かつて研究目的に盗掘されたアイヌ遺骨の返還について丹菊氏による解説

北海道アイヌ協会がパブリックコメントを募集している件について、その背景と問題点を解説してくださっています。内容は随時更新します。
kotnei 2688view 1コメント
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  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 00:56:27
    北海道アイヌ協会がアイヌ遺骨に関するパブリックコメントを募集している。パブリックコメント募集実施自体に否定的な見解を持っているのでなければ、意見を言っておくべきではないだろうか。特に研究者であれば。ainu-assn.or.jp/news/details/p…
  • リンク 公益社団法人北海道アイヌ協会 254 公益社団法人 北海道アイヌ協会 公益社団法人北海道アイヌ協会のホームページです
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 01:11:14
    .@itangiku 私はパブリックコメント応募します。内容は自分でも公表します。なお、締め切りは1月18日です。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 01:47:07
    .@itangiku 「パブリックコメント」は「意見を聞いてもらう機会」ではありません。「意見を表明する機会」です。「聞かなかったとは言わせない」というためのものです。募集する側にとっても、応募する側にとっても、アリバイとなるものです。だからこそ私は自分でも公開するつもりです。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 01:50:22
    .@itangiku 「パブリックコメント」は「意見を聞いてもらう機会」ではありません。「意見を表明する機会」です。「聞かなかったとは言わせない」というためのものです。だからこそ、ある程度名前の知れた人間が実名で応募し、自分でも内容を公開する必要があるのです。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 01:57:47
    .@itangiku あなたの周囲の研究者や関係者はいつも「どうせ私の意見は聞いてもらえないのですよ」と弁明しているでしょう。でも「パブリックコメント」は「絶対に読んでもらえる」のです。無名の人々のための機会であると同時に、名前がある人間が態度を決める機会なのです。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 01:58:27
    .@itangiku ここで逃げる人間は、本当に逃げているのです。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 02:08:18
    .@itangiku 多くの人が「アイヌの遺骨は、研究利用するのではなく、地域に返還しお墓に戻してください」とパブリックコメントすれば、それは実現されます。私は皆さんの良心に訴えます。盗掘された遺骨は全てお墓に帰すべきです。ainu-assn.or.jp/news/details/p…

  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 16:35:02
    アイヌ遺骨について北海道アイヌ協会が1月18日までパブリックコメントを募集しています。この問題について胸を痛めている人は多いと思います。ただ、情報が少ないために、どう考えていいのか分からないという方もまた多いでしょう。慌しい年末年始ですが、少しずつ関連ツイートをするつもりです。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 16:39:15
    .@itangiku 北海道大学に1000柱、全国で1600柱に上るアイヌ民族の遺骨が大学・博物館に収蔵されています。多くは盗掘、あるいは形ばかりの許可をとって研究者が掘り出したものです。国も大学も基本的に返還する方針ですが、管理が杜撰で墓地は分かりますが、遺族が特定できません。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 16:46:23
    .@itangiku 遺骨を掘り出した墓地は分かるため、旭川、帯広、釧路などのアイヌコミュニティに少しずつ返還していましたが、白老国立博物館構想と同時に「遺族が特定できないものは返還しない」と主張し始め、公益社団法人北海道アイヌ協会本部とだけ協議して白老への移送を決めてしまった。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 16:53:55
    .@itangiku そこで「掘り出した墓が判ってるんだから墓に返せ」と杵臼、浦幌、紋別のアイヌが訴訟を起こした。今年ニュースになった「浦河のアイヌ遺骨裁判」です。裁判は和解となり、杵臼の遺骨12柱がアイヌコミュニティに返還されました。大学は残りは白老に移送すると主張。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 17:01:16
    .@itangiku 大学は「裁判で訴えられない分のアイヌ遺骨は返還せず、白老に国が建設予定の『慰霊施設』に移管する」と主張。その一方で、考古学者・遺伝子研究者・北海道アイヌ協会本部だけで研究再開のための「ラウンドテーブル」という会議を開いた。これは結果だけが報告されています。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 17:05:31
    .@itangiku 各地のアイヌコミュニティでは、杵臼などの裁判を見て「もしかしたら私たちの先祖の遺骨も返してもらえるのではないか」と微かな希望を持っています。私たちが別の調査で行ったときにもよく質問されます。必ずしも北海道アイヌ協会本部はそういう現地の声を反映していない。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 17:10:13
    .@itangiku 北海道アイヌ協会としても困るのです。国が白老に建設する「アイヌ遺骨の慰霊施設」の土木・建設工事は多くの和人やアイヌが関わるビジネスでもある。表立って反対しにくい。北海道アイヌ協会は各地の地域のアイヌ協会の連合体ですが、国の土木建設事業には反対しにくい。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 17:16:13
    .@itangiku だからパブリックコメントを募集しているのです。これはアイヌ民族からの助けを求める声です。北海道アイヌ協会本部は研究者や土木建設事業に反対しにくいけれど「研究しないで地域のお墓に返還すべきだ」という声が大きければ反対できる。我々の声は決して無駄にはなりません。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 17:20:01
    .@itangiku 「ラウンドテーブル」というのは、そういう文脈の中で出てきたものです。だから、むしろ「こんなものに意見なんぞ出すものか」と怒っている人々は多い。でも、このままではアイヌ遺骨は返還されず研究利用されてしまいます。ainu-assn.or.jp/news/details/p…
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 17:31:57
    .@itangiku 「アイヌ遺骨を遺伝子鑑定すれば遺族が特定できる」と思いがちですが、アイヌ民族側は「個人特定は不要。墓から持ち出したんだから墓に返せ」と主張しています。そもそも決定権は地域のアイヌコミュニティと個人にあるのですから、相談に行きもせず勝手に決めてはいけない。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 17:39:01
    .@itangiku アイヌ民族の伝統的な考え方では、骨そのものを特定して持ち帰ることが重要なのではありません。故人の遺骨が安らかに土に還っていくことが重要なのです。たとえ火葬や納骨堂への保管だとしても観念的には同じです。安らかに還っていくべきものです。いじりまわしてはいけない。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 18:05:05
    研究者がアイヌ民族の墓から盗掘した遺骨の研究利用について、北海道アイヌ協会がパブリックコメントを募集中です。研究利用などせず、墓に返すべきです。それに関連して、アイヌ民族の「墓」の仕組みについても少し書いておきます。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 18:07:17
    .@itangiku 我々が知るうち、最も伝統的なアイヌ民族の墓は、山中で、ある程度散在するように個人ごとに土葬し、遺族は墓参りなどはしない、というものです。故人の供養は家で行います。ただ、墓地の場所は把握しており、木の墓標が朽ち果てるまでそれとなく見守ります。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 18:10:48
    .@itangiku 伝統的な孤立した墓については、民族学者や言語学者の報告により、一般にも比較的知られていると思います。これは近代化と同時に変化します。和人の墓地とは別に「アイヌの墓地」があり、墓石の代わりにアイヌ風の木の墓標が立ち並ぶ、という状態になります。
  • 丹菊逸治 @itangiku 2016-12-25 18:13:22
    .@itangiku 人類学者たちが盗掘した「アイヌの墓」には、この二種類があるのです。山中の伝統的な墓も、近代化と同時に作られるようになった「アイヌの共同墓地の墓」もともに盗掘・墓暴きの対象になります。戦後の大規模発掘は後者です。

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