茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1967回「時間資源の活用に、セグメント設定の意識を」
脳科学者・茂木健一郎さんの12月11日の連続ツイート。
本日は、感想です。
- toshi3636_1
- 1935
- 8
- 0
- 0
茂木健一郎
@kenichiromogi
脳は文脈に基づいてその活動を調整する。だから、たとえば、今は勉強をする時だとか、走る時だとか、リラックスする時だとか、お風呂に入る時だとか、そのような文脈設定に基づいて、その時々の活動が生まれてくる。
2016-12-11 15:03:44
茂木健一郎
@kenichiromogi
ある文脈が設定されたときに、その中で、小さな意思決定や選択をすることがある。たとえば文章を書くのであれば、表現をどうするか、ということや、ごはんを食べるのであれば、メニューに何を選ぶのか、ということ。このようなことは、文脈内の意思決定である。
2016-12-11 15:04:43
茂木健一郎
@kenichiromogi
一方、行動の節目に、次はどのような行動をとるか、と決めることは、文脈自体を設定することである。そして、人生においては、この、節目の文脈設定の意思決定の方が重要である。いちど文脈を設定すれば、あとは、その中での自動パイロットのような進行になる。
2016-12-11 15:05:41
茂木健一郎
@kenichiromogi
一日を、文脈の切れ目ごとにセグメント化して、一連の流れで見てみると、実はセグメントの数はそれほど多くない。せいぜい数十ではないか。だとすると、時間という有限の資源の使い方としては、この、セグメントの分布および管理がいちばん大切である。
2016-12-11 15:06:56
茂木健一郎
@kenichiromogi
新たなセグメントに入る時に、惰性や習慣でやるのではなく、他の可能性がないのか、メタ認知を通して検討すると良い。そうすることで、セグメント設定の質を高めることができる。そして、一度セグメントを設定したら、あとは、基本は「今、ここ」に没入するのである。
2016-12-11 15:08:03
茂木健一郎
@kenichiromogi
以上に書いたことを意識するだけで、一日の時間の使い方がだいぶ変わってくるだろう。自分の時間の使い方に、どのようなセグメントがあるのか、ちょっと振り返って見ることだけでも、かなりその後の脳の処理が変わってくる。
2016-12-11 15:08:56