茂木健一郎 (@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1978回「フローに必要な負荷は自分で調整する」

脳科学者・茂木健一郎さんの12月24日の連続ツイート。 本日は、感想です。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート1978回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

2016-12-24 07:21:15
茂木健一郎 @kenichiromogi

集中して、時間の経つのも忘れ、行為自体が報酬となる「フロー」を実現するためには、脳に負荷をかける必要がある。繰り返し試みて、次第にスキルが上がっていって、スキルと負荷が高いレベルで一致するのがチクセントミハイの言うフローの状態である。

2016-12-24 07:22:28
茂木健一郎 @kenichiromogi

フローの階段を上がっていくには、負荷が必要なのだが、ここで問題になるのがいかに負荷をかけるかだ。負荷が不十分だと脳が退屈してしますし、負荷が過大だと無力感にとらわれたりストレスを感じたりしてしまう。

2016-12-24 07:23:10
茂木健一郎 @kenichiromogi

目安としては、自分が全力で取り組んで、なんとかクリアできるかできないかくらいのレベルに負荷を置くといい。そのようなレベルの負荷に取り組むことで、フローの状態に自分の脳を導いていくことができるのである。

2016-12-24 07:23:59
茂木健一郎 @kenichiromogi

肝心なのは、自分自身が負荷のレベルを調整するということである。他人からの負荷はストレスに感じやすい。たとえ、他人から負荷を与えられたとしても、それを自分の中で自分自身がかける負荷に変換して実行すると良い。

2016-12-24 07:24:46
茂木健一郎 @kenichiromogi

学校の先生から宿題を出されたり、会社の上司から仕事を与えられた時、その負荷のレベルをコントロールするのが他人だとストレスを感じる。その宿題や仕事を、自分自身の課題に変換してコントロールするようにする。そうすれば、フローに入るために必要な負荷の調整ができる。

2016-12-24 07:25:53
茂木健一郎 @kenichiromogi

逆に言えば、他人に示唆することは良いけれども、負荷のレベルを強制してはいけない。それぞれの人が、自分自身で負荷を調整して、フローの状態で勉強や仕事ができるようにすることが、結果としては良い結果をもたらす。

2016-12-24 07:26:45
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1978回「フローに必要な負荷は自分で調整する」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

2016-12-24 07:27:14