第42回(2016年)感覚代行シンポジウム [関連ツイートまとめ]

第42回(2016年)感覚代行シンポジウム の際に,ツイートされた内容を部分的にまとめたものです. http://www.sensory-substitution.gr.jp/symposium/program42.html#C1pm なお,まとめ主は初日しか聞いておりません….他のツイートがありましたら,ご追加頂ければ幸いです.
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2016年12月12日(月)~13日(火)、東京で開催。一般4,000円、学生2,000円。 第42回(2016年) 感覚代行シンポジウム bit.ly/2hkiRnM

2016-12-11 12:40:57

初日

Session 1

Takahiro Miura @hariktriam

佐藤:道路横断支援のための歩行者用信号機の灯色判別手法の検討 画像認識によって歩行者用信号の色を認識するというもの.音響式でない信号機向け.輝度比が大きい場合は判別率が高まるが,小さい場合は下がる.赤は99.8%,青は97.7%で判別.

2016-12-12 10:18:12
Takahiro Miura @hariktriam

中村ら:視覚障がい者のためのエスカレータの認識とスマートフォンへの実装 スマートフォンのカメラで撮影した動画からエスカレータの位置と運転方向を画像認識する方法を開発.人物の有無での認識結果を補正.上り方向・下り方向は音提示.夜間や逆光では厳しいらしい.

2016-12-12 10:19:31
Takahiro Miura @hariktriam

高田ら:視覚障がい者のための横断歩道歩行支援システムの開発と検証 同行援護者が撮影した画像を基に,視覚障害者が横断歩道を渡る際に正しく渡れるようにするアプリ.歩行者はスマートフォンを胸元中央付近に取り付けてガイドしてもらう.信号色を認識しつつ渡って良いかも音提示.PDR使用.

2016-12-12 10:34:17

Session 2

Takahiro Miura @hariktriam

三浦ら:視覚障害者のスマートフォン利用におけるアクセシブルなボタン配置に関する検討 スクリーンリーダ使用下でのボタンなぞり操作での,スピーディ/安定的に操作できるボタン配置の仕方,ボタンサイズの限界を検討.1次元的配置は全盲者が効率的に,2次元的配置は弱視者が安定的に操作可能.

2016-12-12 11:25:04
Takahiro Miura @hariktriam

続)また,ボタン配置領域は画面全体の50%(面積比)程度までであれば,操作速度・正確さは変わらない.これ以下のサイズになると,有意に速度が遅くなる.ただし,インタビュー結果から認知負荷については,熟練者では極端には変わらない可能性がある. 私の発表.

2016-12-12 11:26:47
Takahiro Miura @hariktriam

和氣ら:視覚障害者の触図形知覚・認知に関する研究:ロービジョン者の視覚と触覚 ロービジョン者での触知用図形の認識がどのようになるか調査.重なった図形・複合図形を別々のものと認識できるかは晴眼者と同程度だが,立体図形の認識能力は晴眼者よりも下がる(視覚的体制化が上手くいかない).

2016-12-12 11:38:45
Takahiro Miura @hariktriam

坂井ら:重なり図形認知における触覚/力覚誘導提示方式の効果の評価 ファントムを使った能動的触知の改善と,触覚ディスプレイでの局所振動を組合せて,図形認知を支援するシステム.概ね,力覚誘導のみで図形認識が容易化するが重なり図形では効果は限定的,双方の提示で重なり図形の認識精度が向上

2016-12-12 12:00:29

Keynote

Takahiro Miura @hariktriam

梶本:触覚提示技術応用の現状と展望 VR普及元年:ただし,バーチャルリアリティという用語が研究の世界で認知されたのは1989(H元)年. VRブームの牽引訳はHMD.古くて新しい技術(Sutherland, 1956).変化したのは,大面積化,公示感応答性,低コスト化.

