ソローニュの人ってどんな人?

2016年12月28日のNHK-FMラジオ「古楽の楽しみ」で放送されたラモーのクラヴサン曲「Les niais de Sologne」和訳タイトル『抜け目のない男』に関するまとめです。
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きっかけとなった @marori_malupi さんのツイート

まろりー @marori_malupi

今朝の古楽の楽しみで、ラモーのLes Niais de Sologneが「抜け目のない男」と訳されてると知って、すごい動揺してる(笑)ずっと「ソローニュのお人好し」って訳で馴染んでて、今までのは誤訳だったの?訳次第で弾き方変わる…!ひええ。

2016-12-28 23:38:16
まろりー @marori_malupi

いや、お人好しと見せかけて、抜け目ない風に弾くのか(混乱中)ソローニュの田舎の人の雰囲気(だと思ってた)が好きになったきっかけだったから、最低でもソローニュの田舎の人の曲でないと好きな理由の大半が成り立たない気もするし、別にタイトル意味変わったからって嫌いにはならないけど、文字数

2016-12-29 00:08:58

話題になったのは、ジャン=フィリップ・ラモー Jean-Philippe Rameau 作曲のクラヴサン曲の題名の日本語訳です。
*クラヴサン clavecin は、チェンバロ Cembalo のフランス語です。

話題の曲が収録されているラモーの楽譜の表紙

【クラヴサン曲集のタイトル】 Pièces de clavessin avec une méthode pour la méchanique des doigts (1724)

話題となった曲の楽譜

【曲のタイトル】 Les niais de Sologne - Premier double des Niais - Deuxième double des Niais

曲のタイトル部分

LES NIAISde Sologne と印刷されていますね!

番組では『クラヴサン曲集~抜け目のない男とそのドゥーブル』と紹介されました。
主題となる曲「Les niais de Sologne」と2つのドゥーブル(変奏曲)で構成されています。

国際楽譜ライブラリープロジェクト(IMSLP=International Music Score Library Project) で当時の楽譜を見ることができます。楽譜の16ページ(PDFファイルの25ページ目)にあります。

IMSLP > ラモーの楽譜

フランス国立図書館(BnF=Bibliothèque nationale de France)でも閲覧できます。16ページ目です。

BnF>ラモーの楽譜


... @t_shirasawa さんのツイート

白沢達生@となりにある古楽✍️冬コミ12/31西け25a @t_shirasawa

「抜け目ない男」は長いこと「ソローニュの痴れ者」って名前でも知られてきたと思う…うっかりさんなのか、それは見かけだけで実は抜け目なかったのか。😆 #古楽の楽しみ

2016-12-28 06:09:08

... ‏@Mimo_Scarlatti さんとの会話

ルッティ @Mimo_Scarlatti

(日本語への訳し方によっては、真逆すぎるよねww twitter.com/marori_malupi/…

2016-12-29 06:05:27
まろりー @marori_malupi

@Mimo_Scarlatti 本当に見事に真逆ですよねwただの可愛いお馬鹿さんだと思って愛でていたのが、本当は腹の中真っ黒なんだぜって言われて、ちょっとショックです(笑)

2016-12-29 14:04:53
ルッティ @Mimo_Scarlatti

@marori_malupi お人好しそうに振舞ってる男が一番怖い…ってやつですかねw

2016-12-29 15:13:36
まろりー @marori_malupi

@Mimo_Scarlatti そんな羊の皮を被った狼だったなんて……┌(┌ξ§^o^ξ§┐ラモォのくせにっ。

2016-12-29 19:09:53

... バジルの葉っぱ @erikobasil さんとの会話

バジルの葉っぱ @erikobasil

@marori_malupi 私が昔みたのはソローニュの愚かものっていう訳だったような気がします。どちらにしろニュアンスだいぶちがいますよね(笑)

2016-12-29 15:34:26
まろりー @marori_malupi

@erikobasil 本当、イメージするキャラクターが根底から変わっちゃうほどですよね。今まで見たのはniaisの訳語が違っても意味は大体同じでしたが、こんなにイメチェンするなんてびっくりです(笑)

2016-12-29 19:14:31

... @kika_therese さんとの会話

キカ@judith @kika_therese

どうしよう自分も確か『朝のバロック(古楽のたのしみの前身)』で抜け目のない男って紹介されてたの聞いた事ある…。 twitter.com/marori_malupi/…

2016-12-30 00:50:21
まろりー @marori_malupi

@kika_therese なんと、結構昔からあった日本語訳なのですか!?先日まで誤訳を疑ったことが無かったので驚いておりました。わー、貴重な証言、ありがとうございます!(*^^*)

2016-12-30 18:14:07
キカ@judith @kika_therese

@marori_malupi もうその曲名だと信じて疑っていなかったのでこちらこそ却って勉強になりました<(_ _*)>ちなみに今日CD屋さんでラモーの曲集を見ていたら「ソローニュの愚か者」という訳もありました。日本語は微妙なニュアンスで意味が違ってくるから怖いですね(*_*)

2016-12-30 23:18:02
まろりー @marori_malupi

@kika_therese 結構、ソローニュの○○って題名になっているの多いと思います。この系統の訳にも揺れがあって、「痴れ者」というのもあるそうです。「お人好し」は一番ソフトな訳でした。でも「抜け目ない」の訳があ、これはあまり相応しくないように思います(^^;

2016-12-31 01:17:31