『ロジックパターン』『「意味」の認知は非論理的に行われる』の続き
- marianna_ave
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さて、飲み物も用意したし、始めよう。 ロジックパターン http://togetter.com/li/102871 と、「意味」の認知は非論理的に行われる http://togetter.com/li/104919 の続きです。
2011-02-24 20:04:53この話は文字だけで説明するのは無理なので、図を書きました(^_^)/ 図解です! イエーイ! → http://ideacraft.typepad.jp/main/images/2011/02/24/recognitiondriver.png
2011-02-24 20:07:43図が小さかったので大きなのに差し替え → http://ideacraft.typepad.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/02/24/recognitiondriver.png
2011-02-28 19:41:03通常、図解するときは左から右へ読んでいくように書くものですが、まずは右の方から見てください。http://tinyurl.com/48wd4jk 「現象1」「現象2」・・・とあるのは、書いてあるとおりそれぞれ別個の、具体的な現象、事象のこと。
2011-02-24 20:10:36しかし、別個の現象ではあっても、それらに共通する「パターン」が存在する場合があります。 それを私はロジックパターンと呼んでいるわけです。たとえば「原因と結果」というパターンもあれば「目的と手段」というパターンもあります。「ロジックパターン」というのは、その程度の話です。
2011-02-24 20:13:10それを呼ぶのに「論理構造」という名前を使わない理由は、「ロジックパターン」まとめ http://togetter.com/li/102871 の中で既に書きました。
2011-02-24 20:14:47さて、ロジックパターンを知っていると、それを(1)適用して現実の現象を理解しやすくなります。 しかし、そのためにはあらかじめロジックパターンが分かっていなければならないので、(2)複数の現象から共通する構造を見出し、抽象化してパターンを見つけておかなければなりません
2011-02-24 20:16:29ここで、「ロジックパターン」というのは、言葉で表現できる、文字や図で書けるもの、人が読めるものであることに注意してください。暗黙知・形式知で言うとあくまでも形式知です。
2011-02-24 20:17:33さて、ロジックパターン自体は「言葉で表現できるもの」です。 では、それを覚えれば使えるのでしょうか? というと、使えません。「覚えて使おう」というアプローチをしてもまず無理です。それはなぜか?
2011-02-24 20:18:52嗚呼、これ面白いよ(*´∀`)ノ RT @togetter_jp: .@kaimai_mizuhiro さんの「「意味」の認知は非論理的に行われる」が200PV達成。あなたも見てみましょうよ。 http://togetter.com/li/104919
2011-02-24 20:21:10続き。「ロジックパターン」を実際使えるためには、それを使おうとする個人の脳内、アタマの中に、「現象を抽象化して認識する回路」のような働きがなければなりません。
2011-02-24 20:21:27「現象を抽象化して認識する回路」、図 http://tinyurl.com/48wd4jk の中でBと振ってある部分ですね。 もちろん、回路という言葉を使ってますが別に電子回路じゃありませんし、脳の働きとして実際どんなものなのかは私もわかりませんが。
2011-02-24 20:25:38Bの回路が、(1)や(2) の作業を実際に行うものです。大事なのはこのBの働きであって、言葉で記述できる「ロジックパターン」なんぞいくら覚えたって無駄です。それは所詮人の外界に存在するものであり、個人の「理解」とは何の関係もありません。
2011-02-24 20:28:16そこで、Bの働きを形成強化するために必要な条件、それがAとCです。 Aのほうは、「ロジックはパターン化できるはずだから、それを見つけよう」という意識のこと。こういう意識を持つことで、(2) をやろう、という動機になる。
2011-02-24 20:31:35さらにC「自分の意思によって外界への働きかけを行おうとする意識」も重要です。人は教科書をいくら読んでもそれだけで問題を本当に「理解」することはできません。それはどんなにできの良い教科書であっても同じこと。
2011-02-24 20:33:45「こうしなさい」と言われたことをやるのではなく、「こんな目的を達成するためにはどうしたらいいかな? あ、こうしてみたらどうだろう?」 と、自分の目的を起点に「外界への働きかけ」を考えることによって人は「意味」を知るわけです。
2011-02-24 20:36:51高級スーパーの事例 http://togetter.com/li/104919 では、私は「ある商品を買う」という働きかけをしようとしたとたん、それまでぼんやりしか見えていなかった商品ラベルがくっきりと見えてくるという経験をしました。
2011-02-24 20:38:35ざっと以上ですね。こういう考えの元に私は、「ロジックパターン」という言葉を使っています。それは何度でも書きますが、「よくある論理構造」という以上の意味はありません。
2011-02-24 20:43:46「よくある論理構造」なので、探してみる価値があります。既に知っているパターンは短時間で現実の現象に(1)適用し、応用解釈することができます。だから探してみる価値がある。よし、探してみよう、と思ってくれればA→(4)→Bのラインが活動を始めるわけです。
2011-02-24 20:46:23しかし、「ロジックパターン」そのものを外から与えてもほぼ役に立ちません。アタマの中のBの働き、Bの回路が出来ていない状態で、形式知化された「ロジックパターン」だけを覚えさせても「まったくの無駄」です。
2011-02-24 20:48:19