「障害者もあいさつする明るい職場」という言葉の背後にある問題
重い子でも社会に出るならあいさつが何より大事、とよく言われる。でも、実のところ企業のいう「あいさつが大事」は、使えない障害者を切り捨てるベンチマークになってるに過ぎないとも思う。重い子にはあいさつは難問だから。意味が分からないままにロボットのように娘に挨拶をさせていると痛感する。
2011-02-23 12:38:33@sora_papa ベンチマークというより、「そういう障害者と仕事したくない」という本音が出ているのでは。実際障害者に対してそういう態度ではいけないとしても、じゃあ障害者の人がどれだけの価値を生み出せるのか?という疑問はあります。
2011-02-23 12:39:55あいさつみたいな社会の暗黙のフォーマットに乗りにくい、まさにその部分に最大の困難を抱えている自閉症の、しかも知的障害が重い人に「とにかくうちはなによりもあいさつができること!」と平然と言い放つ無理解に、少しは思いを馳せてほしいな、と思う。「社会」への、ほんのささやかな願いとして。
2011-02-23 12:43:00そういう側面も含めて、社会のベンチマークだと感じています。RT @akami_orihime: ベンチマークというより、「そういう障害者と仕事したくない」という本音が出ているのでは。実際障害者に対してそういう態度ではいけないとしても、じゃあ障害者の人がどれだけの価値を生み出せる
2011-02-23 12:50:50挨拶の練習をすること自体は意味があると思いますよ。挨拶できると人からよく思われるし、人からよく思われると得だし。でも、挨拶できない障害者は雇わないなどという経営者を見ると、ああこの人の理解はその程度なんだ、と思いたくなるわけだな。
2011-02-23 13:09:03@sora_papa 何はなくとも挨拶ができること、みたいな話を聞くと、私が老舗企業勤務の頃「昼休みに先輩達とコミュニケーションせずに独りで外に食事&喫茶に行くと協調性がないと言われた」時代を思い出してしまいます。
2011-02-23 13:09:37TL上にホームレスが協調性がなんとかいう話題が流れている。▼転落日記 http://bit.ly/f8GfH3 で、まさかの先客発見で詰んだように書いているのは、先客と交渉して場所を分け合うといったスキルが俺に皆無だからなのだった。
2011-02-23 13:40:46なんかテレビって、「障害や病気を持っているけれど懸命に努力して乗り越えている人」を好んで伝える気がするのね。それもいいんだけど、ある程度、「容易には乗り越えられない現実」にも焦点を当てることも忘れないでほしい。
2011-02-23 15:40:52あんまり、一部の成功者ばかりが取り上げられると、「同じ障害・病気を持ったあの人は努力して乗り越えているんだから、お前もできるはずだ」っていう圧力がかかるんじゃないかと不安でしかたありません。
2011-02-23 15:46:189年目にして、毎回盛大にお見送りされるシチュエーションに初めてさらされる母は、ちょっと照れる。「いってらっしゃい」を君に言わせようとした事はなかったけど、言いたくなれば自分で言うのね。やっぱりね。
2011-02-23 15:51:16近代以前はユニバーサルデザインの労働もあったんだろうか?それは差別と結びついてなかっただろうか。この辺は人権概念や自己決定幻想の裏返しという気も / 貧困の社会モデルまたは労働市場のユニバーサルデザイン化: hamachanブログ(EU… http://htn.to/htZ4Si
2011-02-23 12:08:58<「差別」をなくそうとする近代的な善意が、却って彼らの居場所を失わしめる逆説。社会のあらゆる場所に「人権」を広めようとする熱意が、却って社会からの排除をもたらす逆説。ディーセントに生きられない人々にディーセントを要求することの残酷さ>(http://htn.to/htZ4Si)
2011-02-23 15:58:40息子に必要なのは、挨拶よりは、「報告できる」スキルだと思っていたからね。目的のはっきりしない挨拶というものより、「来た(出勤)」という報告、「今から(仕事を)始める」という報告、「できた、終わった」という報告、「帰る(退社)」という報告。息子には挨拶よりはこっちの方が解りやすい。
2011-02-23 16:04:45.@kirei0777 なるほど。逆に考えると、挨拶って「あなたの存在を認めていますよ」っていう「報告」でもあるような気がしてきました。
2011-02-23 16:14:35@dulcineal そうですね。マサイ族だったか、挨拶の時、必ず歯を見せて笑顔の形を見せるのが「あなたに敵意を持ってません」というルールなんだそうですよ。
2011-02-23 16:33:42私の知っている重度のお子さんは、挨拶できない。だって発語じたいがないんだもの。先日は、高校生くらいの年齢のお子さんの言葉が聞きたいというツイートも偶然見かけた。せつない。 もちろん、挨拶ができるならできた方がいいに決まってる。
2011-02-23 16:47:03それも太宰メソッドですけどね。RT @kirei0777: @sora_papa 何はなくとも挨拶ができること、みたいな話を聞くと、私が老舗企業勤務の頃「昼休みに先輩達とコミュニケーションせずに独りで外に食事&喫茶に行くと協調性がないと言われた」時代を思い出してしまいます。
2011-02-23 18:30:02娘も結構挨拶はできる。「ただいま」に「おかえり」で返したり、先生の名前を頭につけて「おはよう」と言ったり。でも意味が分かってるわけじゃなくてパターンで覚えてるだけ、つまり社会に好かれるための方便でしかない。
2011-02-23 18:31:15社会性に最大の困難を抱える障害でも、あいさつをはじめとする社会性こそが最も重要だ、と言い切る社会の傲慢さを話題にしてるんだけどなあ。どうしても、うちはできないから憐れんでくださいみたいな卑屈な話にしたがるわら人形師がたくさんいるな(笑)。
2011-02-23 18:32:36現実的な部分最適として、目の前の療育で「現状の社会で好かれる障害者モデルを目指す」ことと、あるべき全体最適として、社会がどう変わるべきかを議論することは両立するはずだけど、後者を語っただけで前者を全否定してると思い込むのは、わら人形師でないならほとんど妄想としか言えない。
2011-02-23 18:33:57ああ、そうか。自分たちが安住している「社会」を一ミリたりとも障害者寄りには変えたくないから、議論することさえも封じたくて、議論しただけでわら人形を作りまくるのか。で、お決まりの「社会に求める前に自分が変われ」でFAを出した気になるわけなのかな。
2011-02-23 18:35:01これもまた、「名誉健常者モデル」の話とつながってるな。やっぱり、改めて、名誉健常者というキーワードは多くの気づき(そう言えばこの語も話題になってましたね(笑))を与えてくれるものだと痛感する。
2011-02-23 18:36:47