茂木健一郎 (@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1976回「時間の多様性とうるおいを増すゾーニング」
脳科学者・茂木健一郎さんの12月22日の連続ツイート。
本日は、感想です。
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茂木健一郎
@kenichiromogi
都市計画に、「ゾーニング」というのがあって、このあたりは住宅地、ここは商業地、ここは緑地などと指定して、たとえば緑地の中では住宅の建築などができないようにする。そうすることで、多様性が増して、都市全体としても調和がとれた発展ができる。
2016-12-22 07:31:39
茂木健一郎
@kenichiromogi
人生の時間の使い方においても、「ゾーニング」が大切である。一日の時間をいくつかに区切って、ここから先は何、と決めてしまって、前のことをだらだら続けたり、同じ種類の活動で時間が埋められてしまうということを避ける。
2016-12-22 07:32:37
茂木健一郎
@kenichiromogi
電子メールやSNSはつい何度も見てしまって、一種の依存症になることもあるが、時間にゾーニングをして、「ここからここの時間は一切メールやSNSを見ない」と決めて実行すれば、その間は解放されて、別のことをすることができる。
2016-12-22 07:34:02
茂木健一郎
@kenichiromogi
デスクワークが多い人は、ぱっと時間を区切って、「この間は歩く」「この間は走る」と決めるだけで、生活に多様性を持たせることができる。仕事のあとのオフで、友人とごはんを食べたりお酒を飲んだりするのも、一つのゾーニングである。
2016-12-22 07:35:59
茂木健一郎
@kenichiromogi
ゾーニングが大切なのは、結果として多様性を持つことができることもそうだが、たとえばメールにせよ、SNSせよ、あるいはゲームにせよ、それをして良いゾーンの中では、かえって罪悪感なく思い切りできるということだ。それをしないゾーンの存在が、それをして良いゾーンでの没入を後押しする。
2016-12-22 07:36:58
茂木健一郎
@kenichiromogi
ゾーニングは、必ずしもあらかじめ決めておく必要はない。生活している中で、ぱっと、「よし、ここから3時間はネットなしのゾーンにしよう」などと決めて、その中で多様な活動をする。そのような意識を持つだけで、生活の多様性とうるおいが格段に増すのである。
2016-12-22 07:38:25