根拠に基づいた医療・民間医療・研究について思うこと

根拠に基づいた医療・ホメオパシーなどの民間医療・研究について思うこと
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えまのん @emanon58123

国民生活センター調査の唖然がトレンドに入っているのを見てふと思い出した。 先日の講義の先生が面白い経歴だった。 彼女はもともと主婦だったが、息子の身体が弱く何度も家庭医に通い、ついにホメオパシー治療にすがりそして奇跡的に回復したと。 ここまではよくある話だがそこからがすごかった。

2016-12-16 22:23:19
えまのん @emanon58123

@emanon58123 ホメオパシーが息子に効いたと思った彼女は、今度は周り近所に体験談を話し何人かはホメオパシーを受けに行った。彼女はそのうち何人かが回復したかを記録・その検証をはじめた。次第にその方法論に疑問を抱き、そして彼女はとうとう大学院に再入学、研究の道を歩き始める。

2016-12-16 22:23:55
えまのん @emanon58123

@emanon58123 大学院の卒業論文に「線維筋痛症におけるホメオパシーの二重盲検化ランダム化比較試験(RCT)」を選んだ彼女は、しかしその途中に「追加治療(ホメオパシー)がに選ばれていないと知った患者ががっかりして帰っていく」という現象を目の当たりにする。

2016-12-16 22:24:09
えまのん @emanon58123

@emanon58123 結果としては追加治療があった群が優位に慢性疼痛を減少させたが、プラセボ効果の排除ができないなど試験デザインに欠陥があったことに彼女は気がつく。どんな研究デザインにもメリット・デメリットがありRCTでさえその解釈が難しい(これが講義のトピックだった)

2016-12-16 22:25:32
えまのん @emanon58123

@emanon58123 講義の中で、”科学的に証明されている”という言葉がまるで伝家の宝刀のように振りかざされているが、私たちはその証明に対してされ批判的吟味を行わなければならないと。どういう方法で集められたデータなのか、情報処理はどう行われたのか、その解釈は批判的吟味が必要だ

2016-12-16 22:26:50
えまのん @emanon58123

@emanon58123 厚生省の会議録でQOL(生活の質)を費用対効果基準に含めるかどうかと言った議論で「質は科学的でない。個人の主観に基づきすぎるのではないか」という発言があった。私にとってはQOL”科学的な”評価基準だが、”科学的な”という言葉の定義は人によって違うと学んだ

2016-12-16 22:27:57
えまのん @emanon58123

@emanon58123 EBM(根拠に基づく医療)が叫ばれて久しいけれど、それを本当に実行することは可能なのだろうか、という疑問。とある救急で行われた研究では「救急で行われる手技治療のなかで17.9%はRCTによるエビデンスのサポートがなされておらず4.6%がエビデンス不十分」

2016-12-16 22:29:04
えまのん @emanon58123

@emanon58123 あまり驚かない数字だった。上司に言われてその後論文を調べないで行っている手技治療も多い。全てを網羅することなど不可能だ。例えばわたしは補助薬として抑肝散や麦門冬湯をとても重宝している。けれど「世界的に根拠に基づいた医療か」と聞かれればたぶん答えは否定的だ

2016-12-16 22:30:09
えまのん @emanon58123

@emanon58123 髄膜炎に対するJolt accentuationは感度が高い(97.1%)と教えるが、実際には陰性の髄膜炎も遭遇する。こちらのHPが検証をしている。 hospitalist-gim.blogspot.co.uk/2013/01/jolt-a… こんな風に論文を読みたいしその訓練をすべきだと思っている

2016-12-16 22:32:03
えまのん @emanon58123

@emanon58123 英国にきて授業をうけて感銘をうけたのが、批判的吟味を繰り返し行わせることと、そして事あるごとに「better than nothing」というフレーズを聞くことであった。

2016-12-16 22:32:25
えまのん @emanon58123

@emanon58123 現存のものは最良ではないが、その批判的にメリット・デメリットを検証した上で、無いよりはマシだから使っている、ということを忘れない。この姿勢は全てのものに当てはまると思う。

2016-12-16 22:32:39
えまのん @emanon58123

@emanon58123 ホメオパシーの話に戻る。生徒に「ホメオパシーは有効的と思いますか?」と聞かれたときの彼女の答えは「科学的な証明がされたとは言えない。けれど私の息子には効いたわ」というものだった。自分の信じる所を感情のみで人に押し付けない姿勢は非常に好ましいものだった。

2016-12-16 22:33:06
えまのん @emanon58123

@emanon58123 ホメオパシーや昨今話題の水素水については私は否定的であるし、それを過大広告する人たちにうんざりするし、ましてや現代医学を否定してそれだけを行おうとする人たちには憤りを感じる。

2016-12-16 22:34:27
えまのん @emanon58123

@emanon58123 ただ、他人のお金を使わず、他人に押し付けず、否定的吟味をした上で、己には効くと信じるぶんには構わないし、宗教と同じだと思っている。「イワシ頭も信心から」である。もちろん「イワシ頭とペニシリンを同列に扱わない」うえで。

2016-12-16 22:34:40
ときわ @tokiwaju

@emanon58123 ↑の先生の講義受けてみたかったです。あとこちらはサプリメントも流行ってるので、その効果に関する見解とかのレクチャーがあれば聞いてみたいなぁと思います!

2016-12-17 01:32:13
ときわ @tokiwaju

@emanon58123 ちなみに健康食品用の素材開発では、"差別化"が求められるけど、効果が高過ぎるデータがとれると薬事法的なものに引っかかるので。"適度に効果がみられる"データが求められました。この業界界隈の最終手段は"効果には個人差があります"です(´Д`)

2016-12-17 01:28:47
うっち/uis4uchi @uis4uchi

@emanon58123 記録して結果をありのままに受け入れる姿勢がサイエンスですね。EM菌学者に見せてやりたい

2016-12-16 22:27:44

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