おおやちき先生の作品集を初めて読むまとめ

漫画をちゃんと読んでなかった人間が2016年に突如名作漫画を読むのにはまって、とりあえず前提知識なしに感じた感想を言っていくだけのログ  ただの感想です 「日出処の天子」編【完結】http://togetter.com/li/968413 「ポーの一族」編【完結】http://togetter.com/li/976397 「寄生獣」編【完結】 http://togetter.com/li/981882 続きを読む
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「雪割草」編
※直前までユーリオンアイスに没頭していた
※フィギュアって素晴らしい、、、、

升目 @merongree

全然関係ないけど、おおやちき先生の「雪割草」っていうスケートのペアの少女漫画読んでびっくりしてた

2016-12-24 13:12:21
升目 @merongree

ねたばれするとフィギュアのペアの女の子が、不治の病にかかってることが分かって、競技続けてると命がやばいんだけど、なぜかやる気を失いかけてたっぽいリビングレジェンドのグイドという人の熱し線を受けて、ペアを組むことになって最高の演技して最後倒れる話

2016-12-24 13:13:46
升目 @merongree

何よりこれページの書き込みっていうか、、、、、、、あらゆる背景の絵がすごくて、これ時代は途中の世界選手権が1975年とか書いてあったから70年代っていうことなのかな?もちろん6.0の時代ですし当時のスケートアイドルって誰なんだろうか イメージした人とかいるのかな

2016-12-24 13:14:44
升目 @merongree

40年以上前の漫画(70年代だと思われる)の絵って、一つの楽器が鳴ってるんじゃなくてオーケストラみたいな感じがするんだよね、、、、たまにギャグでふわっと簡単に描くみたいな絵って80年代以降なのかな?たまに山岸先生が眉毛がくるりんてなるやつ書いてるけど あれは新しいのかな

2016-12-24 13:16:02
升目 @merongree

一部の隙もなくて、、それこそ「スケートの刃で氷の上に正確な模様を描く競技」っていう感じで、乱れない美男美女の顔が描かれてるっていう感じだった 敵役も美男美女なんだけど、それもちょっと年代上の美形っていう、追いの兆しも入れつつ美形にしているというね

2016-12-24 13:17:39
升目 @merongree

家のなかの調度品も美しいしああいう素晴らしい家具が整ってる家って70年代の日本の庶民じゃ見られなくてもう風景ごと外国から持ってくるしかなかったのかな、、、、美男美女のお城ごと海外から輸入してました、という感じもする

2016-12-24 13:19:10
升目 @merongree

プリシラはグイドについていくかと思いきや結局マイロンのことが好きだったのか、、、ってのは思うんだけど、これ別に死ぬ前に彼女が変容したというわけじゃなくて、彼女が彼女のまま生き抜くのに最後に必要なのは動揺したりスケートをやめさせようとするBFじゃなくて、大人の神だったっていうことか

2016-12-24 13:20:10
升目 @merongree

グイド一瞬プリシラを襲いかけたけど何でものにしなかったんでしょうね って思うけど、男女になってしまうと(マイロンはレズリーに抱かれてたのかなあとちょっと想像したけど)プリシラが変わったってことになっちゃうもんな プリシラは成長はしたけど変容はしなかった 死によって変えられなかった

2016-12-24 13:21:14
升目 @merongree

という、プリシラが死を前にして変わってしまうとか、慌てふためいて動揺する(してたけど)話じゃなく、競技者としてやり切りたかったことをやるパートナー」として必要なのが、あの若いマイロンじゃなくて熟したグイドだった、それを神様がくれたって感じかなと

2016-12-24 13:22:14
升目 @merongree

雪のなかで咲いてる雪割草をわざわざグイドが見せてくれたっていうのも、「言葉を使わない」人だからなんだろうな。それをプリシラ、先が見えないこともあって必死だったのか、レベルが違うから食いついていくのに必死な部分もあったでしょうけど、ただグイドのやり方に忠実だったからよかったのか

2016-12-24 13:23:42
升目 @merongree

グイド的には「どうして何もおっしゃってくれないの」「どうせあたくしに不満なんでしょう」「だったらそういえばいいじゃない」バタンみたいなの500万回やってただろうし、、プリシラの「あっあなたの目に見とれていました」ってこれ6.0だったと思う

2016-12-24 13:24:31
升目 @merongree

グイドがあまり言葉を使わないでただじーっと見てるのって何でなんだろうね。その辺前のエピとか出てこないんだけど、なんか言葉を使うコミュニケーションから排除されてた過程があったんじゃないかと想像。たとえばだけど姉ばっかりの家庭で弟だけだとか。

