@amnkLibya さんによるリビア情報
- yoshi_kasa
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ちなみに、カダフィ親子が生活していた家「ダール・ムアンマル」は、今もセブハの街中に保存されています。 http://yfrog.com/h68leej 土造りの非常に質素なもので、体育用具置き場?程度の大きさです。
2011-02-24 04:38:49カダフィは砂漠に囲まれたセブハで少年期を過ごしながら自身の思想を深めていきました。中学生の頃から、彼はエジプトのナセルの革命思想とアラブ民族主義に出会い、政治活動に参加するようになります。学校で友人達を誘いデモ活動を行うこともあり、頭脳明晰で成績は常に優秀であったようです。
2011-02-24 04:48:13そのため現在に至るまで、セブハとフェザーン地域はカダフィにとって特別な場所のようです。ジャマーヒーリーヤ革命を宣言(1977年)したのも、カダフィと同志達の考える新しい社会体制について述べられた『緑の書』(昨日の演説でも読んでいました)を執筆(1978年)したのもセブハです。
2011-02-24 04:53:18フェザーン地域を拠点とする部族勢力は、地中海沿岸都市の勢力が及ばない砂漠地域、さらには南接するマリやチャド、ニジェールなどに影響力を有しており、このことは結果としてリビア政府の国内統治に大きく寄与しているわけです。
2011-02-24 05:01:16トゥアレグ族の反政府的な姿勢に関しては昨日のTweet通りですが、情勢混乱に乗じた利権獲得・拡大の意図が見え隠れします。 つまり両陣営(特にカダフィ側)に対して、「タダでは味方しない」と宣言しているわけです。そしてこれはトゥアレグに限らず、他の部族に関しても同様だと思われます。
2011-02-24 05:08:39恐らく現在、東部を除いてそれほど情勢の悪化していない地域では、部族や地域的な勢力が、水面下の交渉や駆け引きを繰り返していると思われます。誰と組み、どの関係を強化すれば得策なのか。政府との関係を遮断するのか、維持するのか。どうすれば今後、政治的・経済的な利権を維持・拡大できるのか。
2011-02-24 05:19:47ただし、カダフィが外国人の傭兵によって東部の反政府デモの鎮圧を行ったことは、「リビア人vs外国人部隊&カダフィ政権」という構図をもたらしてしまいました。 このことで、キレナイカ地域にシンパシーを持たない人々や政府内部に対しても、現政権に対する拒否感を植え付けてしまったといえます。
2011-02-24 05:28:22参考:Foresight「中東諸国に走る社会的亀裂 リビア、バーレーンの大規模デモで何が起きるか」 http://www.fsight.jp/print/10270
2011-02-26 03:48:10参考:中東・エネルギー・フォーラム「カダフィ派・反カダフィ派・態度不明確派に別れるリビアの主要部族の現状」 http://bit.ly/fJOYfc
2011-02-26 03:49:18