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「戦記」と「反戦」の間~各種の名作を読み直す 野火、与太郎戦記、西部戦線異状なし、黒パン俘虜記…(速水螺旋人氏など)

ちょっとタイトルつけるのが難しかった 「この世界の片隅に」への反響、感想から派生したものだけど ・反戦を描くとはどういうことか ・反戦映画と戦争映画の共通点と違い ・隠れた名作から古典まで、いろいろな戦記文学の紹介 続きを読む
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司史生@やる気がでない @tsukasafumio

今世紀の日本の戦争映画の傑作は「野火」と「この世界の片隅に」で揺るぎないが、かたや監督の自主制作かたやクラウドファウンディングで、既存の映画業界から金が出なかったことは示唆的だと思う。

2016-11-18 22:30:00
司史生@やる気がでない @tsukasafumio

「野火」はすごい映画です。万人にはお勧めしませんが、「この世界の片隅に」と正反対の方向でありながら、細部へのこだわりと制作への情熱においてと対をなすと言ってよい作品です。言うなれば、すずさんが呉で暮らしている間の、お兄ちゃんの運命を描いた作品なのです。

2016-11-18 23:02:05
司史生@やる気がでない @tsukasafumio

いやマジな話、すずさんのお兄ちゃんはニューギニア戦線で戦死したので、「野火」とほぼ同じような状況にあったのよ。

2016-11-18 23:04:24
司史生@やる気がでない @tsukasafumio

反戦映画の傑作とは何か考えたが、それはようするに戦争映画の傑作ということになるのだな。逆は真ならずだが。

2016-11-19 00:26:17
司史生@やる気がでない @tsukasafumio

1930年のアメリカ映画「西部戦線異状なし」を視聴して驚いたのは、初期のトーキー映画なのに、飛来する弾丸が空気を裂くキュゥンという音が再現されていること。「プライベート・ライアン」ぐらいまで、よほどマニアな映画でもないとなかなか聴こえない音響効果でした。

2016-11-19 01:14:14
司史生@やる気がでない @tsukasafumio

「反戦映画の押しつけがましさ」ですけど、メッセージの直截さより「泣かせ」に依りかかる傾向があるのかと。戦中の戦意高揚映画も戦後の反戦映画も、主人公や大事な人が死んじゃう悲劇が多いので、感傷的な描写は容易にその意味づけが反転しちゃうのですよね。

2016-11-19 13:24:53
司史生@やる気がでない @tsukasafumio

「この世界の片隅に」や「野火」、それから岡本喜八監督の作品とかそうですけど「ああ戦争は悲劇ですね」だけじゃ済まない、心にずしんとくる重いものがあるのですね。

2016-11-19 13:31:19
とり・みき/TORI MIKI @videobird

その中で故・増淵健氏が「戦争をありのままに描けば好戦映画の体をとっていても反戦映画にもなる(ときにはその逆も)」といった意の序文を書いていたのが印象的だった(要約はとりの解釈)。『シン・ゴジラ』や『この世界の片隅に』をめぐる一部の論議を眺めていてそのことを思いだした。

2016-11-20 05:36:35
田亀源五郎 @tagagen

>RT 必ずしも戦争映画というわけではないけれど、かつての日本の国策映画なんかを見ていても「これって実は反戦映画なんじゃない?」とか思ってしまうことはある。清水宏の『サヨンの鐘』とか、特にそう感じた。

2016-11-20 05:51:01
田亀源五郎 @tagagen

そこいらへんの個人的印象については、以前ブログでちょっと書いてます。 廉価盤DVDで見た往年の日本の国策映画6本 tagame.org/jblog/?p=2371

2016-11-20 05:55:23
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

木下恵介の「陸軍」もそう言うところありますね。”情報局ににらまれ、終戦まで仕事がなかった”(wikipedia)と。 twitter.com/tagagen/status…

2016-11-20 05:58:21
田亀源五郎 @tagagen

そう言えば、国策映画かつ純粋な戦争映画でも、田坂具隆の『土と兵隊』が、やはり見ていて反戦映画のようだと思ったっけ… twitter.com/tagagen/status…

2016-11-20 06:10:26
田亀源五郎 @tagagen

因みに私は未見だけれど、軍の依頼で戦争ドキュメンタリー映画を撮ったところ、「厭戦的」「反戦的芸術」とされて公開禁止となった『戦ふ兵隊』という例もある。 ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6…

