アレフガルド・タクティクス・オンライン ver4.14 暴走暗黒呪文！竜王軍を包み込む漆黒の波動の恐怖！

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アレフガルド・タクティクス・オンライン ver4.14 用語説明  NPC：ノンプレイヤーキャラクター PC：プレイヤーキャラクター PT：パーティー やる気無し：暗黒呪文ドルマの追加効果。どんなのか見てみよう！

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これまでのお話 ドムドーラ駐屯地の酒場で仲間にした新しい魔法使いのお姉さんと会話を楽しんでいたら、サーバー4出入り口が竜王軍に封鎖されてることが判明。学園にいけなくなるし、なんとかして突破したい。どうするかみんなで考えよう！

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主人公イックス「サマンサ、敵の数と詳しい編成は」「はい！悪魔の騎士を総大将とする約300。副将に大魔道がついているようです。鎧と死霊の騎士が主力ですが、キラーリカントやスターキメラ、ドラゴンもいます」「手ごわいぜ」「しかも総力をあげてゲート4周辺を封鎖しているとのことです」

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人間が駐屯地から出てきたらすぐにメラやドラゴンの炎が飛んできて焼き払う構えらしい「どうしよう。学園にいけなそうですよ」クリエ隊は全体的にレベル低いので正面から戦うのは無理そう「うーんどうするか？俺たちがタクティ、ストラ、ムジカの遠距離隊とコナン、イメルダ隊の戦士とコメスの10名」

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「ストラ、敵が詠唱準備してるところにあとからギラで炎の壁は間に合う？」「無理ですね。メラの方が速いです」「ならさ」イメルダ「盾もって突っ走るのはどうだい？」メラは盾ガードできたりするが「クリエ隊かばいながら走るの大変だぜ」など他のPCも混ぜて色々話し合った結果「やっぱごり押し？」

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他のPCが連れてる部隊合わせて100名ちょっとなので、ただ突破するだけならごり押しでもなんとかなりそうで「じゃあ戦士に盾持たせて先に出して第一撃を防がせて、その後どっかを集中攻撃して走り抜ける感じ？」「そうだね」「突破ならそれがいいかも」「守り固められると大変だからなあ」

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多少の犠牲は覚悟で強行突破に話が決まりかけたとき「あの」クリエが申し訳なさそうに「ドルマさんが、考えがあるって」すると後ろから仮装パーティーと間違えて普通のパーティーに来てしまった人みたいな気まずい表情のドルマがおずおずと出てきて「ええと、やっぱりいいです」「待って」引き留めると

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「魔法使いドルマです・・・あのう、こういうときこそ私の継承する暗黒呪文ドルマが役に立つかなと思って・・・」「え？ドルマ？」「ドルマあったの？」「でもこの状況覆せるのか」みんなざわざわだが「ドルマには対象のやる気を無くさせる効果があります。これを敵の司令部にぶつければ敵は混乱」

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「いけそうだぜ」ということで出撃「サマンサであります！ドムドーラを出るまで我々も援護します」「じゃあコナンとイメルダ隊で盾持ってドルマさんを護衛して。クリエは俺と一緒に出てドルマさんに移動ルート命令して」「はい！」「俺たちも出よう」「敵の第一撃を分散させるんだ」みんなで出撃準備！

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そして「出撃だぜ！」駐屯地を出るとそこには魔物の群れがぐるっと出口を取り囲んでて「「「メラ！」」」そして「ガオオオ」ドラゴンの炎！「防げー」人間が防いだり燃えたりし「第一撃防いだぞ！」「敵大将は！」探すと正面少し奥で大魔道と一緒に指揮を取ってるのを発見「あいつだ」「射程に収めろ」

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「突撃」人間も魔物も近接戦闘に突入。各部隊が鎧とかリカントと取っ組み合い開始「ドルマさん急いで」イックス隊先鋒が悪魔の騎士に一直線に向かうと敵側もこちらの意図に気づき「敵の狙いは我らの総大将！しかも魔法使いを守りながら突っ込んでくる。鎧部隊前へ」参謀の大魔道イトゥサが防衛の指揮。

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「鎧？まずい！」コナンが気づき方向転換だが敵だらけで無理そこへ「「「マホトーン」」」鎧の騎士一斉詠唱！ドルマは呪文を封じられた「えっ？そんな」がっくり膝をつくと「そんな・・・そんなあああ！うわああああああ・・・ああああああああ・・・おえぇ」ドルマのおたけび！戦場が凍りついた！

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「そんな、ひどい」「おい大丈夫か」コナンやイメルダを押しのけるとヨタヨタ歩き出し「ひどい、ひどすぎる」独り言「私はいつもこうで・・・いつもこんな失敗ばっかりで！ううっ私なんか、私なんか」「マホトーンは効いてるぞ、た、たたみかけろ」鎧たちもオロオロして隊列整えて突撃態勢だが

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「か、かかれ、ん？ちょっと待て」「あの魔法使い、様子がおかしいぞ」魔道師たちが警戒！その理由は「うっうえっグボボッ」ドルマは黒い涙を流して吐血！そしてなんかドス黒いオーラが体中から発散し始め「何か怪しい！一旦距離を取れ」鎧隊へ後退命令が出たがもう遅く「おっおええええええ！」

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ドルマの漆黒の波動！前方扇状にドルモーア級のやる気無し波動直撃！「ギャー」魔物の群れは倒れた「え？」「どうなったのこれ」すると魔物たちはすぐに起きあがったが「・・・オレ、墓、帰リタイ」「モウ一度死ニタイ」「ダルい。何もしたくない」「何もかもがつらい」「もういやだ魔道師やめたい」

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そして悪魔の騎士たちも「俺、いつになったら中央に戻れるのかな・・・」「多分無理ですよ・・・私だってもう次の異動はどっかの田舎」「「はあ・・・」」竜王軍はやる気を無くした！「あれ？これチャンスだぜ」イックスも状況を把握「ドルマさん！すごいぜ」うずくまるドルマに声をかけると・・・

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「え！？そうですか！私の暗黒呪文役に立ちました？」ものすごい晴れやかな表情になってる「あれ？別人になってる？」「いいえ私ドルマですよ。これは呪文発動直前に封じられて暗黒エネルギーが暴走して大量に漏れちゃっただけで」軽快に立ち上がり姿勢も良く「今のうちに脱出です。効果切れる前に」

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暗黒呪文ドルマ、それは自身に溜め込んだ負のエネルギーを濃縮して相手に打ち込む禁断の呪文「私も人生の明るい方も見た方がいい気がしてきて」「はあ」「でもまた溜め込まないとドルマ撃てないんですよね」溜め込みが多いほど効果大だが人生観に支障をきたす恐怖の暗黒呪文「突破できたし良かったぜ」

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「アレフガルド・タクティクス・オンライン」つづく

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タグです #dqxtails 暗黒呪文を継承するドルマ一族の熾烈な暗闘の歴史とかいう設定が一応あるのですが、細かく考えるとこちらまで気が滅入ってきそうなのでやめました。