「中山道ウォーク」全記録 ハブページ
思い立ったのは小学生の時。
地元板橋区にある板橋宿について学び、中山道という道が遠く京都へつながっていることに思いを馳せた。
月日は流れ、高校生となった2013年2月3日。その構想を実行に移す時が来た。
起点は東京・日本橋。ここから中山道を基本的に旧道に沿って歩き、1日が終わったら宿泊または帰宅する。次は前回打ち切った場所から再び歩く、を繰り返し、7県6令制国を越えて京都・三条大橋へ。距離にして533.9 km、気の遠くなるような距離だが、いつかたどり着くことを信じて歩き出した。初回と第2回はTwitterアカウント開設前だったので概略を記す。
[編集中です。以下のリンクは機能していません]
各実行日へのリンク(携帯端末からは「モバイル」をクリック。機種やブラウザによって仕様が異なる場合がございますので、参考程度にご利用ください)
2013年2月3日 日本橋→大宮
2015年3月27日 大宮→熊谷
2015年9月11日 熊谷→高崎 以上このページ
2016年3月3日 高崎→横川駅 モバイル
2016年3月4日 横川駅→坂本 モバイル
2016年8月7日 坂本→沓掛 モバイル
2016年8月8日 沓掛→茂田井(間) モバイル
2016年8月9日 茂田井(間)→和田 モバイル
2016年8月10日 和田→下諏訪 モバイル
2017年3月25日 下諏訪→奈良井 モバイル
2017年3月26日 奈良井→藪原 モバイル
2017年3月27日 藪原→上松 モバイル
2017年7月23日 上松→倉本駅
2017年7月24日 倉本駅→大妻籠集落
2017年7月25日 大妻籠集落→大井
2017年10月7日 大井→顔戸交差点
2017年10月8日 顔戸交差点→新加納(間)
2018年3月16日 新加納(間)→美江寺
2018年3月17日 美江寺→醒井
2018年3月18日 醒井→石畑(間)
信濃路篇
木曽路篇
美濃路篇
近江路篇
第1回中山道ウォーク 2013年2月3日(日) 日本橋→大宮
- 1 日本橋→板橋 9.8 km 3時間
(東京都千代田区・文京区・豊島区・板橋区)
東京都心を抜ける区間。
日本橋を9:30に出発し、三越に代表される商業施設が立ち並ぶ華やかな地区を歩く。神田駅の下をくぐり、中央線のレンガ高架橋の横を行く。当時万世橋駅跡のmAAch ECUTEは未整備であった。
中央線をくぐって昌平橋を渡り、総武線の下を行く。ポップな秋葉原を背に進むと、10:10、神田明神にたどり着いた。
ここでこれからの長い道のりの安全祈願をした。境内からはスカイツリーも望めた。ここは当時放送真っ最中だったアニメ『ラブライブ!』の聖地なのだがそんなことは当時はいざ知らず(筆者がラ!にはまったのは2015年になってから)、歩みを進める。
10:45、東大正門前を通過。本郷三丁目からのこの道を通学路にすることを夢見て先へ。弥生の農学部正門の手前で左に折れ、白山、千石を通って山手線をまたぎ、11:30、巣鴨の地蔵通り商店街に到達した。とげぬき地蔵のお祭りは翌日であった。
埼京線(赤羽線)の線路を12:00に渡り、いまは商店街となった板橋宿に到着したのは12:30のことだった。
- 2 板橋→蕨 8.9 km 3時間
(板橋区・埼玉県戸田市・蕨市)
板橋の地名の由来となった「板橋」を渡り、巣鴨以来再び国道17号線に合流する。13:00、志村一里塚跡。清水坂を下って、13:30には商業施設で昼食休憩。
14:30、かつて戸田の渡しがあったところを戸田橋で渡る。東北新幹線を見ながら埼玉県へ入る。戸田市内の前半は旧道が住宅地に埋もれており、後半は国道17号を歩いた。蕨宿の町並みは国道から切り離されて保存されており、足元には宿場を描いた浮世絵のタイルが埋まっていた。15:30、蕨宿着。