2016-11-20 06:26:43
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

.@videobird 木下恵介監督「陸軍」(1944)がまさにこれですね。「母は立派に育てた息子を兵隊として誇りを持って送り出す」という国策映画だけれど、ほとんどセリフのないラスト10分の圧倒的映像で、すべての印象がひっくり返る。 youtu.be/ywcDZp1hI2U

2016-11-20 13:21:25
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とり・みき/TORI MIKI @videobird

.@ShinyaMatsuura はい。田川滋さんや田亀源五郎さんからも同様のツイートが。僕も観ていない作品もまだまだ多いので、勉強し直そうと思います。 twitter.com/tagagen/status…

2016-11-20 13:51:21
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

@videobird ああ、指摘ありましたか。私も観ていない、知らない映画が一杯あるので、今回のことで「努めて観るようにしないと」と思いました。

2016-11-20 14:03:55
とり・みき/TORI MIKI @videobird

@ShinyaMatsuura それにしてもこのシーンの撮影は圧巻ですね。どうしても黒澤のほうが男性ウケ&大向こうウケしちゃうのだけど、木下恵介はちゃんと観なおさなくちゃいかんなあ、と前々から思っております。

2016-11-20 16:06:38
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan

@kumanokodo_kuma @yakekogetaishi 戦時歌謡「戦友」youtube.com/watch?v=T3GhA0…..「映画やフィクションで反戦思想を押し出すべきではない理由」 togetter.com/li/1048335#c32…

2016-11-21 07:59:28
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(コメント欄なので字数があふれています。収録しなおすと…)

戦時歌謡「戦友」
https://www.youtube.com/watch?v=T3GhA0xmecw 
の歌詞の英訳を読みながらこの歌を聞いた外国人が「こんな反戦歌は、政府に取り締まられなかったのか?」と尋ねたとか、尋ねなかったとか…

えいち・えむ・えす・ゆりしーず @hms_ulysses

これは皮肉とかの意味は全くなく、『この世界の片隅に』を「ありがちな反戦映画ではない」という人たちの『アメリカン・スナイパー』の感想を聞いてみたいというのはちょっとあります。

2016-11-20 20:36:32
ジージ安倍が辞めて祝杯だ! @8shiPr

@tsukasafumio そうですね、私も同じくおすすめです。塚本監督の野火も良いですが昔の野火もまたモノクロですが 心に迫るものがあります。 こちらも合わせておすすめです。

2016-11-20 20:49:28
Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

戦争をありのままに描くことは不可能で(戦争以外でもそう)(「好戦映画の体をとっていても反戦映画にもなる(ときにはその逆も)」というのはそれを踏まえてなお、という意味合いでしょうけど)、どう切り取るかが作り手の妙になるわけです。

