どろろ（どろろと百鬼丸）について

名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

先ほどの話に戻すが……この前後編で百鬼丸は妖怪・万代について「早く出ろ化け物め」とか「化け物にとられた足でお前を打倒してやるぜ」とか戦いたくて仕方ないような言動を取っており、 #どろろ pic.twitter.com/cQ0Nc9Jyvv

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さらに「貴様のような奴の為に長い旅を続けなければ……」と自分が好きで旅をして戦っている訳ではない事。何故戦うかは言うまでもなく自分の体を返してもらう為であり、その遠因を作ったのは勝手に契約した彼の親父のせい。 #どろろ

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原作の設定もマッチしていたのかもしれないが、この父からの負の遺産の為に戦わざるを得ない主人公像は後の破嵐万丈を彷彿させるようなキャラクターかもしれない。もしかしたらビアル星人の遺産を背負わされた神ファミリーなども当てはまるかも…… #どろろ

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そんでもって、万代が村の長に化けて村を平穏に保っている事もあり、村人からの支持が厚い。だからこそ余所から化け物退治でやってきたどろろと百鬼丸の話を信じないで、その上村を荒らしに来たと誤解されて #どろろ pic.twitter.com/4wZ9mrUL0s

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守るべき人々から迫害されるわ捕まってしまうわと散々な扱い。自分達の正義を守るべき人々からは信じてもらえない描写も富野作品っぽい展開だ。 #どろろ pic.twitter.com/CNlRyxTEsY

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そんでもって、自分は万代を退治するんだと考えを愚直にも曲げないどろろは村人からの暴行を受けてしまう。それでも自分の信念を彼は曲げない。純粋な子供の強さをどろろは大人達を相手に示している訳だが #どろろ pic.twitter.com/U8flIagIlF

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一方で、年相応のでかい口を叩いておいてやはり実際には何もできない子供らしい弱さも描かれている。そこは第3話でどろろが野宿中に万代の姿を見てしまったシーン。どろろはただ怯えながら 一方の百鬼丸は眠ったまま微動だにしない。 #どろろ pic.twitter.com/IpbQGqwtIT

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結局その時万代は百鬼丸へ何もしないまま去っていく訳で、その後どろろは眠っていたと思って彼に対して「妖怪はおいらが睨み返して追い返した!」とビビっていた事をごまかす。そしてその後百鬼丸は眠っているふりをしていたにすぎず #どろろ pic.twitter.com/1JYGXypdTb

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妖怪を前に今までの経験に裏打ちされた方法で落ち着いてやりすごす百鬼丸、実際ビビっていたが何事もないと急に強気になって自慢するどろろと大人と子供の違いが見える描写かもしれない #どろろ

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そして、戦闘シーンだがどろろが自らの腕に刀を仕込ませている点もそうだが、両足から強酸を発射する描写もトリッキー。後のロボットアニメに出てきそうな攻撃方法 #どろろ pic.twitter.com/f1140zYfxM

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そして万代は寺の鐘をよじ登って逃げる訳だが、竹やりを眉間に突き刺し（どことなくリムル・ルフトの最期を思い出す）、鐘をならす棒で押しつぶす描写がなかなかグロテスク。流石に潰す描写までは直接描かれていないが断末魔はエグい。 #どろろ pic.twitter.com/6JrqMo2G75

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そんでもって、万代を仕留めた事で百鬼丸の左足が帰ってくる。だが……喜ぶ百鬼丸との温度差が激しい村人のリアクションと結末の描写は如何にも富野回っぽい空しさがある。　＃どろろ pic.twitter.com/xkPmo44yaV

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ここの辺り、百鬼丸が自分の足を取り戻した事とその喜びを普通の村人がとても理解・共感しづらいものという点もあると思うのだが、いずれにせよどろろや百鬼丸が化け物の同類として迫害されて出てけ!な展開になるのはザンボットやイデオンの世界と同じだ。 #どろろ

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ただ百鬼丸の戦いが、村人を妖怪から守る為ではなく、自分の体を取り戻す戦いの二の次として村を守っていると考えると、まだザンボットやイデオンよりはマシなのかもしれないが……何れにせよ自分の体を取り戻すための戦いは理解されないものなのかもしれない…… #どろろ

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といった所。うん何というか原作の設定や作風による恩恵もあると思うがどろろは富野演出と相性が良いような所はあると思う。そこ辺りもそうだが少なくとも1クールはこの位のシビアなエピソードが結構あるそうで……40年以上前の日曜19時半すげぇとは思ってしまう #どろろ

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といった所。何やら原作の方は未完っぽい終わり方でアニメの方はオリジナルの結末で終わらせているそうだが、48匹の妖怪を倒すとの事を2クールで果たしてやれたのだろうか。それともなんらかキリのよい終わり方を見つけたか。さてさて見守っていこう #どろろ

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続いてどろろについて第5～8話まで書く事にする。この時期も前後編が続くのでまとめて書いていこうと思う。 #どろろ

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第5・6話……この話は妖怪が出てこず、どろろの生いたちと両親との死別が回想で描かれるのだが……。ただ内容はまだしも回想に2話も費やす必要はあったのか?と疑問に残る所もあるといえばある。1話でまとめられたはずだとも #どろろ pic.twitter.com/wbtwMRR8P8

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また、回想についても正直時代のせいかもしれないが今一つ共感しづらい感じもある。どろろの両親火袋とお自夜は夜盗の親方として武士達を襲って食料や金を手に入れて暮らしていたのだが #どろろ pic.twitter.com/z2v91c2KvR

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それはそうと、どろろの母お自夜は母親でもありながら女傑でもある描写がよい。命乞いする芋侍に対して、過去にそのような騙し討ちで子供を殺された事をふまえて躊躇わずに切り捨ててる。 #どろろ pic.twitter.com/tzWAhdjO6G

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そんな両親なのだが、部下のイタチが武士達と手を組んで点火を目指すべきだと唆すも火袋達は反対した為、隙を突かれてイタチに夜盗の集団が乗っ取られてしまう。このイタチは明らかに悪者っぽい顔なのだが #どろろ pic.twitter.com/82y8Ui2mma

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武士を襲ってその日暮らしの生計を立てるだけ、まして出世を考えないとかでは部下達を養う事が出来ないとの主張はそれなりに筋は通っている。一応火袋の足を不自由にしたが殺してないだけまだマシな人なのだろうか…… #どろろ pic.twitter.com/dEhoqxh3AS

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それはそうと、父が足が不自由になり、母が盗みで生計を立てようとするもなかなか思うがままに行かず。空腹のあまりどろろは百姓たちの食事を盗んでしまい、その上それを全部食べてしまう。無論百姓達が怒ってどろろ達を追放するが #どろろ pic.twitter.com/IjCLy1kp3Z

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ただ、その後その食事は野武士達を百姓達が襲って皆殺しにした末に手に入れた事を知ると、火袋は「狂っている!!」と憤慨する。ただ正直彼も野武士達を皆殺しにして食料を奪っている時点で正直あまり説得力がないというか…… #どろろ pic.twitter.com/VWTUIkPk33

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なんというかこの話は火袋が自分のやっている事を棚に挙げて、中途半端に清廉潔癖な大人として振る舞っている所がノれない。どろろが偉大な父親と尊敬していたようなのだが…… #どろろ