- 3 蕨→浦和 5.4 km 1時間30分
(蕨市・さいたま市南区・浦和区)
蕨の茶屋で少し休んだ後出発。全体的に国道から離れる区間で、一気に長閑な郊外の風景になった。さいたま市に入り、武蔵野線を越えるあたりは焼米坂という上り坂になっている。それを越え、兎を祀る調(つき)神社に挨拶すると市街地になり、17:00、浦和宿到着。現在はその姿を浦和の商業地区に変えてしまっている。
- 4 浦和→大宮 4.9 km 2時間
(浦和区・中央区・大宮区)
冬なので浦和を出るとすぐに日が暮れた。日が暮れてからのウォーキングは退屈なものだが、東北本線に沿った県道を歩く。与野を過ぎ、さいたま新都心駅に着くと駅が人でごった返していた。どうやらさいたまスーパーアリーナ(SSA)でイベントがあったらしい。
大宮宿には19:00に着いた。こちらも都市化で宿場の面影は失っている。
第2回中山道ウォーク 2015年3月27日(金) 大宮→熊谷
大学入試も卒業式も終わり、高校卒業間際に思い出したように第2回を実施した。
- 5 大宮→上尾 7.8 km 2時間10分
(大宮区・北区・上尾市)
初回より早起きして8:10出発。東武野田線、東北本線、新幹線・ニューシャトルと順番に交差して、宮原からは高崎線沿いに進む。これまで少し歩けば次の鉄道駅に着けていたものが、ここから急に駅間が伸びてくるのを実感する。
10:20上尾宿着。
- 6 上尾→桶川 3.7 km 1時間10分
(上尾市・桶川市)
短めの区間。引き続き車通りの多い県道を歩き、11:30には桶川宿に着いた。このあたりにしては、本陣をはじめ建築がよく保存されていた。ここで東京(江戸)から40 kmとなるため、江戸時代には江戸を出発した旅人の最初の宿泊地となることが多かった。
- 7 桶川→鴻巣 7.2 km 2時間30分
(桶川市・北本市・鴻巣市)
北本市内では当時建設中だった圏央道を横切った。14:00に鴻巣宿に到着。鴻巣は雛人形の町として知られる。ここで昼食休憩とした。
- 8 鴻巣→熊谷 16.3 km 4時間
(鴻巣市・熊谷市)
長い区間だが鴻巣市が吹上町を合併しているので2市しかない。14:30に出発して高崎線を横切り、閑静な地区を歩く。鴻巣市内は細かく道標が配置されていた。吹上を過ぎると荒川の土手に上がり、その上をしばらく歩いた。時刻にして17:00頃。荒川の堤外地の時代に取り残されたような風景と沈んでいく夕日を眺めながら堤防歩きを楽しんだ。すっかり暗くなった18:30に熊谷宿に到着した。
第3回中山道ウォーク 2015年9月11日(金) 熊谷→高崎
晴れて東京大学に入学し、鉄道研究会TRCに所属したが、ここで出会った先輩方に影響を受け中山道ウォークも「鉄道好きのためのウォーキングサークル」(自称)TWCの活動の一環として(引き続き個人で)取り組むこととした。
今回は距離も長く、自宅からも遠くなったので、大宮からは新幹線で直行直帰の弾丸トラベルを決行した。
Maxたにがわ471号。2階席の六列シートに座ります。 初めて(そしておそらく最後)の2階建て新幹線 pic.twitter.com/zply0kLXwT
2015-09-11 07:34:17ふざけすぎ 草津温泉→「変な人形がいるよ!」(JKが流されている) 榛名山→「榛名!全力で参ります!」 pic.twitter.com/ufU89iNmDO
2015-09-11 07:53:12- 9 熊谷→深谷 11.1 km 2時間15分
(熊谷市・深谷市)
それではこの交差点から、第3回を始めようと思います。 #twc_Nakasendo pic.twitter.com/FFyGPLHzlw
2015-09-11 08:02:21