2016-11-23 20:19:44
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コメント

Ka-Ka @ka_ka_xyz 2016年11月25日
「一下級将校の見た帝国陸軍」面白いよなー。同著者「私の中の日本軍」も面白いんだけど"ベンダサン氏"が前面に出てきてる部分はニョモニョモ
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ユーセ コーイチ @ko_iti30 2016年11月25日
舛田利雄監督『大日本帝国』(脚本は故・笠原和夫)のシーンで敵兵とバッタリと出くわしたが見なかったかのように両兵とも後ずさりしてその場を去るのを見て「戦争映画は極限状態によって人の感情を表しているから、それがあるあるネタとして共感されるのでは」と、考えたことはある。 映画『この世界の片隅に』が凄いのはその共感の幅が広い。とも感じたから。「ただの反戦映画ではない」の言もわかるんだよね。
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ユーセ コーイチ @ko_iti30 2016年11月25日
よけいな事かもだけど『野火』(2015)の監督で主演の塚本晋也氏は『シン・ゴジラ』での巨災対のメンバーのひとり「学界の異端児」間准教授だから『シン・ゴジラ』ファンも観ていたほうがよいのでは?ただし15歳以下は止めたほうがよい。
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うるちまい @japonikamai 2016年11月25日
大岡昇平の別角度(非中也関係
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aramaaaa @aramaaaa 2016年11月25日
むしろ、ただの反戦映画って言うのの例がわからないんだよね。「ひめゆりの塔」とか?
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aramaaaa @aramaaaa 2016年11月25日
「陸軍」が出たついでに、原恵一の「はじまりのみち」は反戦映画なんだろうか。
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ネットで通りすがるブラジル人 @ntbxp 2016年11月25日
国内か国外かでも視点が違うこともある。『火垂るの墓』がその原型。アメリカ人は反戦映画として受け取った。アニメ監督曰く反戦映画じゃないのに。
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小島愚鳩 @KojimaGubato 2016年11月25日
野火は傑作だと思うけど、女性が何回か叫ぶ声が高音すぎて耳が痛くなるのが本当に嫌なんだよね。正直言って鑑賞に堪えられるレベルじゃなかった。なんとかならなかったのかなあれは。あれさえなければもう一度見たいと思うのだけど。
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gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2016年11月25日
ko_iti30 パンとてをうって「食べてないんだ……」の人ですよね🎵
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kawonasi @kawonasi4989 2016年11月25日
春風亭柳昇師匠といえば春風高校(究極超人Rの高校)の校長先生ですよね。(設定上のモデルなだけでなく、実際にサントラのドラマに声の出演をしている)あのような温和な方にそのような過去があったとは存じませんでした
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Sひろし @1970er 2016年11月25日
「野火」はとにかく被弾描写がエグい映画という印象
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じゆうかうがい @jyu_kou_gai 2016年11月25日
火野葦平、棟田博、伊藤桂一の話は出んかったのか
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ユウガオ @j_k_tarou 2016年11月26日
映画「スターシップ・トゥルーパーズ」の原作であるハインラインの「宇宙の戦士」も、どこか中学生じみた幼稚なところがあり、捻くれた見方をすればコミカルでさえある。ハインラインには実際に戦場体験が無いのだから仕方が無い。この作品の陰画とも言える「終わりなき戦い」の作者ジョー・ホールドマンは、従軍したベトナムで過酷な経験をしている。作中には機動歩兵たちの颯爽とした戦闘シーンなどほとんどなく、終りが見えない戦局のなか、宇宙中を転戦に転戦を重ねるうちに疲弊していく主人公の姿があるだけだ。
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ユウガオ @j_k_tarou 2016年11月26日
結末に至るまで数世紀の時間が経過しており(ウラシマ効果による)、これは作者自身の戦地での時間感覚のダイレクトな表現だろう。戦争の悲しみというと(戦前戦中の日本の国策映画のように)悲壮美へとすり替えられがちだが、この作品にはその手の安っぽさが全く無い。ただただウンザリした重苦しい空気があるだけ。経験者の意見には真実の重みがある。まあ映画化しづらいSF作品でしょうね
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アルヴィアーノ @AlvianoSalvago 2016年11月26日
古山高麗雄がいないのはどういう訳か。
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Simon_Sin @Simon_Sin 2016年11月26日
『野火』は本当に地獄なので映画を観終われば平和な娑婆に戻ってこられるのが本当に嬉しくなる映画ですあんなジャングルにずっといたら死んじゃう(実際の兵士たちはほとんど死んだし)
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gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2016年11月26日
「誰でも編集可能」でありますのを生かして、追加したい人はぜひ書いて追加挿入してほしい(当方にリプライあれば作業しますけど)
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gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2016年11月26日
『「野火」を映画化した塚本晋也監督は、実は巨災対のあの人』だという余談を追加。
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エリア83@讃州deおばけ屋応援民 @area83ontweet 2016年11月26日
リアルな戦場、戦記ものとは違うけど米TV映画「ザ・デイ・アフター」の上映会があって、うろ覚えだけど…今はもう無くなった文化センターの体育館かホールで見せられたのがちょっと怖かった。 後年、イギリス寓話(絵本原作でしたっけ)の「風が吹くとき」は、柔らかい絵柄で最終戦争後の老夫婦の(短い)日常生活を描いた、かなり辛辣なアニメ映画で、やってることは全然違うけど絵柄の雰囲気からかな。この世界~を観たときに思い出しちゃいました。
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ヒジャチョンダラ @citabow 2016年11月27日
「これって実は反戦映画なんじゃない?」 →『パットン大戦車軍団』を見たときにそう思ったなあ。戦意昂揚映画とかプロパガンダ映画との前評判を聞いてたから、映画を見終わって疑問しか浮かばなかった。アメリカ人はあれを見て奮い立つのだろうか。
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あぶらな @ab_ra_na 2016年11月27日
戦争の負の面を描く作品も、戦争を是とする価値観の元では「だからさっさと勝って終わらせなければならない」に繋がったりするということなんじゃないかな。
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ephemera @ephemerawww 2016年12月1日
戦争の負の面をいくら描いて厭戦気分を煽ろうが、戦争は必要によって発生したり、ただの状況だったりするので、なんの意味もない。反戦こそ、まさに対案なき反対(笑) 戦争については必ず勝って終わるべし以外の訓戒はない
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