平等という、地域格差解消の論点の提示は画期的。社会政策学徒必読。 教育と平等―大衆教育社会はいかに生成したか (中公新書) 中央公論新社 amazon.co.jp/dp/4121020065/…
2016-11-02 02:28:26労働問題を考えたい人はこの本は読んでおいた方がいい。薄い本だけど、思考を拡げてくれる。瞑想論でもある。モダンな能率思想と違う世界を覗いてみよう。 余暇と祝祭 (講談社学術文庫) 講談社 amazon.co.jp/dp/4061588567/…
2016-11-02 02:41:11これも若いときに読んでおくといいと思う。日本と違ってアメリカのはハウツーに思想があるよね。全部、真似する必要はないけど、一度頭に入れておくといい。外山さん本人の本より、これを推す! 本を読む本 (講談社学術文庫) 講談社 amazon.co.jp/dp/4061592998/…
2016-11-02 02:45:09簿記とかの勉強は限られた人以外不要だけど、組織におけるお金の管理は大事。決算書の読み方なんだけど、情報の取り方捨て方にもなっていて、学ぶところ大。 決算書はここだけ読め! (講談社現代新書) 講談社 amazon.co.jp/dp/4062880369/…
2016-11-02 02:53:17類書がないので。賃金をベースに労働に関する論点は詰め込みました。教科書的に書きながら、図解式ではないので、読んでいただいても、どこまでの知識が共有されたのか確認しづらいのが、後から感じた盲点。 日本の賃金を歴史から考える 旬報社 amazon.co.jp/dp/4845113376/…
2016-11-02 08:45:19社会福祉、というより、社会政策はじめ政策に関する問題にする人には必読中の必読文献。対象の一般化と特定化の往来の歴史は、どういう枠組みで予算を取ってきたのかな歴史である。 社会福祉のトポス 有斐閣 amazon.co.jp/dp/4641174164/…
2016-11-02 08:51:32スタンダールの名作。西洋における立身出世の二大巨頭、軍隊と教会について知るには最適。もちろん、人間描写その他、文学としても傑作。下巻も呼んでね 赤と黒 (上) (新潮文庫) 新潮社 amazon.co.jp/dp/4102008039/…
2016-11-02 11:38:45小西甚一先生の名著。後に日本文藝史につながる。雅と俗の対比は有名な視点。歴史を見るにも長い時間を見通すには理論的な仮説が必要、その模範といえる。 日本文学史 (講談社学術文庫) 講談社 amazon.co.jp/dp/4061590901/…
2016-11-02 12:07:50国際的動向も含めて近代仏教の動きが分かるのみならず、宗教概念や他宗教の動向にも触れているので、日本の近代宗教を知る上では必読文献。 近代仏教スタディーズ: 仏教からみたもうひとつの近代 大谷 栄一 amazon.co.jp/dp/483185543X/…
2016-11-02 12:55:47山本七平による洪思翊中将の生き方の探求。かつてこのような国士、武人がいたことは永久に韓国人の名誉だろう。明治日本から昭和日本の道徳的没落、、、その時よりなおひどい現代は目も当てられない。情けない。 洪思翊中将の処刑 文藝春秋 amazon.co.jp/dp/4163402101/…
2016-11-02 19:46:50芹沢先生の数学的思考に関わるエッセイ。簿記以上に、数学は問題が解けなくても、その思考法は身につけた方がいいです。そういう意味で、比較的、取りかかりやすいこの一冊。 数学的思考法―説明力を鍛えるヒント 講談社現代新書 講談社 amazon.co.jp/dp/4061497863/…
2016-11-02 21:14:02事実は小説よりも奇なりを地で行く原武史先生のノンフィクション。教育に関心がある人はもちろん、支配や統治に関心がある人も必読と言えよう。ただし、気分が悪くなったらやめよう。 滝山コミューン一九七四 (講談社文庫) 講談社 amazon.co.jp/dp/406276654X/…
2016-11-02 21:21:57熊沢先生の畢生の名著。クラシカルな労働運動論。若い世代からの社会運動的労働運動の視点が弱いという批判も聞こえてくるが、あんたが書けという他ない。 労働組合運動とはなにか――絆のある働き方をもとめて 岩波書店 amazon.co.jp/dp/4000025961/…
2016-11-02 21:32:07小池和男先生の最後の調査研究。CADの進化などでブルーのトップが製品設計開発に携われるようになった話やグローバル企業における国際分業など、重要な知見に富む。先生の最高傑作の一つ。 海外日本企業の人材形成 東洋経済新報社 amazon.co.jp/dp/4492260889/…
2016-11-02 21:41:53期せずして異色のゆとり教育論になってる。正攻法でなく楽してゴールにたどり着こうとする風潮を批判。上下とも重要な内容を含むが、圧縮して一冊にして欲しかった。文庫で読まれてもいい。 ごまかし勉強〈上〉学力低下を助長するシステム 新曜社 amazon.co.jp/dp/478850796X/…
2016-11-02 21:55:16西洋式近代国家の形成に関する研究動向を詳しく紹介、類書がないだけに貴重。キーワードは戦争、暴力、セキュリティかな。書評も書いたので、関心ある人は私の名前と一緒に検索してみてください。 国家の社会学 青弓社 amazon.co.jp/dp/4787233807/…
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