2016-12-12 13:04:35
Takahiro Miura @hariktriam

続)Sutherland, The Ultimate Display, 1965. 究極のディスプレイとは,コンピュータが物質の存在を制御できる「部屋」となる.その部屋の中では,部屋が提示されればそれに座ることができ,手錠が提示されればそれで拘束でき,…

2016-12-12 13:06:40
Takahiro Miura @hariktriam

続)弾丸が提示されればそれで命を奪うことができる.適切なプログラミングに寄って,そのようなディスプレイは文字通りアリスの迷いこんだふしぎの国となるだろう. 視覚系だけでなく,様々な感覚を考慮した事を述べている.触覚も重要.

2016-12-12 13:07:32
Takahiro Miura @hariktriam

続)触覚の専門学会:Haptics Symposium, EuroHaptics, AsiaHaptics, WorldHaptics インタラクション:CHI,UIST,TEI,SIGGRAPH 触覚ハードウェア:ICRA,IROS(ロボット研究の一部として)

2016-12-12 13:08:00
Takahiro Miura @hariktriam

続)最近の研究から見る応用分野の傾向: タッチパネル(市場が巨大かつ喫緊),情動(触覚は幅広い情動へ働きかけられる),ナビゲーション(身体座標への直接提示,無意識の運動も誘導可能),現実感/クロスモーダル(コンテンツとしての現実感を高める),全身提示(触覚に「臨場感」が生じる

2016-12-12 13:09:39
Takahiro Miura @hariktriam

続)全身提示:視覚系が目,聴覚系が耳,触覚系は全身への提示. タッチパネル:問題点は文房具(入力装置)として未熟(触覚提示が薄いため). タッチパネルに触覚付与方法:LCDを遮るわけにはいかないという条件.「透明」という制約,可能な手法が限定.全面振動,摩擦制御,神経駆動の3つ.

2016-12-12 13:12:06
Takahiro Miura @hariktriam

続)全面振動(Active Click:Fukumoto, CHI2001):画面全体を振動,指の位置計測との連動により凸凹感などを提示.本当は解像度が低いはずなのに,結果的に解像度が高く感じる.現在のスマホでは主流.解像度:Low(Finger size),能動性:Active

2016-12-12 13:13:47
Takahiro Miura @hariktriam

続)摩擦係数の制御(Bau, Tesla Touch, UIST2010):パネル表面の摩擦係数を静電気力によって吸着力を制御(コンデンサ利用).自然な感触.ON/OFF感.指を動かして初めて摩擦感を感じられる.空間解像度:Potentially High,能動性:Passive

2016-12-12 13:15:49
Takahiro Miura @hariktriam

続)でんきしげきによる直接駆動:パネル状に電極群を配置,皮膚への電気刺激により直接的に刺激,安定性などの問題.解像度:High,能動性:Active. 透明電極(2012,梶本らのグループ).8x8の透明電極ITOを利用.この電極自体は初めからタッチパネルの機能も備えている.

2016-12-12 13:17:16
Takahiro Miura @hariktriam

続)モバイルデバイスに触覚を付与する他の手法:画面の裏に設置. Khurelbaatarら,CHI2016.表面:タッチパネル+液晶画面,裏:電気触覚ディスプレイ,画面の触れた場所周辺の情報を,裏面の別の指に提示(うまくいくらしい).透明なタッチパネルが必要ない.

2016-12-12 13:18:45
Takahiro Miura @hariktriam

続)画面ー触覚変換器で画面を覆う例:スマホで画像取得+処理+表示.フォトトランジスタアレイで処理画像を取得して,そのまま電気触覚ディスプレイで触覚提示.Kajimotoら:HamsaTouch,CHI2014.スマートフォンの上のレイヤーを作ろうという考え方の研究.

2016-12-12 13:20:42
Takahiro Miura @hariktriam

続)情動(Emotion):PhillipsのLemonsら:A body-conforming tactile jacket,Haptics symposium 2009.映画鑑賞時に,シーンにあった情動を誘起する振動パタン(ラベル付けした感情パタン)を提示.

2016-12-12 13:22:01