ゼーレン・キルケゴール『イロニーの概念』読書メモ集

ゼーレン・キルケゴール『イロニーの概念』(『キルケゴール著作集』第20巻、第21巻、飯島宗享+福島保夫+鈴木正明訳、白水社、1966、1967)の読書メモをまとめました。
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荒木優太 @arishima_takeo

キルケゴールの修論『イロニーの概念』。みんなもキルケ兄さんのように、査読者に「お許し」を請うて存分に脇道に逸れよう! pic.twitter.com/UDRRkFKGwp

2016-11-03 14:07:44
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荒木優太 @arishima_takeo

イロニーは思弁を抑制しているもろもろの束縛を断ち切って、思弁を単なる経験的浅瀬から突き放し海原へと乗り出させてやるのであるから、これは否定的に自由にする活動である。byキルケゴール『イロニーの概念』

2016-11-06 14:35:48
荒木優太 @arishima_takeo

雲がとるすべての姿は、その全部が相互の結びつきもなく、内的つながりもなく、そこで何かが堅固に構成されることもなく、全部が違いに同格に置かれるといったぐあいに言われるすべての述語のようなものであり、簡単に言えば、やたら列挙されるすべての述語さながらである。by『イロニーの概念』

2016-11-06 15:00:25
荒木優太 @arishima_takeo

キルケゴール『イロニーの概念』上巻読了。ジャンケレヴィッチ『イロニーの精神』の元ネタということで読んでみた。途中までピンと来なかったけど、205頁以降から俄然面白くなるので良かった。下巻も期待できそう。あと、一文一文が長いので、とても引用しにくい。

2016-11-06 16:01:53
荒木優太 @arishima_takeo

ヒューモア/ユーモア、ヒューモレスク/ユーモラス、ってなんで発音表記がこんなに違うのか(あれ? レスクとラスってそもそも違う形容詞化か?)。イロニー/アイロニーもそうだけど(イロニッシュ? イロニック?)、英国人や米国人は実際のところどう発音してんだろうか。よく知らない。

2016-11-08 13:44:28
荒木優太 @arishima_takeo

イロニーの人はいつも情熱家である。ただし、彼の情熱は何ひとつ達成しない。なぜならば、彼は決して可能性を規定を越えて出ることがないからである。byキルケゴール『イロニーの概念』

2016-11-09 14:20:01
荒木優太 @arishima_takeo

キルケゴール『イロニーの概念』下巻読了。なんでこんなに長くなったのか、頑張って一巻に収まるくらいにまとめて欲しかった…って事とは別に、読書中に星野太「イロニーの概念」を読んだが、ポール・ド・マンが「イロニーの概念」っていう講演でこれを取り扱っているらしい。『美学イデオロギー』所収

2016-11-10 14:20:21
荒木優太 @arishima_takeo

あと、アリストファネスの『雲』って、キルケのなかで妙に評価高いけど、それとは別にフツーに面白そうだな。読むか。薄いやつでしょ?

2016-11-10 14:22:06