中国では、いまだに「一杯のかけそば」が『日本人の精神的支柱、広く伝わる真実の物語』と教科書にも載ってる(汗)~カスガ氏のツイートから
- gryphonjapan
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『一杯のかけそば』(栗良平による日本の童話)1989年、一大ブームを巻き起こしたが原作者の不祥事でブームは沈静化した。 @retoro_mode pic.twitter.com/sgSjDeycWy
2016-12-06 20:43:17Facebookで突然「一杯のかけそば」(あの「一杯のかけそば」)が「シェア」されてきて、いろんな意味でのけぞった。著作権意識の根本的欠如、物語構造への批判の欠如、薄っぺらい「感動」のしぶとさ、検証なき「実話」好み。ひどいものだ。>facebook.com/photo.php?fbid…
2016-12-25 16:19:42そんな小説もあったなあ、と思ってちょっと検索してみて驚いたんだが、「一杯のかけそば」って中国では今でも有名で、高校の国語の教科書にも採用されてたらしい。>RT
2016-12-25 21:44:48※じっと字を見ると、なんとなくわかるような、わからないような…
内容梗概编辑
http://baike.baidu.com/item/一碗阳春面/68139
这是一个感人至深的故事:大年夜,开在北海道的一家夫妻面馆,正要打烊的时候迎来母子三人,三个人却只要了一碗阳春面老板夫妇没有歧视他们,而是热情地接待了他们,并且对他们非常尊重第二年大年夜,他们又来了从他们的谈话中老板夫妇得知,原来母亲之所以拼命工作节衣缩食,是为攒钱还清丈夫生前欠下的巨额债务此后,每年除夕老板夫妇都会专门留下那张幸福的桌子等待他们到来,但是直到十四年后,这家人才再次来到北海道那位母亲的长子告诉老板,是这碗面在精神上支持他们一直生活下来,后来他们还清债务,并且挺过了人生中最艰难的一段时光。
「『一杯のかけそば』は非常に感動的な作品であり、日本企業内部や政府部門に広まっており、首相や大統領、議員、企業家はもちろん、従業員や一般庶民にもこの物語は愛読されている。」
2016-12-25 21:45:29「『一杯のかけそば』で描かれるのは、日本国民の精神の核にある不屈の精神である。母子三人の努力は当然賞賛に値するが、彼らは孤立しているわけではない。大和民族の団結互助という良き伝統は見落としてはならない。」
2016-12-25 21:45:55「日本は第二次世界大戦の敗戦国ながら、わずか数十年にしてアジア第一位、世界第二位の強国に登り詰めた。この日韓に広く伝えられている真実の物語は、大和民族の素早い再興の精神的支柱のひとつであった。」
2016-12-25 21:46:17いやいやいやいやいや、『一杯のかけそば』って、日本では一年くらい爆発的に流行って、その後はすぐに忘れ去られた、ただの薄っぺらなお涙頂戴小説だから!
2016-12-25 21:46:52褒めるなら、ちゃんと“蕎麦”にして欲しかった(笑 ……中華そばでは…… twitter.com/kasuga391/stat…
2016-12-25 21:48:43ここから小説 「小提琴的力量(ヴァイオリンの力)」
「一杯のかけそば」と一緒に中国の国語教科書に載ってた「小提琴的力量(ヴァイオリンの力)」という小説が面白かったので抄訳してみた。 原文はこちら。 catholic.org.tw/tainan/at/43.h…
2016-12-26 01:48:41作者はオーストラリアの「布裡奇斯」とある(読みは多分Bridgesだと思う)。 原文や原作者の情報は見つからなかった。誰か知ってたら教えてください。
2016-12-26 01:49:11毎日暗くなるまでユリジンス湖畔の公園を散歩して、夕日の中で『アヴェ・マリア』を、あるいは夕もやの中で『タイスの瞑想曲』を奏でるのが、私の日課だった。 バイオリンは私に世俗の悩みを忘れさせ、ある種の田園詩の中に連れて行ってくれた。
2016-12-26 01:49:28ある日の正午、別荘に帰ると、二階の寝室から聴き慣れたアマティのバイオリンの音が聞こえた。 「泥棒だ!」と私は思った。二階にあがると、思ったとおり、ひとりの十二歳くらいの少年が私のバイオリンをいじっていた。
2016-12-26 01:49:50ぼさぼさの髪、痩せこけた体、不自然に膨らんだコート。 ベッドの脇に置いてあった新しい革靴が見当たらなくなっており、彼が泥棒であるのは間違いなかった。
2016-12-26 01:50:06少年が恐怖と絶望の目で私を見たとき、私はふっと青い墓石のことを思い出した。私はやおら笑顔を浮かべ、少年にたずねた。 「やあ、君がラムズドンさんの甥のルーペン君だね? 私は管理人なんだ。ラムズドンさんは今日甥が来ると言っていた。君がそうに違いない」
2016-12-26 01:50:25私の言葉を聞いた少年は一瞬驚いたが、すぐに飲み込んだように肯いた。 「叔父さんは出かけてるんですか? ぼく、また出直すことにします」
2016-12-26 01:50:41少年は困惑したようにバイオリンを取った。 リビングを出る時、壁に掛けられているシドニー大劇場で公演する私の写真を見て、少年は驚いたが、そのまま振り返らずに出て行った。
2016-12-26 01:51:34その晩、帰宅した妻から、愛用のバイオリンを見ず知らずの他人に譲ったことを詰られた私は、昔話をした。 「私は少年だった頃、不良グループの一員だったんだ。ある日の午後、私は家人の留守を見計らい、木によじ登ってアパートの窓から忍び込んだ。
2016-12-26 01:52:01「寝室に忍び込むと、ひとりの少女がベッドに横になっていた。 呆然としている私を見て、少女はびっくりしたが、すぐににっこり笑って言った。 『五階のマクラウドさんにご用ですか? ここは四階ですよ?』
2016-12-26 01:52:22