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その1:産業医大論文

二十人のろの夢 @drsteppenwolf
マウスでは、生涯1回当り0.5Gyの低線量放射線被ばくを受け続けても生存中にがんが発生しない。しきい値の存在を示唆。 →【無料論文】低線量放射線反復被ばくの発がんへの関与(2016年6月) doi.org/10.7888/juoeh.…
nao @parasite2006
照射線量をどこまで下げたら発癌しなくなるかという体系的な動物実験は聞いたことがない気がする。貴重な報告twitter.com/drsteppenwolf/… 放射線の影響を子孫に遺伝させるにはどれほどの量を照射しなければならないかはこのまとめtogetter.com/li/680454
ツイートまとめ 8月8日の報道ステーションがとりあげた放射線の遺伝的影響をめぐって:動物実験結果を中心に まとめ「8月8日の報道ステーションで取り上げられた広島大・鎌田七男名誉教授の研究の原著論文を探して読んでみました」(http://togetter.com/li/549170 )の姉妹編です。 2013年8月8日夜の報道ステーションの特集の放送後の議論を別まとめから切り出し、単独で読めるようにしました。 番組で取り上げられた野村大成・阪大名誉教授の次の論文の話が中心ですが、放射線の遺伝的影響を.. 14825 pv 500 3 users 5

論文の和文抄録から実験と関連する部分を以下に再録します:
我々の実験系で は特異的自家発生がんが少ないマウスを選択し,目的の誘発がんとしてマウスで自家発生が希有な皮膚がんを選択 した. また被ばくによる他臓器への影響を避け,かつ皮膚限局照射が可能なβ線を用いた. これにより照射部位の 皮膚のみをがんの発生部位とし,他臓器の放射線影響を最小限にして長期反復被ばくを可能にし,放射線誘発腫瘍が 生じる実験系を作った.照射は週3回反復照射で1回当りの線量を0.5~11.8 Gyまで段階的に線量を設定した.11.8 ~2.5 Gy線量域ではどの線量でも発がん時期と発がん率に変化はなかったが,この線量域から1.5~1 Gy線量域に1 回当りの線量を下げると発がん率に変化はみられず発がん時期の遅延が生じた.1回当りの線量0.5 Gyではマウス の生涯を通じ照射を続けてもがんは生じなかった. この結果はマウスでは,生涯低線量放射線被ばくを受け続けて も生存中にがんが発生しない線量,つまりしきい値様線量が存在することを示している.

論文本文を見ると、使用した線源は0Sr-90Yの円盤形線源で、直径2 cm、線量率は2.28-1.79 Gy/min、β線エネルギーは2.24 MeVとあります。線量率を60倍して時間あたりに換算すると136.8-107.4 Gy/hとなり、上でご紹介した阪大・野村教授の実験に使われた線量率43.2 Gy/hと比べるとずっと大きいことがわかります。野村教授の実験では連続照射か1回30秒ずつ2時間おきに照射を繰り返すかですが、今回の実験では目標線量に達するまで連続照射しています(実際は毛を剃った背中の皮膚に円盤状の線源を押し当てる)。

nao @parasite2006
もっとも閾値の存在がきっちり見えたのは、あくまで確立済みの純系実験動物を使った動物実験なればこその話でjstage.jst.go.jp/article/juoeh/… ヒトの場合は純系実験動物と違って閾値に個体差によるばらつきがある結果、集団全体としては「線形閾値なし」として扱わざるを得ないでは?
二十人のろの夢 @drsteppenwolf
@parasite2006 セーフティマージンを十分採るという放射線防護の観点からは、集団全体としては「線形閾値なし」として扱う方が安全です。しかし過剰防護によるデメリットが顕在化してきている昨今かと。
nao @parasite2006
「新しい理論や発見は過去の謎を解き、同時に過去の事実も覆すのである。それは私達が囚われているドグマから、私達を解き放ってくれる可能性がある。」ironna.jp/article/2470
リンク オピニオンサイト「iRONNA(いろんな)」 87 〝モグラたたきモデル〟が覆した低線量被ばくのドグマ 低線量被ばくの影響はモグラたたきモデルでキチンと潰され影響は蓄積しない。澤田哲生・東工大助教は新しい科学的知識がこれまでの事実の呪縛から我々を解き放つと説く。

その2:放医研論文

ryugo hayano @hayano
(放医研)「じわじわ」被ばくの発がん影響は低い-モデルマウスを用いて低線量率被ばくに起因する発がんリスクを直接的に評価- qst.go.jp/information/it… pic.twitter.com/SgRRR1SbxC
拡大
nao @parasite2006
twitter.com/hayano/status/… 論文はここに出ていました(有料)rrjournal.org/doi/abs/10.166… やっぱり純系の実験動物を使うと閾値が見える(知る限りではこの日本語論文jstage.jst.go.jp/article/juoeh/… に続く2報目)
二十人のろの夢 @drsteppenwolf
@parasite2006 まあ修復機能を考えるとLNT仮説は無理がありそうですね。(もちろん放射線防護としては有用な仮説ですが)
二十人のろの夢 @drsteppenwolf
これからは『低線量反復被曝の発がん影響は低い』とする研究報告が多くでてくると予想する。LNT仮説に冬の時代が訪れるということだ。
nao @parasite2006
「じわじわ」被ばくの発がん影響を動物実験で明らかに -モデルマウスを用いて低線量率被ばくに起因する発がんリスクを直接的に評価-qst.go.jp/information/it… 放医研放射線影響研究部の低線量放射線照射実験室内の写真nirs.qst.go.jp/rd/ref/index.h…

