3
ターレットファイター⚡🌌日曜日O-01a @BoultonpaulP92
榛名が公称3324号海上起重機船へ贈る花は花桃です。花言葉は「私はあなたの愛をとらえることができる」 shindanmaker.com/284998
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
昭和21年 呉の沖で沈み掛けていた榛名…。 私の躯を幾度もなく切り刻みとバラバラにした あの海の上のクレーンさん 呉の工廠でも幾度も修繕でお世話になったクレーンさん 空襲も無くなった静かな世界の中で静かに榛名を眠りに導いていた 「また貴女をサルベージしにくる」と。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/Rqpvsaf1Wb
拡大
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
終戦後の粗悪な石炭しか配給されない困窮の最中、クレーンさんは渾身の力で私の魂が入った最後の鉄塊を抜きました。 昭和21年の暑い8月のある日。 その日、榛名は彼女に吊るされました。 だから榛名は 彼女の大事なクレーンです。 #艦これに新海誠を実装 #ドボク鎮守府
3年前…
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
「だっァしゃあああああああ!!」 起重機船がジブを旋回させ、『100t』と白地に書かれた鉄球を投擲。 BUDIINN! 敵重巡リ級の白い顔が千切れる。 「あのクレーン、敵に近づき過ぎよ!沈む気!?」 「司令官は不沈船です。呉空襲で無傷だったんですから」 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
砲声が止み、静かな水面に浮かぶ白い巫女服の少女が現れた。 「司令官、この艦は高速戦艦榛名。榛名です。引き揚げましょう」 駆逐艦らしき幼声。 「…榛名か…」 大人びた女性の声。 「榛名を知ってるの?司令官?」 赤いセーラ服の艦娘、長良が不思議そうな顔を私に向ける。 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
「70年ぶりだねぇ…。貴女を治して殺した350トン起重機船が迎えに来ましたよ…」 起重機からワイヤとシャックルを戦艦娘に器用に玉掛して、台船に降ろす。 台船に立つ熟女は感慨深そうに言った。 「海軍最後の仕事は私が貴女の解体撤去をする事でした」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/aX9sylJdM9
拡大
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
榛名が目を覚ましたとき、目の前にいたのは巨大な紅白のトラスジブを背に 私を両手で抱えて愛しげな目で見つめる、お婆ちゃんでした…。 顔を撫でる手はリベットだらけ。 「迎えに参りましたよ。戦艦榛名どの」 榛名が提督と出会ったのはその時です。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/SVhsTA8gvP
拡大
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
「榛名さんだ!」 起重機船のお婆さんへ、トトトと煙突帽子から煙を吹きながら 駆け寄ってきた駆逐艦の子。 「駆逐艦大潮です!こちらは統合海軍設営隊起重機船<三光>です。設営隊の提督 です。よろしくお願いします」 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
大潮は帽子を外し、ペコリと頭を下げた。 この子の腕には緑十字の腕章が光る。 「まぁ、榛名と出会うのは正確には三回目になるが…。艦娘として会うのは初めてだからな。海軍の土木屋にようこそ。」 榛名はこうして設営隊の船団入りをしたのです。 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
榛名があとから聞いたのは、提督さんが会うのは三回目だと言ったのは戦後に沈んでいた私を解体したのち、船魂を建造中だった東京都のバケット式浚渫船<榛名>号に遷したからだったそうです。 その姿から水上生活者の子供からは『戦艦榛名』と呼ばれた事もあったそうです。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/h0OXs9gp4b
拡大
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
「榛名...あれが榛名なのか!?」 PON PON PON 焼玉エンジンを轟かせ現場へ向かう曳船の舷に手を掛けた男は驚いた。 かつて己が乗艦していた戦艦と同じ名を持つ船。 男は復員後、東京都の港湾局に雇われた。浚渫船の乗組員として。 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
ピラミッドのような船のシルエット 山なりになったバケットの列はどこか恐竜を思わせる。 黒い煙 黒い一本煙突 それには戦艦榛名が掲げていた日章旗ではなく白い東京都の旗の記号が描かれていた。 当時日本最大のバケット式浚渫船「榛名」号。 東京港を造る戦いの最前線。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/puxFgAgAxP
