リプ貰った要素で百合話を即興で作る

洲央@土曜西“は”45a @laurassuoh

即興百合創作が得意なのでオチがない話を作るお #リプ貰った要素で百合話を即興で作る

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ばこさんのスペースで売り子してる時に即興百合創作をやって、その時は「ウィダーインゼリー」でした

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超お嬢様のお姉様と妹が庶民デートに出かけて、ウィダーを食べたいとお姉様が言い、「これの作法は？」と聞くので「10秒で食べきることです！」と無茶ぶりをしたらがんばって10秒で食べようとしたけどできなくて「難しいわね」と困っちゃ話

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私の学校の冬服は真っ黒で、それがあまり好きではなかった。だけど奏先輩と音楽室でピアノを弾いていた時、壁に掛かった18世紀頃の肖像画を見て、先輩が教えてくれた薀蓄がその考えを変えてくれた。「当時の貴族たちはチェンバロという楽器を弾いていたの」 #リプ貰った要素で百合話を即興で作る

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奏先輩は白鍵に指を滑らせる。「白い肌が美しさの基準だったから、この時代のチェンバロは数が多い方の鍵を黒にして指を目立たせていたの。ピアノとは反対ね」窓の外には白い雪が舞っていた。「確かに黒い制服は好みが分かれるわ。だけど真っ白い世界で点々と黒い私たちって綺麗だと思うの……本当に」

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あまり素行の良くない私が、この賢くて美しい先輩にどうして気に入られているのだろう。「あんまり白いと無菌室みたいでしょ。だから私は少し、あなたみたいな黒い毒がほしいのよ」なんて、先輩の方がよっぽど黒い笑顔……それは、レントゲンの肺の辺りに写り込んだ小さな影のように、私を支配した。

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社会人になっても何も変わらないって思ってた。高校で出会ったあの子は2つ下の後輩で、私を追って同じ大学を選んだ。大学3年生になったあの子は本格的に始まったゼミで、「やりたいことを見つけた！」って私にラインを送ってきた。 #リプ貰った要素で百合話を即興で作る

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社会人1年目で疲れていた私は「おめでと」って適当に返信して寝た。あの子はそれからも週に3回くらい長文を送ってよこした。初めのうちは私も読んでいたんだけど、やがてそれが辛くなった。あの子はあんなに輝いている。それに比べて私はどうだ。大学でやりたいことなんてなくて、今もそのまま。

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だから私はあの子の輝きを見ているのがつらくて、自分が情けなくて、ある日の長文に「もう送ってこなくていいよ」って返してしまった。既読がついた瞬間、何を言われるのかが怖くてすぐにあの子をブロックした。電話も着信拒否してベッドの中へ逃げ込んだ。私はこれであの子から嫌われたに違いなかった

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これでいいのだと思った。私なんていう人間に憧れなければあの子の人生はもっとよくなるんだって信じていたし、きっとそれは事実だったから。翌日から、私の足は軽くなった。仕事もつらくなくなった。輝きを知らなければ、単純な人間は暗闇を普通だって思えるんだ。最初の休日に、あの子との思い出が

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詰まった品を全部捨ててしまおうと思った。大きなゴミ袋を買って、部屋にある品を一つ一つ手に取る。これはあの子と一緒に買った物、こっちはあの子にもらったやつ、この大きいのはあの子が……そうして、私の部屋には何も無くなった。家具でさえ、あの子の思い出に溢れていた。

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空っぽになった部屋と沢山のゴミ袋の中心に蹲る。身体が軽くなったなんて嘘。仕事がつらくなくなったのだって嘘。目を逸らそうとしても逸らせない現実があって、私はそれを無視し続けただけだった。だから痛みしか感じなくなってしまった。もう輝きは消えた。 その時、チャイムが鳴った。 「先輩！」

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満月の夜に、私の彼女は変身する。 人狼という種族がいる。満月の夜に月を見ると理性をなくした狼人間に変身してしまう種族だ。私の彼女、アースラは絶滅危惧種の人狼だった。 「ユミエ……私もぅ、ダメかも……」 アースラの頭部に狼の耳が生えてくる。 #リプ貰った要素で百合話を即興で作る

