ミソジニーとは何か?

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ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

ミソジニストとは何かは、結構むつかしいと思います。 せっかくの機会なので、以下独り言です。 twitter.com/visco110/statu…

2016-11-28 17:12:26
安田鋲太郎@楽しい蘊蓄 @visco110

@ruriko_pillton でもひょっとすると、いっちょまえの「ミソジニスト」という水準に達していないかも知れませんよ……(「ミソジニスト」って、誰でもなれる?)

2016-11-27 22:53:31
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

ミソジニー(女性や女らしさに対する嫌悪や蔑視)は、思春期前期の少年には珍しくないと思う。男性としてのアイデンティティを確立するプロセスなのだろう。ミサンドリーも同様。

2016-11-28 17:13:02
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

少年たちは現実の女性に触れる中で、ミソジニーを克服していく。ところが、性の抑圧の強い社会ではミソジニーを引きづった大人が生まれてしまう。個人的な観察では、ミソジニーには4類型が見られる。

2016-11-28 17:13:34
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

第一は、処女厨型。ミソジニストの基本形。彼らは自らの空想上の女性と現実女性の区別がつかなくて、現実の女性にぎこちない対応をすることになる。女性に罵声を浴びせ、あるいは女性に対して暴力的である。

2016-11-28 17:14:10
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

第二は、ステレオタイプ型。処女厨型が野生のミソジニストだとすれば、文化化されたミソジニスト。ミソジニーの感情に理由付けを行い、合理化する。フェミニズム反対を唱えることが多い。

2016-11-28 17:14:44
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

第三は、フェミニスト型。女性への支配欲を満たすためにフェミニストとして振る舞う。ただし、そのフェミニストぶりはスタンドプレー的であり、女性の歓心を買いつつ女性を支配しやすい方向へ誘導する(自己決定権を否定するとか)。

2016-11-28 17:15:16
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

以上三つの類型のミソジニストは、ほぼミソジニストの自覚がない。ちなみに、処女厨型ミソジニストを反転すると、ツイレディのようなミサンドリストとなり、ステレオタイプ型ミソジニストを反転すると、ツイフェミのようなミサンドリストとなるのかもしれない。

2016-11-28 17:15:57
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

第四は、三類型に分類できないミソジニストだ。ミソジニストであることを明確に自覚している。ミソジニー(ミサンドリーも)を個人レベルで捉える傾向が強く、女性集団、男性集団という捉え方に距離を置く。

2016-11-28 17:16:33
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

ミソジニー(ミサンドリーも。以下同様)は誰も幸福にしない。ミソジニーの人にその感情を捨てるように迫っても無駄だ。迫害しても無駄だ。かえって、その感情は強まるかもしれない。ミソジニーは非常に厄介なものなのだ。

2016-11-28 17:17:09
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

ミソジニーは未開社会にも見られる。母系社会にも見られる。ミソジニーの生じるメカニズムは、十分説得力のあるほどに解明されていないと思う。個人的には、思春期の心理発達に鍵があるのではないかと思っている。

2016-11-28 17:17:48
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

この問題はむつかしくて、歯切れよく答えられません。 「思春期の心理発達に【問題】がある」ではなく、「鍵がある」としたのも、正常/異常で論じきれないとの思いからです。

2016-11-28 18:50:37
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

俗に、あくまで俗にですが、「ジェンダーフリー」という言葉があります。 そして男の子の男の子らしさや女の子の女の子らしさを否定する考えがあります。

2016-11-28 18:51:01
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

逆にソマーズのように、彼女の言葉ですが「ジェンダー・フェミニズム」を否定するフェミニストもいます。

2016-11-28 18:51:29
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

人はアイデンティティなしに、「自分」であることができないと思います。自己紹介のありふれた形は、形式的/非形式的集団への帰属で説明します。東京に住んでジャイアンツが好きで旅行が好きな○○大学の学生です、と。

2016-11-28 18:52:02
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

そうであるならば、性自認だけをフラットにすることは不自然だし、所詮無理な話でしょう。

2016-11-28 18:52:27
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

アイデンティティの正体が集団への帰属であるとすれば、性別集団への帰属意識は避けて通ることができません。性別集団への帰属意識は幼児期に既に見られますが、思春期のそれは【誇り】の意識と結びついているのではないかと思います。

2016-11-28 18:53:00
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

男が男であることに【誇り】を持ち、女が女であることに【誇り】を持つことは、自然な成長ではないかと考えます。

2016-11-28 18:53:24
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

問題は【誇り】の持ち方です。【誇り】には相対的な【誇り】と絶対的な【誇り】があるのではないでしょうか。男が、女より優れた男に【誇り】を持つのは相対的【誇り】です。思春期前期の【誇り】は往々にしてこれです。

2016-11-28 18:54:09
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

やがて、お互いが誇れる性であることに気づきます。そうであれば、何の問題も生じないはずです。相対的な【誇り】から絶対的な【誇り】への移行がうまく進まない状況があるのではないか。そういう意味で、「思春期の心理発達に鍵がある」と述べました。

2016-11-28 18:54:46

追記

ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

ツゲにまとめて下さると、補足ツイしたくなるんだけど、今日のまとめは昨日のミソジニーとフェミニズムについてのまとめの補足なので、さすがにもう補足はない。

2016-11-28 21:00:14