2016-12-24 13:25:58
升目 @merongree

全く関係ないけど私ディズニーの「ダンボ」好きなんだけど、まさかのあれ主人公が喋らないんだよね。全部相棒のネズミが喋ってる。「な!きみは大スターだ 」とか「きみのお母さん会いにいくかい?」とか。それでもダンボ、リアクションでしか答えない。最近の吹き替えで台詞とか入れられてたらやだな

2016-12-24 13:27:13
升目 @merongree

なんでかなーと思ったけど、ダンボって子供の時にくしゃみしたら耳がでっかくなっちゃって(いや本当に)それで「この子ゾウの子??」「デカミミ」ってママ友にいじめられて、サーカスでもピエロをやらされてたんだよな。乳児の時点で母ゾウとも引き離されてたから、ゾウ語が分かんないとか?と。

2016-12-24 13:28:54
升目 @merongree

ダンボはゾウ語が分かんないのか不明だけど、母親と再会した時も双方しゃべらなくて、ただオリに入れられてるダンボママが鉄格子の間から鼻を出して、その鼻にダンボがすがって、姿は見えないまま鼻でブランコをしてあげてダンボが泣くの、、さいこうで涙が、、、、、、

2016-12-24 13:30:09
升目 @merongree

まあグイドがダンボと関わりあるかはさておきだけど、この人は「見つめる目」として機能してて、最後もプリシラはそれに感化されてるのか「あたしを見て」って自分の愛する人に心のなかでばらまくようにしゃべってて、「花(眺められるもの)」「見つめる目」の関係がありそうだなと思った

2016-12-24 13:31:09
升目 @merongree

指導してる時もどこが悪いとか言わずに「ただ俺のするとおりにやれ」みたいな感じで、もうすぐ死ぬプリシラが全身あざだらけになるという、、でも「死ぬまですべらせるのが彼の愛なんだと分かった」とプリシラ、それも相手から言われるからじゃなく、眺められていることで理解するんだものね。

2016-12-24 13:32:02
升目 @merongree

だからプリシラがいなくなると、グイド側だと回想でも言葉がないわけよ、、ただプリシラの笑顔を1ページかけて回想して終わり。グイドにとって見つめるものの方が世界で、言葉っていうのは何か、我々がおいそれと使っている道具みたいな位置じゃないんだなと最後まで敷き詰められた設定で思った。

2016-12-24 13:33:05
升目 @merongree

あとそもそも上流社会の家みたいなのが出てくるし、、、昔のリアタイの少女はこんなに少女漫画を通じて「いいものばかり食べていた」なのだろうか?と。私の借りた漫画とか大体もう現代だし、もうちょっとすれっからしの現実を生きてるんだよね。漫画というコンテンツ時代がお嬢様って感じがするわ。

2016-12-24 13:34:11
升目 @merongree

青年が彼女をなだめる時にどんな台詞を使う?といっても「何をそんなにムキになってるの濃いコーヒーを入れてあげるよ 落ち着かなきゃそして僕に話してごらん」とかなのだよ 出てこないよこんな上品で優しい台詞、、、、、、、、、、、

2016-12-24 13:41:42
升目 @merongree

そしてそんな彼氏に向かってするプシリラ(不治の病になった)の内省「たった一瞬のうちにあたしは明日を果てしなく広がる未来としてではなくたった一点の凝結した日に向かって生きなければならなくなったのに マイロンは昨日と変わらずありったけの愛とやさしさであたしをもてあましている!」ああ

2016-12-24 13:44:19
升目 @merongree

普通に考えて70年代のカップルってこんなに上品な言葉遣いでいさかいをしていたの??????ってなるしたぶんうちの地方ではないな(あきらめと微笑

2016-12-24 13:44:48
升目 @merongree

本当どのコマとっても美しいなーーそれもちゃんとこういう美しい物をこのコマに納めるわよって投網をなげててその網がちゃんとコマの内側に入り込んでる感じ 氾濫してこない美 良い意味で

2016-12-24 13:46:14
升目 @merongree

マイセンのカップがとりあえず美しいと思ってるんだけど(みんなマイセンのカップが割れるとわーーマイセンのカップなのにって言うじゃないよ)なんかそういう「これが割れるとみんながウワーっていう陶器のメーカー?」みたいな美 つたわれ、、、、、、(呪詛

2016-12-24 13:47:08