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地面に押し倒された私を押さえるアースラの力は信じられないほど強く、身動き一つとることができない。「はぁ……食べたぃ……ユミエェ」アースラのお尻、布を破って尻尾が生える。動向が開いて縦に切れ目が入った。白い犬歯が異様に伸びて、燃える舌も額を舐められるほど長くなる。

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荒い獣の息遣いが漏れてくる。理性をなくしたアースラが鋼鉄さえ噛み砕く口を開いて私の首筋を食む。 「アースラ？」 人狼の彼女と上手く付き合う方法はたった一つだ。 「ユミエェェエエェ！！！！」 満月の夜だけネコになる。それ以外の日はとびきりに可愛がる。たったそれだけのこと。

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お正月といったら炬燵にみかん。その光景はとことん平和、なのだけど……。 「ちょっと沙耶！」 「へへ～！　食らえ香奈姉っ！　みかん光線！」 「はぁ……」 我が妹たちは平和なんて言葉、雑煮にして食べちまったようだ。 「杏子姉助けて～！」 #リプ貰った要素で百合話を即興で作る

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沙耶のみかん光線に号泣した香奈がこたつの反対側から私の側に逃げ込んでくる。 「あぁ！　ずるい香奈姉！　私も杏子姉さんと一緒に入る～！」 沙耶も、何を思ったか私の側へやってくる。 「あんたたちねぇ……」 狭いし、暑い。いつまで経っても子どもなんだから。

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「杏子姉とくっつくの久しぶりだね」 「ぎゅ～！」 「……」 まあ、たまにはこういうのもいいか……。 「みかん食べる？　今なら杏子姉さんのあ～ん付きだぞ」 一つのみかんを三姉妹でくっついて食べる。やっぱり、炬燵にみかんは平和な光景だ。 「私が先！」 「私！」 「……平和、よね？」

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階段の踊り場って場所は何かと便利なたまり場になる。中でも学園の北校舎三階にある屋上への踊り場は知る人ぞ知る秘密の場所だ。学園の屋上は立ち入り禁止で鍵がかかっているのと、北校舎三階は授業専用教室しかないことから、ここには放課後や朝は誰もいない。 #リプ貰った要素で百合話を即興で作る

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いくつかのカップルがここを使う日はなんとなく決められていて、たとえば私たちは月曜日と金曜日の放課後にここを使う。私と明美はクラスが違うから先に授業を終えた方がここで相手を待つことになる。足音が相手を聞き分けるコツ。明美はお嬢様らしく一定のリズムで長い階段を上ってくる。

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一方の私はスカートが翻るのも気にせず、先生に「ごめんなさい！」なんて謝りながら一段飛ばしで三階まで駆け上がる。三階からは踊り場の半分しか見えなくて、明美はいつも見える場所で待っていてくれる。私はいつも見えない場所で待っている。「来ていないのかと思ったわ」と、いつも明美は私に言う。

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学園での私の評判はあまりよくない。一方、明美は超が付く優等生だ。だから教師たちだけじゃなく、生徒の中にも私たちの敵は多い。だけど私は全く気にしていない。明美が「あなたと一緒にいたいの」と言ってくれた日から、他の誰が何を言おうと私は明美のものだった。例え世界ぜんぶが敵になっても。

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ルーズソックスが最近再び流行しているらしい。私の彼女も穿いているから「何がいいの？」って聞いてみた。そしたら、私にいきなりキスしてきて、「短いと脱がなきゃだし、長いとお堅いけど、これならそのままできるじゃん」って。確かにそうだけど、そうかな？ #リプ貰った要素で百合話を即興で作る

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彼女の言ってることはほとんど冗談だけど、ブーツソックスから来てる和製英語が「ルーズソックス」で、そのルーズって意味を考えれば彼女みたいな人種が穿いているのが一番正しいのかなって思わなくもない。それに、ローファーにルーズソックスって確かに可愛いもんね。うん。やっぱりルーズだ、思考も

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高校の時の同級生と久しぶりに会うことになった。それ自体はいい。私たちは親友だったし、積もる話もあるだろう。問題は彼女と私の今の関係。高校3年生の冬、違う大学へ行くことが決定していた私たちは雪に覆われた道を二人で歩いていた。 #リプ貰った要素で百合話を即興で作る