茂木健一郎 (@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1990回「セレンディピティにおける感情のタグ付けとマインドフルネス」
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セレンディピティを起こす上で大切なのは、今の価値の体系の中では大きな意味があるとはみなされていないが、「ドット」と「ドット」を結ぶことでイノベーションや創造につながる小さなものたちに、平等な目を向けることである。そのためには心が動いているという感情のタグ付けが必要である。
2017-01-06 07:13:03自分の感情の動きをとらえる上で必要なのは、感情といっても微妙なニュアンスがあるということをメタ認知することである。感情はスペクトラムとして存在するのであり、喜怒哀楽といった主要とみなされている感情のみが存在するのではない。
2017-01-06 07:14:15セレンディピティにおける感情のタグ付けを精緻化するためには、そもそも感情が色のようなたくさんのニュアンスから出来ていることを知らなければならない。自分の感情を単純に割り切ってしまうと、セレンディピティに必要な細かな把握ができなくなってしまう。
2017-01-06 07:15:22心の中に実際に存在する感情のパレットに気づくための大切なトレーニングの一つは芸術に接することである。すぐれた作品は、必ず際立った感情のニュアンスを持っている。一つひとつの作品が違う。芸術体験を重ねることで、感情に対する気づきを培うことができる。
2017-01-06 07:16:22感情のニュアンスを把握できるようになったら、関連して重要なのはマインドフルネスである。自分が実際に感じていることを、それを価値や行為の選択で決めつけてしまうのではなく、ただ眺めるようにメタ認知することで、セレンディピティに必要な小さなものへの気づきを促すことができる。
2017-01-06 07:17:54マインドフルネスは、セレンディピティを起こしやすい人にとって必要な心の持ちようであり、特に感情のタグ付けにおいては、自分がオーバーフローの中で感じている小さなものまで目を向けるための一つの条件となる。
2017-01-06 07:18:56以上、連続ツイート1990回「セレンディピティにおける感情のタグ付けとマインドフルネス」をテーマに6つのツイートをお届けしました。
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