【更新】書籍化の打診→一度ならぬ全面改稿・分量半減を含む度々の直し→50日放置→企画立ち消え、という悲劇とその後

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

最後の50日間程度の放置までは、メールは長くても十日くらい待たされるので済んだし、簡単な質問や提案ならその日の内にメール返ってきてただけに、本当に最後の待ち時間は虚しかった。更に無茶な削減や一からの大幅な改稿をまたやるとしても、提案を持ちかけてきてほしかった。

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「ダメだったからもう一度最初から改稿作業してみましょう」という提案なら、正直かなり気落ちするけどやらないでもない。時間さえくれればまた十日か半月取り組もうとは思える。けど「ダメだったからこっちから提案はないけど諦めたら？」って遠回しにいうのは、誘った側として卑怯ではないかね。

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仮契約書は最初の打ち合わせで顔を合わせてサインした。次に会った時はゲラを見ながら削る場所を赤ペンで吟味した。本契約……になるっぽい著者登録台帳は一応記入してあるし「後で郵送してください」と言われたけど手元にある。これを向こうに送っていたら、権利関係が面倒な事になってたのだろうか。

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前のネット小説大賞の最終選考でやられて気分が白骨化してから一週間か一ヶ月後あたりに、なろうのメールフォームから「この作品いいですね！」的な書籍化の打診があった。失恋して傷心した所に声をかけられた形。そして捨てられる。あたしって馬鹿な女ね。

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「こちらで書籍化させてください！」って言われて、仮契約交わして、全体改稿して何度も手直しして、イラストレーター誰にするか話し合って、二巻目以降の話があったりしても「やっぱ無理」と言われることもあるので、なろう作家さんは本が店に並ぶまでは「書籍化しました」と言わないほうが良いです。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

勤め先の事務の人に「ここ副業って大丈夫なんですかね……」とか相談したり、挙句そういった人から「ところでいつでるの？そろそろだよね？」って言われて「んー……出ないｯｽ」って答えるしかなくなる状況は真面目に辛いし惨めだと思います。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

@mezuki001 事務関係の人にはやっぱり話は通しておかないとまずいだろうしね。でもその人がそろそろ会社やめちゃうらしいので、「本ができたらタイトル教えてね」って言われてたんだけど、まぁ、どうしたものかという感じ。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

打ち合わせをした時にうけた提案と自分なりの走り書き思考メモです。こういう話は参考になったかもしれない。ただ、もちろん受け入れがたい、自分で「それはどうだろう？」と思う提案もある。これは話し合いで詰めて、落ち着くところを探していく必要がある。 pic.twitter.com/GbRyCTQwLH

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ただ、一冊250000文字くらいのようだ→ごめんなさいその半分でした は流石に見通しが悪すぎると思った。打ち合わせでも、最後のドラゴンのエピソードまでを4巻か5巻でって言われてたし。ちなみにWEB版ではそこまでで1100000文字くらいあったはず。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

一冊十万ちょいなのにその刊行予定って、最初から爆死の気配は漂っていた。まぁ、こちらの描写がかなり細かいっていうのが原因ではあるのだが。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

マコ先生の性別変更は、主人公がクラインならまぁわからないでもなかった。ただロッカだし女主人公なのに、無理して女にする必要もないと思う。あと仮にクライン主人公だったとしても男同士で何か問題が…？

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

@Lizreel_spindle 一応、あまり信用しないようにはしていたけれど、あまりにもお粗末な縁の切り方をされた印象が残ってしまった。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

何が酷いって、この経験を何に活かせば良いんだっていうこと。もしも次に同じことがあったらどうする？ って聞かれた時に本当にどうしようもない。相手もなろうではそれなりに旧くからあるレーベルだし、そこまで怪しいとは思っていなかったのだが。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

編集さんが原稿を五十日放置した挙句、作者が連絡してから帰ってきたメール。会社ぐるみで私の作品を「つまんね」と足蹴にするのは構わないのですが、そういうのは自分たちから書籍化の誘いをかけて作者に延々と作業させた後でなく、感想欄に書いて欲しいです。あと打ち合わせの電車賃返して下さい。 pic.twitter.com/gJbCXy9Vy4

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ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

「(まず全編改稿した後に社内会議に通して編集長とかに見てもらってそこでOKもらえればの話だけど)書籍化しませんか？」ってその誘い、持ち込みとどう違うの？

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

こちらから持ち込んで「駄目だったー……」とか、書籍化して「売れ行き悪かったー……」ならまだ傷も浅いと思うけど、書籍化を誘った側が「お前の作品は編集付きで改稿しても出版できないみたいだから諦めてね」っていうのはちょっとダメージの質が違うと思うよ。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

書籍化作業と同じ労力を割いた結果が、売れ行き悪くとも本として自分の作品が形として残ることもなく、書籍化作家としての肩書がつくわけでもなく、大賞○○通過作品と話題にもならず、“本になることはないね”とか“イマイチだね”という烙印だけ捺されて終わる。本当に酷いと思う。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

しつこいようだけど、この結果は本当に精神的に尾を引いている。望んでいないにも関わらず掘り起こされた自分の力なさと、労力と時間と作品を弄ばれたことへの憤りは尽きない。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

本当ならこんな情けない話を自分のSNSに上げたくないし、自分の書いた作品が改稿しても書籍化できなかったなんてことを言いたくもない。けれどこの仕打ちを自分の胸中にしまっておけるほど私のMP最大値は高くない。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

何が怖いって、自分はまだ読者が……まぁちょっとはいるから、何十かくらいのリツイートはされるけど、もしこれと同じような事が私よりももっとツテや読者も少ないような作品でやられていたとしたら……そう思うと、本当に恐ろしいと思う。いや、多分他にも同じような人はいるのだろう。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

元々悲観的に物を見るので、書籍化の誘いがあった時も「一番盛り上がるナタリー戦くらいまでしか売れないだろうなー」と、だいたい１、２巻で打ち切られるかもしれないという予想があって、３章の内容をもうちょっと見所がある話にしようと大幅な改変案を用意していた。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

実際、編集さんとの最初の打ち合わせでも「WEB版の話に加えてもうひとつメインストーリーとなる大きな流れを考えておいてください」と言われていたので、ナタリー戦以降の流れはかなり変化する予定だった。第一部の終盤からは第二部への流れとは全く違う方向に舵を切っていたと思う。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

ところが一巻出る前に*ﾁｮﾄﾞｰﾝ*だよ。さすがにこうなるとは思いたくなかった。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

どこの出版社かはさすがに言えませんが、もう二度とあそこと関わることはないでしょう。

ジェームズ・リッチマン @Jms_richman

最後のメールが来るまではずっと書籍化に関する話題をSNSなどに口外しなかった辺り、私は実に口の堅い誠実な人間だと思う。長者番付に載って良い。