(↑この実験室内の写真は、実験条件を理解するためにリンクを開いてぜひ見ておいていただきたいものです。照射線源の前に実験動物のケージを置いた棚があり、床には照射対象を載せた台をおいて移動させ照射線量を変えるためと思われるレールが見えます↓)

ryoko @Ryoko_is
マウスでの実験だが→“被ばくに起因するがんと自然に生じたがんを遺伝子解析で区別できる特殊なマウスを用いて被ばく後のがんの発生率を調査””被ばくの総量が同じでも、時間当たりの被ばく量が少ないほど、被ばくに起因するがんのリスクは低下”等 twitter.com/parasite2006/s…
ryoko @Ryoko_is
「少しずつじわじわと長期間被ばくした場合には、短時間で一度に被ばくした場合よりも、被ばくに起因する発がんのリスクが小さくなること、また、線量率がさらに低くなるとそのリスクは見えなくなることが実験的に明らかに」というのがポイントかな twitter.com/Ryoko_is/statu…
uhea @uhea
4日間で0.5Gyの照射は低線量の括りになるのかな? twitter.com/parasite2006/s…
nao @parasite2006
@uhea ここで低線量といいたいのは総線量100 mGyの群でしょ(線量率1.1 mGy/h)。ただしこの線量率、福島第一原発事故後だと2011年3月12日に双葉町上羽鳥で計測された最大値のオーダー(グラフの縦軸の単位はnGy/h)twitter.com/shanghai_ii/st…
uhea @uhea
@parasite2006 リンク先では低線量被曝①(5.4mGy/h)と②(1.1mGy/h)がありますよね? ほんでもって②の方は未照射群と差がない、って結論ですよね?
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コメント

NPAGW @NPwrAGW 2016年12月16日
菊池誠氏 「100mSv以下は「疫学的には有意に検出されない」という観察事実があるだけで、皆無とは誰もいいません」 / https://twitter.com/kikumaco/status/587936394867183616
NPAGW @NPwrAGW 2016年12月16日
早野龍五氏「100mSvが閾値であるかのように語ったことについては,批判しておられた.(KeithさんはLNT,DDREF=1の立場)」/ https://twitter.com/hayano/status/390790785261916160
二十人のろの夢 @drsteppenwolf 2016年12月17日
みーゆさんの「がんリスクの年齢依存性」の指摘は尤もなのですが、本本文では「生後1日」の被曝だけでなく、「生後4日」と「胎生期14日」と「胎生期17日」の被曝での放射線由来の髄芽腫の発生割合が調べられ比較されています。
二十人のろの夢 @drsteppenwolf 2016年12月17日
本論文では、じわじわ照射は、「生後1日―5日」だけでなく、「胎生期14日―18日」も調べられています。
二十人のろの夢 @drsteppenwolf 2016年12月17日
1) 生後1日目500 mGy、2) 生後1日目-5日目総線量500 mGy、3) 生後4日目500 mGy、 4) 生後1日目100 mGy、5) 生後1日目-5日目総線量100 mGy、6) 生後4日目100 mGy の生後の被曝群。
二十人のろの夢 @drsteppenwolf 2016年12月17日
7) 胎生期14日目500 mGy、8) 胎生期14日目-18日目総線量500 mGy、9) 胎生期17日目500 mGy、 10) 胎生期14日目100 mGy、11) 胎生期14日目-18日目総線量100 mGy、12)胎生期17日目100 mGy の胎生期の被曝群。
二十人のろの夢 @drsteppenwolf 2016年12月17日
非被曝群も併せて13群からなるかなり緻密な論文だと考えます。
フローライト@今日どこさん行くと? @FluoRiteTW 2016年12月17日
原発云々は置いておいても、宇宙開発を見据えてやっておくべき価値のある研究だと思う
二十人のろの夢 @drsteppenwolf 2016年12月17日
各群のnは、47-70(オス≧25、メス≧19)。
NPAGW @NPwrAGW 2016年12月17日
NPwrAGW 「全固形がんについて過剰相対危険度が有意となる最小推定線量範囲は 0–0.2 Gy であり、定型的な線量閾値解析(線量反応に関する近似直線モデル)では  閾値は示されず、ゼロ線量が最良の閾値推定値  であった。」/・原爆被爆者の死亡率に関する研究 http://www.rerf.or.jp/library/rr/rr1104.pdf / https://twitter.com/hayano/status/449103815648628736
NPAGW @NPwrAGW 2016年12月17日
早野龍五氏「我々はK40で年に約0.2mSv内部被曝(除去出来ないリスクなので普通は除外して考えるが,線形閾値なしを仮定するなら,K40由来のガンは皆無でないはず).」/ https://twitter.com/hayano/status/371572102345682944 NPwrAGW NPwrAGW
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