拡大
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
男は榛名の『心臓』蒸気エンジンの機関員となり煤まみれになりながら働いた。 かつて轟々と燃え盛る戦艦榛名のボイラをみたように。 作業が終り、寝ずの番として榛名の船室で毛布を持ち込んでいたある日。 ふと夜中に目を覚まし、甲板にでると黄土色のナッパ服を着た少女がいた。 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
「こんばんわ…。○○さん、私は浚渫船榛名。嘗ては戦艦榛名の船魂でした。またお会いしましたね」 長い黒髪を棚引かせながら船娘と名乗る彼女は答えた。 男の後ろでロックされていた筈のバケットがガシャンと音を立てた。 船魂は輪廻する。 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
昭和40年代まで彼女は懸命に働き、港湾局の関係者がひっそりと神酒を掛け ささやかな解役式を迎えた後に解体された。 一節では彼女の船具が、護衛艦はるなの船魂に受け継がれたともされるが定かではない…。船具にも船魂は宿るとされる。 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
「まぁ、そんな積もる話がありました土佐!」 榛名の前でガッハッハと笑う熟女。 数度の改装工事を経た起重機船の提督さんは、榛名にまつわる昔話をしながら 作業船たちの船たまりで榛名を呼び小さなパーティを楽しんでいた。 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
MAXコーヒーを提督さんに横付けした速吸さんから給油ホースで啜りながら 質問をする。 「それで今回のお話とはなんでしょうか?」 髪飾りが夜の月の明かりをチラリと反射する。 起重機船は台船の甲板に置かれていた鉄道コンテナを吊り上げた。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/pBM0lbDy7S
拡大
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
「これなんだかわかるかね?」 クレーンジブの上で安全帽をかぶった妖精らがオーケストラを奏でる。 「これ神戸川崎造船所婆ちゃんに製作してもらった結婚指輪が入ってるの」 榛名はMAXコーヒーを噴き出した。 「こんなプロポーズ、榛名驚愕です!」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/oEPHS4vbQy
拡大
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
「榛名のMAXコーヒ-の顔射…!起重機船<三光>感激です!」 熟女が、にまぁと顔を歪ませながら顔から滴る甘さマシマシの液を舌で 唇の周りを這わせるように舐めた。 「高速戦艦榛名どぼ…、じゃなくて榛名どの。、ケッコンしてくださいませんか?」 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
こんな特殊船で特殊な性癖な持ち主の提督です。 榛名は少し不安です。 でも…。 「榛名さん」 提督はケッコン指輪を吊り下げたジブの下で、ひざままづいて榛名の手を取った。 「貴女を解体したとき、起重機船としてボイラが熱く燃えたのです。貴女ともっと居たかったと…#ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
呉工廠で貴女の改装を行ったとき 秀麗榛名の山にあやかり天運を与された榛名さんの 神々しい姿に私のフックが触れたとき 呉空襲のあのとき 闘魂を漲らせ言語に絶する苦闘の対空戦闘を遠目に目撃したあのとき そして貴女の解撤のとき 主機を最期に引き抜いたとき… #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
わたし、起重機船3324号は日本海軍の最期の任務として貴女を【殺しました】。 そしてやがてくる深海棲艦の嵐に対抗するため 愛しいこの国土、人々、インフラ、艦船たちを深海の嵐から護るために 死に物狂いで貴女を始めとする数多の艦娘らをサルベージしたのです。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/tDC876ovzH
拡大
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
その時に榛名が貴女が来てくれたのです。 貴女にまた出会えてよかった。 どうか再びの艦生を、わたし起重機船と共にドボクの為に…。 いや愉しみましょう。 そして貴女と深海の怨嗟のヘドロを全て浚いつくしましょうぞ…。 #ドボク鎮守府
まも【ドボ鎮】冬コミ31日『ドボクレン』参加 @Kojimamo
「『全ての船魂に幸と安全を』でしたね…提督」 起重機船の操縦室“顔”から垂れる窓の洗浄液。 顔に手を触れて洗浄液の筋を拭うように手を動かす。 「ああ…。設営隊の操業安全規範の一つだよ…」 「榛名、起重機船3324号に憧れていました。物を軽々と持ち上げる姿に…」 #ドボク鎮守府
残りを読む(32)

コメント

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする