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始「さて…」 春「始、どうしたの？」 始「地震はまだ落ち着いていないと思うが…、津波は落ち着いたようだから、塾を戻してくる」 春「待って待って！戻す前に、コレを…！(燕尾服を手渡し)」 始「なんだこれ？」 春「11/24はこれを着てください」 始「は？」
2016-11-23 18:00:44
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春「塾生のためです！この燕尾服を着て、隼の誕生日祝いをしてください！」 始「…ほう？」 春「ヨロシク…オネガイシマス」 始「塾生のため、な。仮にだ。燕尾服を着て、隼の一日執事になったとする。お前は？」 春「俺デスカ？」 始「お前は、俺に何をしてくれるんだ？」
2016-11-23 18:05:44
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春「えっと…王様の命令は…ぜったーい、的な」 始「よし、わかった。引き受けてやろう。隼専属の一日執事」 春「よ、ヨロシクオネガイシマス」 海（春…。お前…無茶しやがって…）←ずっと見てた
2016-11-23 18:10:47
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始「引き受けたものの、執事って何するんだ？」 海「んー？困ってるなら、俺の茶飲み友達を紹介してやろうか？」 始「茶飲み友達？誰だ？」 海「榊さんだ」 始「榊さんって…、霜月家に代々仕えている、あの榊さんか？」
2016-11-23 18:40:41
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海「あぁ、そうだ。待ってろ、今連絡取ってやる」 始「助かる。ついでに、榊さんの一日のスケジュールも聞いておくか」 海「どういうことだ？」 始「榊さんは隼にも仕えていたんだろ？アイツが最適かつ快適に過ごせるよう、その辺も抑えておこうと思ってな」
2016-11-23 18:45:41
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海「お前………、イイヤツだな。知ってたけど、イイヤツだな；」 始「おい、急に泣くな……」 陽（お父さんは涙もろいんだよな） 涙（海だから仕方がない）
2016-11-23 18:51:04
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春「…ま、まぁ。隼の誕生日を盛大に盛り上げようね」 海「終わってからの地獄は考えないつもりだな？」 春「今回のアンケート結果見たでしょ？執事の次は鬼軍曹だったよ？」 海「春専属の鬼軍曹決定だな。頑張れよ」
2016-11-23 19:00:44
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春「はぁあ…。教官とか軍曹の時点で怖いのに、鬼だよ、鬼」 海「ま、まぁ、きっと始は楽しそうな顔をすると思うから、頑張れ頑張れ」 春「困った時はタオルを投げるから」 海「骨は拾ってやる…」
2016-11-23 19:05:43
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始「えっと…9時に起床、朝食。あとは外出…。紅茶は7種類の中から最適なものを選ぶ。夜はミルクティ」 春「結構ミッションが多そうだね」 始「榊さんと打ち合わせをしてきたが、執事のこだわりとプライドを感じる時間だった」 春「始の背中を見て、執事の素晴らしさを学ばせてもらうね」
2016-11-23 19:30:45
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始「そうだ。お前が用意した燕尾服は着ない事にした。悪いな」 春「執事といえば燕尾服じゃないの？」 始「例えばの話、燕尾服を着た執事が居たら、周りの人間に「あの人はVIPなんだ」とバレてしまう可能性がある。わざわざ危険な賭けはしないってことだ」 春「なるほど。勉強になります」
2016-11-23 19:35:40
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始「そういえば、誕生日プレゼントは何を渡すんだ？」 春「当日のお楽しみです」 始「ふーん？（ｼﾞﾛｼﾞﾛ」 春「ちょ、ちょっと、始、なに？」 始「最近、俺に隠し事が多くないか？」
2016-11-23 19:40:40
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春「そん、なことはないとおお、お思うけど」 始「もう一度、拳で語り合うか？それとも眼鏡を指紋の海に沈めてやろうか？」 春「もう隠し事はしません！今後は隠し事しません！絶対に！」
2016-11-23 19:45:45
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始「という訳で、11/24は固定ツイートは停止して、隼の誕生日祝いを行う。騒がしくなると思うが、その分、楽しんで貰えたら嬉しく思う」 春（始の執事モードも、お楽しみにね？）
2016-11-23 19:55:43
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葵「あぁ…寒い…」 始「おはようございます、葵様」 葵「始さん！？え、どうしたんですか！？」 駆「葵さん、どうしたんですか？うわぁあ！」 始「おはようございます、駆様。本日の朝食はハニーシュガートーストにミルク、フルーツの盛り合わせでございます」
2016-11-24 07:05:45
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恋「ふぁ…眠い…ゲームやりすぎたな…」 新「俺は漫画読み過ぎた…」 葵「あ、二人ともおはよう」 駆「おはようございまーす！」 始「新様、恋様、おはようございます」 恋「わああ！イケメン執事、だと！？」 新「うるさい」
2016-11-24 07:10:42
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恋「いまトーストを焼いておりますので、お掛けになってお待ちください」 恋「イケメンで、料理もできて、気遣い上手！文句の付け所がなーい！」 新「ピンク頭うるさい」 恋「俺もイケメン執事になって『恋君カッコイイ！私の執事になって！』って言われたい！」 始「…黙って座れ」
2016-11-24 07:15:40
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新「はい」 恋「ゴメンナサイ」 春「今日も賑やかだねー、おはよー」 始「さっさと座れ」 春「俺も執事モードでお願いします」 始「おはようございます、弥生様。いま朝食をお持ちしますので、どうぞお掛けになってください」
2016-11-24 07:20:41
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葵「俺達は名前呼びだったのに」 駆「苗字呼びは春さんだけですよ？」 春「あぁ、始の愛を感じるなぁ。アハハハ」 恋「はぁ…始さんの執事…かっこいいなぁ…」 新「姉貴が見たら卒倒するだろうな」 葵「目に浮かぶね、アハハ」
2016-11-24 07:25:41
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始「葵、悪いが、食器の片付け頼めるか？」 葵「はい、大丈夫です」 始「春、後は任せた。それじゃーな」 春「はーい。困った時は、すぐに声かけてね？」 始「はいはい」
2016-11-24 08:45:41
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恋「春さん春さん。イケメン執事は、どこへ行ってしまったのですか？」 春「今日限定の主人の元へ行ったんだよ」 新「あぁ、今日は隼さんの誕生日だからか」 駆「なるほど、納得です」
2016-11-24 08:50:40
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始「失礼いたします」 隼「Zzz…」 始「ご主人様、そろそろ起床のお時間です」 隼「…………判った。起きる。悪いけど、朝食を部屋に運んでくれるかな？」 始「わかりました。それではすぐにお持ちします。失礼いたします」 隼「…………」
2016-11-24 09:00:58
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海「あれ、意外と普通だったな」 陽「いつもみたいに『始ぇええ！始かっこいいいい！執事もかっこいいいい↑↑』って、某CDのように騒ぐかと思ったのに、つまんねーの」 夜「ん？隼さん、布団にもぐっちゃいましたけど…」
2016-11-24 09:05:44
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隼『ぁあっぁあ！始ぇええ！始かっこいいいい！執事もかっこいいいい↑↑はぁっ、尊い。ありがとうセカイ。ありがとう、誕生日！』 海「うっるせっ」 涙「通常運転で安心した」 郁「あ、涙、起きたんだね。おはよう」 涙「面白い予感がしたから目が覚めた。朝食たべよ、いっくん」
2016-11-24 09:10:42
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始「今朝は、朝がゆをご用意しました」 隼「良い香りだ」 始「梅湯、玉子、ハタハタの塩焼き、椀物といった懐石仕立にしました」 隼「この季節に朝がゆが食べられるのは嬉しいね。上京する前は、よく夏に食べてたんだけど、冬にも食べてみたかったんだ。だからすごーく嬉しい」
2016-11-24 09:20:42
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始「ありがとうございます。朝食が終わりましたら、お茶を用意いたしますね」 隼「うん。朝がゆの後だから、日本茶がいいかな。茶葉は任せてもいいかな？」 始「承知いたしました」
2016-11-24 09:25:42